昨日は東京都大田区で大会があったのですね。6x6x6, メガミンクス, スキューブ, スクエア1だけとは、気合いが入った大会だなぁと思いました。カットオフが、スキューブの 30秒、スクエア1の 1分はともかく、メガミンクスが 1分30秒、6x6x6 が 4分とは恐ろしいものだなぁと思いました。制限時間も、メガミンクスが 2分ですか。私は 3分30秒も切ることは殆んどないので、行けたとしても参加は難しいですね。運営側としては、無制限に廻されても困るのは分かりますが…。
エジプトやグアテマラからも参加者があったのですね。みなさんで楽しまれたことでしょう。
まずは下段から。
回転記号は以下の島内先生由来の J式を用い、括弧書きか "/" のあとに WCA表記を併記しようと思います。
いつも通りですが、そのままなら時計廻しに 90°回転、反時計90°廻しは t- のように "-" を(本来は右肩付き)で、180°回転は t2 のように "2" を(これまた本来は右肩付き)で添えることで示します。面を示す場合は大文字で表記します。
一部の手順で、背面(S面の対面)回転を n・n-・n2 で、左面(E面の対面)回転を w・w-・w2 で示すことがあります。
同梱の手順書では縦降ろしは、右 : U' B' R B / 左 : U B L' B' となっていますが、前面回転(s, s- / F, F')の方が状況を把握しやすく感じています。
どこを持って、どこに意識をおいて廻すか、において左面・背面を廻す方が、少なくとも私にとっては分かりやすい場合があるので、どうぞご容赦を。
同一手順を繰り返す場合は、括弧で括って、3回繰り返しなら、J式なら ^3(これも本来は上付きの 3 )、WCA表記では x3 で繰り返す数を示します。
まずは内円が外隅に対して全く移動しない隅(以下、固定隅と呼びます)を探してください。これを把握していないと、このパズルは解くことができません。
続いて、1. 固定隅に隣接する下段の内円を揃えます。正しい位置かは、内円の出っ張り具合で確認しましょう。いろんな手順を駆使して、入れる内円を入れるべき面に持ってきます。
固定隅(薄青)を左前、入れる内円(青)が右側で、上段から縦に降ろす場合は
上段から斜めに降ろす場合は
固定隅を右前、入れる内円が左側で、上段から縦に降ろす場合は
上段から斜めに降ろす場合は
つづいて 2. 下段隅を入れます。ただその前に、その次に揃える下面の内円が上面にあるといろいろ厄介なので、上面にある内円が下面にあるべきものかを、e2 / R2 または w2 / L2 と廻して下段に合わせてみて、固定隅の内円と出っ張り具合を比較することで確認しておきましょう。上面にあってしまった場合は、e- t e / R' U R などで上段側面に降ろしておきましょう。
さて下段隅については、Mirror ではなく六色版であれば、色でどこにどの向きで入れればいいかを把握できるのですが、このパズルの場合はまずは廻してみて、固定隅と合うかどうかを確認した上で、戻して手順で入れ直す必要があります。この面倒くささがこのパズルの醍醐味とも言えますね。
固定隅(薄青)が左前、入れる下段隅(青)が右側で、上段から縦に降ろす場合、
e- / R' で揃う場合は
前面の出っ張り具合が揃っていて、対角に位置する場合、つまり s / F で揃う場合は
前面の出っ張り具合が揃っていて、固定隅の真上に位置する場合は
この最後の場合だけ特に長手数で面倒ですが、逆に他に影響が出にくい手順なので安心して廻せます。揃うかどうか、自信が持てない場合は、なんとなくこの手順で入れてみることが良くあります。違ったらまた 3回繰り返し部分だけ廻し直して上段に戻せます。
前面の出っ張り具合が揃っていて、対角に位置する場合、つまり s- / F' で揃う場合は
前面の出っ張り具合が揃っていて、固定隅の真上に位置する場合は
特に最後の手順は左手廻しに慣れてない方には廻しにくいとは思いますが、意外にすぐ慣れて廻せるようになるので、まずは試してみていただければと思います。
続いて底面の内円を入れていきますが、かなり面倒です。それはまた次回に。