2022年11月25日

音楽とキューブの融合

驚異的なアイデアを見ました。


常人にできる発想ではありませんね。音楽とキューブパズル解法が融合した瞬間と言えるでしょう。奇数音目を四分音符、偶数音目を八分音符にすれば、ワルツのリズムに乗って、さらに偶奇判定がしやすく解いていけるかもしれません。キューバーには音楽の造詣が深い方も多いですし(ピアノとかアカペラとか)、ぜひ試してみていただきたいと思います。

弱点は…音楽を頭で鳴らすより、文字を思い出す方が速いことですね。速さを追求するには向かない手法かもしれません。

目隠し競技と言えば、梅子さん、目隠しでの 1分切り、おめでとうございます。でも、それよりも早くもトリコンのスクエア1で 42.509 を出されたことに驚愕しました。始めてそんなに経っていないはずなのに、才能がある方は本当に違いますね。まぁ、指廻りの速い方なのでしょう。大久野島なのでしょうね、ウサギにキューブを差し出している動画も微笑ましかったです。どうぞお幸せに。

そうそう、ピラミンクスのホールドを望月シンジさんが紹介してくださっていました。…すみません、持ってみたけどよく分からなかったです。人差し指がフリーになって上と奥が廻せれば良いのでしょうか?両手で持ちますよね?U・B を右手人差し指、U'・B'を左手人差し指で廻せば良いのでしょうか?V→L4E でない、世間の多くの人の解法は面廻しがあって理解できないので、貴重な L4Er(えるふぉいやー?)の指導をぜひ承りたいのですが…。京都オフ会、次回はぜひ伺いたいと思います。でもそれだけの達人に「ピラミンクスのVに手数がかかってしまい、効率のよい作り方が読めません。」なんて言われても、みんな困ってしまいますよね。

そろそろアドカレの準備をしないといけないのですが…。時間がなかなか取れませんが頑張ります。11/25(金)現在、まだ 4枠空いています。多くの素晴らしい記事を楽しみにしています。

posted by じゅうべい at 11:40| Comment(0) | 目隠し競技

2022年07月04日

藤木直人さん、すごかったですね


ルービックキューブというと「昭和で流行ったレトロなおもちゃでしょ?」などと言われ、ドラマの登場人物の幼少期のシーンの背景に置かれていたりして、いまどきとかいまさらとか言う人も多いことを感じますが、ここまでメジャーなテレビ番組でここまでメジャーな方が楽しんでくださっているのがお茶の間で放映されたら、少なくともその界隈の人々はブームの手応えを感じて嬉しく感じられていることでしょう。

番組が、いえ藤木直人さんが、でしょうけど、きちんと日本チャンピオンの まっさん さん を呼んで解説の時間も用意したのも素晴らしかったですね。学術系の紹介番組においても、准教授や助教といった、若手で、現場でバリバリと結果を出している最中の人を呼んでいることが増えていて良いことだと思います。以前なら、貫禄だけあって現場を離れて久しい教授とか年配者ばかりが持ち上げられて、現状とやや乖離(かいり)した話が偉そうになされることも多々あって、食傷していたものでした。いえ、現場で頑張っている年配者も充分におられて、その現場の感覚と経験に基づいた話が腰の低い感じでなされるのなら、それは悪いものではありません。年配者だからといって貶め、若者だからといって持ち上げるのもよくはありませんね。でも、以前は年功序列を感じることが多かったのも事実です。

秋になったら私も目隠し競技にまた挑戦してみようと思います。…やるやる詐欺になりそうなのが恐ろしいですね。

それとは無関係な話題ですが、小二の娘が『名探偵コナン』を気に入って、毎週ビデオレンタルしているので、タイピングソフトを購入してやらせてみました。ネット接続による認証が面倒で、わざわざ 2009年発売の Windows 7版を購入、さらに XP互換モードで動かしていますが、快適です。憧れの登場人物たちが、テレビそのままの雰囲気の台詞を語ってくれて盛り上がりまくりです。あんな地味な練習を娘が続けるとは思いませんでした。

そこで思ったのですが、タッチタイピング(かつてはブラインドタッチとも)って左手がメインですね。ASDERTFGH などという、重要なキーが全て左手に配置されています。現在主要なキー配列、QWERTY 配列歴史的経緯から仕方がありませんが、おかげで LK; などを打つときには「利き手の逆の…いや右手が利き手か」などとまごついてしまうくらいです。

ホームポジションからのタッチタイピングの習得はスピードキューブの上達にも有益かもしれません。もし、それでスピードキューブのタイムが速くならなくても、社会人生活の上では悪くないですよ。お勧めします。

さらに無関係ですが、今週レンタルして娘と視ている『名探偵コナン 水平線上の陰謀』ではビリヤードをやっているシーンがありました。最近はやっている人はすっかり見かけなくなりましたが、私が大学生の頃はそこそこ台もあり、同期との飲み会の二次会でビリヤードをすることもちょくちょくありました。

台と球の位置関係で右手で突きにくいときに、台に腰掛けたり背中越しで突く人もいたのですが、私は左手に持ち替えて突いていました。ちょっと練習すればすぐにできるようになります。お勧めですよ。まぁ、さすがに、スピードキューブの上達のためにビリヤードを左手で突く練習をする方はもはやおられないと思いますが…。

右手にペンを持つのでテンキーは左手で、とか、マウス操作は左手で、という方は意外とおられるようです。私もデスクトップマシンの配置の都合から、もう五年以上、職場のマウス操作は左手です。慣れると悪くないですよ。左手を使うことに慣れてくると、生活でいろいろ便利なことも出てきます、という気もしないでもありません。気が向いたらぜひやってみましょう。

posted by じゅうべい at 13:38| Comment(0) | 目隠し競技

2022年01月19日

3BLD の 3Styleレタリング Excelシート

共通テストの数学IAの第4問、答の桁数がすごかったですね。セソタチツやナニヌネノ、最近目一杯増えてきた BLDer(目隠し競技者)がつぶやく暗号のようですね。

ちなみにセソタチツは (5^8-1)÷32 = (5^4+1)(5^4–1)÷32 = 624x626÷32 = (624÷16)x(626÷2) = (312÷8)x313 =313x39 = 313x(40–1) = 12520–313 = 12207、強者なら暗算で解きそうな計算でした。もちろん私は筆算でも途中で間違えてやり直しましたが。

解説動画の先生も投げ出したナニヌネノの計算、(11^5x19–1)÷32 も 11x19 = 209 は受験生には常識でしょうから(十等一和)、途中で出てきた 11^4 = 14641 を使うと (14641x209–1)÷32 = 3059968÷32 = 95624 はそんなにたいした計算量ではありません。3BLD 15個とか 5x5x5 BLD とか Master FTO BLD とかの方が桁違いに飛んでもないですね。それより「どうやったら計算できるのか」がまるで思いつかず、解説動画に頼らざるを得なかったことが残念でした。いや、共通テスト、もうちょっと簡単でもいいと思いますよ。

という趣味丸出しのネタ振りはさておき。

せっかく望月シンジさんに私の鬼滅キューブを取り上げていただいたりもしたので、私も目隠しで 3x3x3 を解けるよう努力はしてみようと思うようになりました。

私の手元にある目隠し競技についての最古の資料は 2013年ダウンロード、既にそのサイトは消滅していました。以前からやる気だけはあったのですが、私が信奉している島内剛一先生の S式は基本が 3点交換、辺 2点・隅 2点を同時に交換する Y-perm(T-perm や J-perm なども)とは相性が悪く、「目隠し競技のために S式(および派生した J式)を捨てるのは嫌だ」と、資料に目は通しても取り組まないでいることが続きました。

ところが、早稲田大学の WRCCを始めとして、3点交換の 3-cycle (今の呼び方は 3style?)が普及してきました。「これなら J式とも相性がいいかも」と思いつつ、傀儡魔方1号に凝ったり、八面体に嵌まったりして手が出せないでいたところでした。

3-cycle にしても、バッファー(交換の基本となる場所)が下段にあるのは違和感から手を出しにくく感じていました。それがなんと最近 URF/UF バッファーが一般化してきたではありませんか。「それならそれでやってみたいな」と思うようになりました。

ただ残念ながら、絶妙のタイミングで紹介された、北村暁さんの RERUメソッド(初級者向けUFバッファ簡易3-cycle解法)はさっそく読んでみたのですが…、すみません、全く理解できませんでした。頭の悪さは相変わらずですね。

コーナー 378手順にエッジ 440手順、膨大ですね。わずか 14の スクエア1の追加手順 を習得するのに半年も掛かった人間が計818手順など覚えられるわけもありません。ですが、手順一覧を見ながらレターペアに従って廻してみて「おおっ、揃った!」と思うのは構わないでしょう。

ところ、意外にも URF/UF バッファーの手順が分かりやすく一覧になっているものを見つけることができませんでした。いえ、手順一覧の Excel シートはいろいろ見かけたのですが、私にはどうも見にくくって。すみません。

どうせ私は他の人のレタリングに従うことなどできるはずもないので、WRCC が用意してくれた Excel シートのようなものを期待して探したのですが、見つかりません。なければ作ればいいですね。ということを気軽にやってみようと思うくらい、WRCC の Excel シートは秀逸でした。ありがとうございます。

ということで、作ったものがこちらです。まずは Corner URF buffer、

続いて Edge UF buffer、

レタリングは望月シンジさんの教本及びラノベにあったものを参考に勝手にアレンジしてみたもので、世間の人々の趣味には合わないと思うので、好きにアレンジしてみていただければと思います。

ちなみに、手順は BLDライフ からコピーさせていただきました。Ctrl+A→Ctrl+C で丸ごと引っこ抜いて Excel で重複を削ったので、理論上は間違いないはずですが、私のコピーミスがあったらすみません。

手順は Graham のものを基本とし、Max の手順がそれと異なっていた場合に右列に添えました。廻しやすいかどうかよりも、とにかく揃っていることを優先しました。その中でまだ 10手順くらいしか廻していないので、良いも悪いも、世間で普及しているかどうかも分かりません。

さっそく、望月シンジさんのラノベ、ラノベで覚えよう。目隠しキューブ。「恋するイヤーマフ」サンプルソルブの一つ目を試してみて、揃えられることを確認しました。

続いて、Edge のみのスクランブルをつい先日_kitsさんが載せててくださったので、そちらも試してみました。

sc: R' L U L U2 B2 U2 R' B' U2 D2 F R2 D2 B2 U2 B'

私のレタリングでは、ます(BU DR)さて(UR FL)せき(FR LB)らし(DB BR)となり(鱒去って石器ラッシー?)となりました。

ます BU DR: [R': [U' R' U, M]]
さて UR FL: [U', R E2 R']
せき FR LB: [R: [U', R E' R']]
らし DB BR: [U D L: [E, L2]]

すみません、記号などは北村暁さんの RERUメソッドなどをご覧ください。

ともあれ、無事に揃えることができることを確認しました。一安心ですね。

ちなみに、文字セットがひらがなである必要はありませんね。Cube Voyageハングル記憶法 があったのですが、すみません、ぜんぜん理解できなかったので諦め、単に私のレタリングをウィキペディアの日本語のハングル表記に従ってハングルにしてみました。


"ますさてせきらし"が"마스사도소기라시"となりましたが、残念ながら韓国語として意味を成す文字列ではないようです。

せっかくなのでタイ文字も試してみました。


こちらは”ซสงนบตอด”となりますが、Google先生によると なんと ”落ち着け”と翻訳されました。自戒します。

posted by じゅうべい at 13:13| Comment(0) | 目隠し競技