「手順が 12種類しかないので、セットアップと合わせて、さらに短縮した形も作れそうです。n t anti Niklas を "のて6"とか。文字組(レターペア)と併せて覚えることも、そんなに無茶じゃないのでは?」
などと書きましたが、実際に
J式 辺手順・
隅手順を語呂合わせでA4 一枚にまとめてみました。
まず隅手順から。
続いて辺手順です。
隅手順 378手、辺手順 440手を、それぞれ A4 一枚に収めたのは世界でも例がないでしょう。画像ファイルは提示用なので下が切れてしまっていて、そのぶん右に位置と文字の対応も示せています。Excel から最初の 1ページだけ印刷しても問題ありませんが、pdf ファイルも用意しました。
私の謎のレターペアも、世間の人々には使いにくいでしょう。Excel の立方体展開図にある文字を変更すれば、表のレターペアも自動的に変換されます。
セットアップの文字は以下のように語呂合わせしました。
t (U) → た,t- (U') → て,t2 (U2) → と
e (R) → あ,e- (R') → い,e2 (R2) → お / n (B) → な,n- (B')→ ね,n2 (B2) → の
w (L) → わ,w- (L') → ゆ,w2 (L2) → よ / s (F) → さ,s- (F') → せ,s2 (F2) → そ
b (D) → ば,b- (D') → び,b2 (D2) → ぼ
x → く,z- (z' 持ち替え)→ ぜ
これらも Excel シート上で簡単に変更できます。
正時計廻しをア段,反時計廻しをイ段かエ段,180°廻しをオ段、J式回転記号の文字の読み方(重複する場合は二文字目)の行を用いる、と統一しましたが、w (west に由来)はワ行はウィ・ウォを用いると識別に支障を来すので、ゆ・よ を用いています。”よ”はともかく、”ゆ”は他と混じりそうで嫌でしたが、已むを得ません。
辺移動手順は基本が正反それぞれ 4手順づつなので、1〜4 を正時計廻し、5〜8 を反時計廻しとし、同じ初手について 4で割った余りが同じになるように並べました。中層三角手順は廻す面のラテン文字で表記し、M' が先の手順は 反時計廻しの counter clockwise の c を添えることにしました。
隅移動手順は正反それぞれ 6手順づつなので、最初は 1〜6 を正時計廻し、7, 8, 9, A, B, C を反時計廻し(発想は十六進数の一文字表記です)で考えましたが、A〜F とすべてラテン文字表記にするように統一しました。
例として、URF バッファーでの BDR BLD (この表ではレターペアは”のち”)は J式略号では「のた2」となり、[n2 t : Niklas]、つまり n2 t (e- t w t- e t w- t-) t- n2 (WCA表記で B2 U (R' U L U' R U L' U') U' B2)を廻せばいいことになります。記憶力に秀でた人なら、レターペア 818種類それぞれに対する短い文字数の語呂合わせを併せて覚えることも、そんなに大変なことではないでしょう。…私にとっては簡単ではありませんが。
まぁ、普通の方は
BLDライフ の 3-style リンク集 にある、様々な素晴らしい記事を参考にされる方が、一般的な知識と技術が身について良いのでは、と思いますが、もしこんな変わったやり方にも興味を持っていただけるようなことがあれば嬉しいです。
もちろんこれらの手順を私はまだ全然覚えられていませんが、時間を見つけて試してみたいと思っています。
posted by じゅうべい at 13:26|
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