2026年09月09日

日本語って実はすごい

いかのおすし さん が「言語による目隠しルービックキューブの差異について」という記事を書いてくださっていて、とても興味深かったです。

目隠し競技のハングルでの記憶法については Cube Voyage に「ハングル記憶法」という記事がありましたね。組み合わせで文字も言葉も作れるので、慣れている方には日本語よりも効果的かもしれません。

私もかつてハングル及びタイ文字のレタリングシートを作ったことがありましたが、まずは日本語のレターペアで目隠しで揃えられるようにならないといけませんね。

タイ語でのキューブサイトとしては Thai Rubik がいろいろ充実していて、久しぶりにいろいろとタイ文字を読んで楽しかったです。ただ、その方が動画で 12回にも分けて目隠し解法 (←初回、#12 はこちら)を解説してくださっていましたが、残念ながらタイ文字でのレターペアは紹介されていませんでした。私は、頑張ればタイ文字が辛うじて読めるレベルなので、動画解説についてはとても聴いて理解することはできませんでしたが、どうも数字で覚えているようでした。

ギリシャ文字とデーヴァナーガリー(ヒンディー語)も探してみましたが、パッとしたのは見つけられませんでした。目隠し競技だけでなく、キューブパズル一般、さらにはあらゆることがらにおいて、英語での情報が圧倒的なので、どうしても自国言語の特別な文字で、ではなく、英語とラテン文字で対応してしまうことが一般的になってしまうようですね。

キューブ関連ではスペイン語とベトナム語の動画も多いと思いますが、どちらもラテン文字がベースなので、あまり変わった対応は見られないのでは、と思いました。

そういう点で、大学教育まで自国言語で専門用語まで用いて教育できる日本の環境って、世界的に素晴らしいもののようです。

映画も音楽も、英語圏文化の輸入ではなく、自国のものを自国の言語で楽しめるのって、本当に素晴らしいし、恵まれている状況だと改めて感じました。

辛うじて、アラビア語についてアラビア文字でのレターペアで解説している動画を見つけました。アラビア文字も、私は多少読める程度で(本は買いましたが、言語としての習得はまだまだです)まるで内容は理解できませんが、面白そうではありましたね。

同じアラビア語でも、2x2x2+Maple Leaves
MapleL222.JPG MapleL222_te.JPG MapleL222_c.JPG

の解法でお世話になっているこちらのサイトの方(喋りがだいぶ”いかにも”という感じです)とは雰囲気が違っていて、その違いが面白かったです。

身近に異国の方がいたら、ぜひいろいろと聞いてみたいものですね。それも素敵な海外交流になりそうですね。

posted by じゅうべい at 11:56| Comment(0) | 目隠し競技

2026年09月04日

これが世界のトッププレイヤー

Sora さん、Some of Rank 世界 24位、おめでとうございます。いえブログ記事としては「3BLDを"ちゃんと"やってみた (3style)」で、そちらの内容が主ではあるのですが、


というオーストラリアの方で、まんべんなくどの種目も強い(「全種目er として」という記事も書かれていましたね)のが素晴らしいです。FTO もノーチラスで解かれているそうですね。

で、その Sora さんは 3x3x3 目隠しは以前からやっていたものの、3-style 合計 818手順を 11日間で覚えてしまったとか。世界のトップキューバーは何をやらせても本当にすごいですね。

手順を覚えてからのタイムの上昇具合もすごいですね。それだけ努力なさったことも記事に書かれていますが。

その成果が 8/22・23 にオーストラリアのアデレードで行われた Klemzig Kubing Decathlon 2026、

本当に素晴らしいですね。おめでとうございます。

すごい人は本当にすごいんだなぁ、と改めて思います。私は”すごくないこと”においては人後に落ちないので、「すごいな〜」と思うことしかできませんね。

一方、Rize さんの「3BLD記憶のおはなし」は(この方も”僕は3BLDの記憶が9〜10秒くらい” とかなり速い方ですが)

「分析スピードを上げるコツ
 [1]音記憶は流れるように。/[2]偶数文字で区切る/[3]記憶の使い分け
 [4]ループの開始位置/[5]分析速度を手加減せずに/[6]キューブの動きを少なくする」

「レターペアについて
 [2]「状況」とかでもいい
 「しえ」→シェーってやってるひと」

「うれすむりいえい→嬉しい住む利 イエイ」

などなど、参考になるだけでなく、読んでいて楽しくなるような内容が丁寧に実例を示して紹介されていました。読んでいるだけで目隠し競技を始めたくなってしまいますね。

「3BLDの記憶は記憶力勝負ではなく、記憶の技術をいかに磨くかです。」

分かるような、分からないような。

競技かるたも記憶力がものをいう競技で、”送り札は相手の記憶の負担を増やすために”、工夫したりします。

”あさぼらけ・あ”が出た後は”あさぼらけ・う”と”あさじ”の二枚が三字で取れるようになり、それらがどこに配置されているか、自陣で左右に分けて置いておいたのなら、左→右で両方払ってしまうか、機会をみて相手に送ってしまうか、いろいろ戦略が考えられます。

最初の暗記時間 15分で、敵陣・自陣 25枚づつ、計 50枚をどう覚えるか、さらにはどう取っていくかの戦略まで立てていきます。

…それなのに、「あんまり覚えてないんだけど、聞こえたから取れちゃった」という人もいたりして困ります。ここが対人競技と、自分との戦いの計測競技との差でもある気がしています。

それでも、どちらのせよ、楽しんで工夫している人ほど上達が早いのは間違いないでしょう。818手順を覚えるのが苦行の人と、自分なりの手順を工夫したり調べたりしている人とでは、頭への入り方が違うことでしょうね。

面転八面体(Face-Turning Octahedron, FTO)
QiYiFTO_BVnew.JPG
で言えば、最近

s- n- b- i- b n s i- n i n b- i s i- b (←EIF, 60°ずらした CIF なら L' R' D' B' D R L B' R B R D' B L B' D)

などという手順を開発しました。Bencisco の方にも ノーチラス の方にも全く無意味なこの長手順ですが、自力で発見しただけに何か楽しかったですね。

そんなことをしているから相も変わらず遅いのでしょうけど、どのみち私はそんなに速くは廻せませんし、それなら楽しむことを優先したいと思っています。

posted by じゅうべい at 13:50| Comment(0) | 目隠し競技

2026年03月09日

1時間も続く記憶力がすごい

北村 暁さん の MBLD 8個成功の YouTube 動画 とその Short動画、素晴らしいですね。8個挑戦で 8個全て成功、53分31秒、記憶がそんなにも保つことが素晴らしく、羨ましいです。

私は記憶することは好きですが、どんどん忘れていってしまい、何度も何度も繰り返し覚え返さないと定着しません。繰り返すために語呂合わせを作ります。呪文として唱えられて、それを繰り返すことができれば、わりと長期間覚え続けていられますね。『英単語連想記憶術』の英単語は受験期に覚えたものが、例えば
agony : 顎に苦痛のアッパーカット、
など、今も残っています。

昨日も娘とかるた会に参加してきましたが、札送りで移動された札を、移動前の位置に手を伸ばしてお手つきすることを繰り返してしまいました。一試合だいたい一時間くらい、北村 暁さん の MBLD 8個の時間に相当しますが、いろいろ全然覚えていられません。た札の”かちごまきれ”のうち、「あれ?たご は読まれたっけ?読まれてない気がするけど、自信がない」なんてなっていたりしました。まだまだ修行が足りません。

クロックも、いかのおすし さん の記事「7-simul(easyバージョン)のすすめ」を読んで”絶対無理”と思ったのが”数字を 5つ算出してそれを覚えておく”ことでした。鉄Cuberさん・ぺんすけさん法は覚えておく数字が 2つでまだどうにかなっていますが、これすらちょくちょく +/– を間違えて DNF(Did Not Finish, タイマー停止時に未完成)になったりしています。

いかのおすし さん の記事といえば「ルービックキューブのスクランブルはどうやって生成されるのか」、乱数生成についてなども含めて、勉強になりました。

ポケモンの「乱数調整」という技については知りませんでしたが、私が当時プログラミングで用いていた乱数生成函数は起動時の日付及び時刻を、秒か 100分の1秒の単位まで利用して乱数を生成していたので、起動タイミングなどで調整できるものとは思っていませんでした。

スクランブル生成の肝は
・ランダムステート生成: 乱数を使って、4325京通りの中からキューブ状態を均等に選ぶ
・ソルバー: Kociembaアルゴリズムでその状態を解く手順を求める
・スクランブル出力: 解法の逆手順がスクランブルになる

だと思うのですが、”コチエンバのアルゴリズム” が理解できませんでした。いえ、その Speedsolving.com Wiki の記事を丁寧に読むべきと思うのですが、パッと見ではついていけませんでした。時間があるときにじっくりと読んでみたいと思います、っていつものあれですね。

ちなみに数字を人物で覚えることについて、望月シンジ さん が
「めぞん一刻わすれてる。数字がつく登場人物の名前、数字0〜9まで言えるよっ
 6を知ってる人は少ない」

と仰っていましたが、むしろ 7, 8, 9 を覚えてなく、ウィキペディアで調べて「えっ、あの人の苗字、そんなだっけ?」と驚きました。

まぁ、

1 王貞治 2 広岡達朗 3 長嶋茂雄 4 黒沢俊夫 5 黒江透修 6 土井正三 7 柴田勲 8 高田繁 9 吉田孝司 10 張本勲

などと並べて見せたら「いつの人?」と思われそうですね。2004年に就職したとき、ある昼食で野球ネタが話題となり、
「スタルヒンは 303勝、通算完封 83 は金田正一より上なんですよ」

と話して、上司に
「君は戦前の生まれかね?」

と言われたこともあるので、その辺の謎知識についてはどうぞご容赦を。

posted by じゅうべい at 11:24| Comment(0) | 目隠し競技