2022年09月02日

J式ピラミンクスのV手順リスト

約二週間まえ、8月18日にJ式ピラミンクスの V字作りの手順をリストアップする、と書いたのですが、いろいろ用事があったのもあり、ようやく一通りのものが完成しました。

どうもピラミンクスは苦手のようで、以前作ったリストの途中で、8割くらいが間違っている箇所を確認しているときには発狂しそうになりました。途中からは割り切り、5, 6手以下の分かりやすい手順だけ確認するに留めることにしました。

いつも通りの概要を再掲すると、J式ピラミンクスの回転記号は以下の通りです。もちろん、廻すのは頂点ではなく、面に対して頂点寄りの部分です。
Pyra_notation.jpg
(WCA表記ならそれぞれ、n→B, e→R, w→L, t→U)
J式ピラミンクスは配色固定式 (color stable, CS) で、隅(頂点ではない三面体)の黄赤青が奥、黄青緑が右前、黄赤緑が左前、赤青緑が上にくるように持ちます。

状態の把握のための記号化については、まず下段の三隅については、奥→右→左の順に、そのままで向きが合っている、つまり黄が下を向いているのなら 0、時計廻しが必要なら +、反時計廻しが必要なら - としました。

次に青黄・赤黄がどこにいて、どういう向きを向いているかについて、以下のように番号を振りました。
V_edgeNo.jpg
奥面を上→右→左の時計周りの順に 1, 2, 3、前面を右→下→左の順に 4, 5, 6、です。向きは 0手もしくは 1手で位置が合う場合に向きが合うなら s (standard), 逆なら r (reverse) としました。上記スクランブルの場合は、青黄→青、赤黄→赤と略して、
青6r 赤3s となります。

位置 5 だけ例外で、前面に黄色が向いていれば青黄でも赤黄でも s になります。他は同じ位置でも青黄と赤黄とで s・r が逆になります。赤が 3 で下面に黄なら s、青が 3 で下面に黄なら r になります。

スクランブル例として、U L U R U L' R B' r' b' u' では以下のようになります。
trial#1top.jpgtrial#1base.jpg
右は上段を取り除いて、下面が上から見えるようにしたものです。

この場合は、奥右左++0 青6r赤3s、となります。V字を作る手順は e- w n e- w- (R' L B R' W') としていました。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
と、ここまでは 8月18日に書いたものの再掲です。

作成した V手順のリストを以下に示します。簡略化のため、奥右左と青赤の字は省略してあります。

Pyraminx_V.jpg

333手順、全体の 3240通り (奥右左の 3通り^向き 3通り = 27、それぞれに対して青 6箇所、赤位置はそれを除く 5箇所、それぞれ向きが 2通りで、6x2x5x2 = 120) の十分の一に過ぎませんが、「こんなふうにピラミンクスの V を作っている人もいるんだなぁ」と参考にしていただければ嬉しいです。

WCA表記で逆手順も載せておいたので、Twizzle Explorer にコピペすることで状況が確認出来ると思います。もちろん、実際に逆手順を廻してみて戻してみるのが、手順の理解には一番とは思いますが。

私のピラミンクスのトリコンでの最高記録はこのブログ上部にもあるとおり、平均で17.813秒、ピラミンクスを廻すのが下手、という指の問題もあるとは思いますが、かなり遅い方と言えます。偉そうなことを言える立場にはありませんし、再確認した上で入力したこのリストにもさらにまた間違いも多々あるとは思います。ミスはご指摘いただけたら修正しようと思います。ただ、これらの手順を廻してみて、「V first も悪くないな」と試してみる方が増えてくださったら、それはとても嬉しく思います。

V字ができたあとは L4E で完成です。向き替え,上時計・反時計,前時計・反時計,十字に整理すると 41手順しかないので気軽に試せますね。お勧めします。

posted by じゅうべい at 14:07| Comment(0) | ピラミンクス

2022年08月18日

J式ピラミンクスのV字作りについて

最近、ピラミンクスを V字→L4E で解く方が増えているようで嬉しいです。最近ではぺんすけさんも、ブログで『ちょっと賢いピラのセンターの揃え方』という記事を書かれましたね。

私は 2020年12月28日、その期のトリコンのピラミンクス皆勤を達成したのを最後に全然ピラミンクスを廻せていません。久しぶりに廻してみても全然廻せません。

J式ピラミンクスの V字作りについては以前書きました。もう二年以上前になるのですね。一部を以下に再掲します。

J式ピラミンクスの回転記号は以下の通りです。もちろん、廻すのは頂点ではなく、面に対して頂点寄りの部分です。
Pyra_notation.jpg
(WCA表記ならそれぞれ、n→B, e→R, w→L, t→U)
J式ピラミンクスは配色固定式 (color stable, CS) で、隅(頂点ではない三面体)の黄赤青が奥、黄青緑が右前、黄赤緑が左前、赤青緑が上にくるように持ちます。

状態の把握のための記号化については、まず下段の三隅については、奥→右→左の順に、そのままで向きが合っている、つまり黄が下を向いているのなら 0、時計廻しが必要なら +、反時計廻しが必要なら - としました。

次に青黄・赤黄がどこにいて、どういう向きを向いているかについて、以下のように番号を振りました。
V_edgeNo.jpg
奥面を上→右→左の時計周りの順に 1, 2, 3、前面を右→下→左の順に 4, 5, 6、です。向きは 0手もしくは 1手で位置が合う場合に向きが合うなら s (standard), 逆なら r (reverse) としました。上記スクランブルの場合は、青黄→青、赤黄→赤と略して、
青6r 赤3s となります。

位置 5 だけ例外で、前面に黄色が向いていれば青黄でも赤黄でも s になります。他は同じ位置でも青黄と赤黄とで s・r が逆になります。赤が 3 で下面に黄なら s、青が 3 で下面に黄なら r になります。

スクランブル例として、U L U R U L' R B' r' b' u' では以下のようになります。
trial#1top.jpgtrial#1base.jpg
右は上段を取り除いて、下面が上から見えるようにしたものです。

この場合は、奥右左++0 青6r赤3s、となります。V字を作る手順は e- w n e- w- (R' L B R' W') としていました。

毎週トリコンに参加していた当時は毎回 V字作りを記録していました。解き終わってからスクランブルし直して、向き・位置・V字手順を確認して Excel シートに記入していくのですが、我ながらマメというか、やや狂気ですね。

せっかくなので集計し直してみました。

PyraminxVbeta.jpg

400弱が集計できましたが、確認してみるといろいろ間違っていて、お恥ずかしい限りです。

理論上は奥右左の向きが 0, +, - の 3通りで、3x3x3 = 27、そのそれぞれに対して青位置が 6箇所、赤位置はそれを除く 5箇所、それぞれに表(standard)裏(reverse)があるので、6x2x5x2 = 120、掛け合わせて 3240通り。400通りはその八分の一以下でしかありませんが、一例として参考にしていただけるものがあるかもしれません。

ただ…、世間の方は n・n- (B, B') は廻しませんね。私も廻してみてとても廻しにくく感じました。これではスピードが出せなくても仕方がありません。トリコンでの単発自己ベストが 8.890, 平均自己ベストが 17.813 であるのも已むを得ません。

ただ、ピラミンクスの V字を読むのは大変で、でもその読み方について、そこそこ網羅した記事をネットで見つけたことは私はまだありません。

私の手順例は多少でもお役に立てるかもしれないので、ちょっと頑張って確認・修正した上で、手順リストの Excel ファイルを提示する予定です。今週〜来週はちょっと忙しいので、しばらくお待ちいただければと思います。

posted by じゅうべい at 12:42| Comment(0) | ピラミンクス

2021年08月26日

マスターピラミンクスの試し解き2

4層のピラミンクスであるマスターピラミンクス Master Pyraminx
MasterPyra_YG.JPG
Harsha Paladugu さんの動画 には 2つスクランブルがあるので、もう一つも J式で解いてみましょう。

毎度のことになりますが、J式回転記号は以下の通りです。ピラミンクスのものを流用しています。頂点とその次の層だけ廻す場合はそのまま、さらにもう一層、面以外の三層を合わせて廻す場合は & を添え字に加えます。反時計廻しの場合は - (WCA記号なら ' )を添えます。2回ぶん廻す、つまり 240°回転は、ピラミンクス系ではあまり用いられませんね。
Pyra_notation.jpg
WCAのスクランブル時の回転記号表記の場合、それぞれ、n→B, e→R, w→L, t→U となります。

面廻しの記号については
MasterPyraminx_NoteFTurn'.jpg
とします。面廻し記号を w添え字で廻す方は c→Rw, s→Bw, i→Lw になると思いますが、それらの方々も 底面廻し(J式の b、世間では D?)とRw 以外は廻さないようですね。そちらの表記をカッコ内に示す場合は、複層廻しを添え字なし、単層廻し(頂を入れると 2層)の場合は s を添えて示すことにします。

持ち替え記号 (Rotation) は [ ](カギ括弧)でその軸の記号をくくって示すもののようですが、ここでは、水平持ち替えを y, y-、右下を固定しての持ち替えを x, x-、奥下を固定しての持ち替えを z, z- で代用することにします。…左下固定の持ち替えが発生しないことを祈ります。

さて、Harsha Paladugu さんの動画 の 2つめのスクランブルは、

L R' Uw U' Rw R Uw L' Rw' R B'
Lw Uw Lw' R U' Bw' Uw B' Lw Uw
Bw Lw B Lw B Rw R' Bw' Rw Bw'
Rw' L' Uw' B' Lw Rw' Bw L u' r' b'

MPyraSc2#00a.jpgMPyraSc2#00b.jpg
動画では表示時点で既に y 持ち替えしていますが、勘弁してください。また、頂点が u' でなく u されていますが(実際、いきなりの 2手めで上頂点を合せるときに反時計廻ししていますね)、これも勘弁してください。私はスクランブル記号通りで廻すことにします。

前回の記事は手間が掛かったのに分かりにくかったので、思いっきりすっ飛ばします。頂点を合せた後、

1. 奥稜:赤青の合わせに w& (L)、左上:緑黄は奥稜の辺なので諦めて、t- (Us') で合わせ。
2. 奥稜:青緑の合わせに b- e&- (D' R')、右上:赤青の合わせに w&- b w&- (L' D L')、t (Us) で合わせ。
3. 奥稜:黄青の合わせに b- e& (D' R)、右上:緑赤の合わせに w& (L)、t (Us) で合わせ。
4. 奥稜:青黄の合わせに s- (Bw')、左上:緑青の合わせに b- e& (D' R)、t- (Us') で合わせ。
5. 奥稜:黄赤の合わせに s (Bw)、左上:緑黄は奥稜の辺なので諦めて、右稜を b- e&- (D' R') でよけて、t- (Us') で合わせ。
6. 奥稜:黄赤の合わせに s (Bw)、右上:赤緑の合わせに w&- (L')、t (Us) で合わせ。
MPyraSc2#01_Triad_a.jpgMPyraSc2#01_Triad_b.jpg
以上でこのように三つ組みが全て揃いました。一つ合わせが二回も発生しましたが、最後は三点交換手順を用いずに、素直に合わせられて良かったと思います。

V字作成用に x 持ち替えして、
MPyraSc2#02_PolishV_a.jpgMPyraSc2#02_PolishV_b.jpg
e&- w& t& e&- w&- n& w& n&-、8手かかってしまいました。私の V字の平均手数は 6.2 手ですが仕方がありません。
MPyraSc2#03_L4E_a.jpgMPyraSc2#03_L4E_b.jpg
本来は上段の緑面を t& で前に向けますが、たまたま奥稜の緑青が上段と、向きは反転していますが、位置が合っているので、そのままにします。緑黄は前面が緑なので向きが合っていて、下段の赤も上段の前面が赤なので向きが合っています。つまり、L4E として、前反時計・右奥、t w- t w t- e t e- t / U L' U L U' R U R' U を廻せば良いのですが、最後は面合わせで t- (U') で廻します。すると、
MPyraSc2#04_C_CCW_a.jpgMPyraSc2#04_C_CCW_b.jpg
x- で持ち替えて 中 時計廻し、(e& wj- e&- wj-)^2 / (R L' Ls R' L' Ls)x2 で完成です。

私のタイムは現時点で 1/5/12/30 = 2:27.59/2:44.32/2:53.70/3.39.51 (5 と 12 が ao)、もうちょっと頑張れば最速で 2分を切れるかもしれませんが、北村暁さんには遠く及びませんし、近づけるとも思えません。無理せず、この辺りで満足しておくことにします。

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posted by じゅうべい at 11:11| Comment(0) | ピラミンクス