2022年09月20日

すみっコドンジャラと先週のトリコンピラミンクス

台風14号は中心気圧 910 hPa を記録し、室戸台風(死者 2702人)と並ぶ大災害をもたらすのでは、と懸念されましたが、広範な土砂崩れや大水害は起こらなかったようで一安心でしたね。被害に遭われた方にはお見舞い申し上げます。我が家は日曜午後から早々と雨戸を閉め、家で引きこもって暮らしていました。風の音は大きかったのですが、娘も 8歳になり、あまり怖がらなくでくれて助かりました。

三人ではありましたが、娘の 8歳の誕生日に妻の弟夫妻からいただいた、すみっコぐらしのドンジャラをさんざんやりました。娘はつい自分の手ばかりを見てしまうので、ポン[石並]はありにし、私と妻が牌を捨てるたびに確認を促すようにしました。妻はこの手の家庭ゲームは、ババ抜きでもなんでも強く、この、ほぼ駆け引きが通用しない、運のみのゲームで無類の強さを発揮していました。私は大学の野球部時代にそこそこやっていたので、右六(ウロク)とか対七(トイシチ)とか、サイコロの目でどこの山から配牌を取っていくかを指示したりしていましたが、途中からは娘の対子(トイツ、二つ揃い)を読み、いかにポンさせるか、上がらせるかを楽しんでいました。鬼滅の刃のドンジャラも存在しますが、女の子ならすみっコぐらしの方が楽しめるかもしれません。

先週のトリコンピラミンクスは判断しきれずミスも多かったのですが、楽しんで廻せました。

J式ピラミンクスの回転記号は以下の通りです。もちろん、廻すのは頂点ではなく、面に対して頂点寄りの部分です。
Pyra_notation.jpg
(WCA表記ならそれぞれ、n→B, e→R, w→L, t→U)
J式ピラミンクスは配色固定式 (color stable, CS) で、隅(頂点ではない三面体)の黄赤青が奥、黄青緑が右前、黄赤緑が左前、赤青緑が上にくるように持ちます。

状態の把握のための記号化については、まず下段の三隅については、奥→右→左の順に、そのままで向きが合っている、つまり黄が下を向いているのなら 0、時計廻しが必要なら +、反時計廻しが必要なら - としました。

次に青黄・赤黄がどこにいて、どういう向きを向いているかについて、以下のように番号を振りました。
V_edgeNo.jpg
奥面を上→右→左の時計周りの順に 1, 2, 3、前面を右→下→左の順に 4, 5, 6、です。向きは 0手もしくは 1手で位置が合う場合に向きが合うなら s (standard), 逆なら r (reverse) としました。上記スクランブルの場合は、青黄→青、赤黄→赤と略して、
青6r 赤3s となります。

位置 5 だけ例外で、前面に黄色が向いていれば青黄でも赤黄でも s になります。他は同じ位置でも青黄と赤黄とで s・r が逆になります。赤が 3 で下面に黄なら s、青が 3 で下面に黄なら r になります。

===== 以上で図の説明終 ==========

その1:U' R' U L' U L B U' R B' R' u r' b'
PyrTrial22L11_1aT.jpgPyrTrial22L11_1aB.jpg
右は上段を取り除いて、下面が上から見えるようにしたものです。

奥右左0+0青3s赤2s、n- e w n- e- n- w- e (B' R L B' R' B' L' R)、これがなかなか読めませんでした。実戦では読み切れず、間違って廻してその場で修正しました。青辺も赤辺も s向きだったので、n 回転で合わせていくことを考えるのが本筋だったのに、e w- 〜 (R L' 〜)などと、前下を通す手順を考えていてはいけませんね。

さらに t (U) で、頂は随時直して、
PyrTrial22L11_1bT'.jpgPyrTrial22L11_1bB.jpg
L4E は前時計・左下、 w- t w t- (L' U L U')ですね。 V字がちゃんと読めていれば 4手手順を引けたのに、残念でした。

その2:U R U' R U' B R L U' B L' u l' r b
PyrTrial22L11_2aT.jpgPyrTrial22L11_2aB.jpg
奥右左+00青4r赤2r、n- t- n- w t- w- (B' U' B' L U' L')、さらに t- (U') で、頂は随時直して、
PyrTrial22L11_2bT.jpgPyrTrial22L11_1bB.jpg
前反時計・右下、e t- e- t (R U' R' U)、の最後の t (U) はキャンセルで完成です。

この L4E の判断が私にはまだとっさにはできず、前反時計・替えなし(リストでは t w n w n- w t- / U L B L B' L U' になっていますが、他サイトで紹介されていた e- w e w-・w- t w t- / R' L R L' L' U L U' の方が廻しやすいと思います)を廻してから、向き替え・左右 w t- e t e- t w- t- (L U' R U R' U L' U') を廻してしまいました。前時計・前反時計の場合は、まずは奥の向きを確認してから、緑黄の前面色が緑(向き替えなし)か黄(向き替えあり)か、最後に、水平に動く辺が上隅の前面と同じ色かどうかで判断しようとはしています。判断基準が整えば、後は修行あるのみですね。

その3:R' B' U R' L U R B R L U' u' l r'
PyrTrial22L11_3aT.jpgPyrTrial22L11_3aB.jpg
奥右左00+青2r赤3r、n- w- t- n w- n t n- (B' L' U' B L' B U B')、手数はともかく、見やすいスクランブルだったかもしれません。さらに t (U) で、頂は随時直して、
PyrTrial22L11_3bT'.jpgPyrTrial22L10_3bB.jpg
上反時計・左右下、t w- t w e t e- (U L' U L R U R')、最後に t (U) で完成です。この判断も、私はまだまだ時間を喰ってしまいますね。

その4:B U' B L' U' R' U R' B' R' L' u' l r'
PyrTrial22L11_4aT.jpgPyrTrial22L11_4aB.jpg
奥右左-0-青1r赤4s、t n- w- e n- e- n (U B' L' R B' R' B)、さらに t (U) で、頂は随時直して、
PyrTrial22L11_4bT.jpgPyrTrial22L11_1bB.jpg
十字・下奥、t- w- t w- e- w- e (U' L' U L' R' L' R)、最後に t- (U') で完成です。十字は意外と見やすいので、ぜひ試してみていただきたいと思います。

その5:U R U' B L R L U B L' U u' l' r b
PyrTrial22L11_5aT.jpgPyrTrial22L11_5aB.jpg
奥右左++-青5r赤2r、w e- t- e- n- w n- (L R' U' R' B' L B')、さらに t- (U') で、
PyrTrial22L11_5bT.jpgPyrTrial22L09_4bB.jpg
これは大ラッキー、向き替え・左右 w t- e t e- t w- t- (L U' R U R' U L' U') で完成です。8手ですが、廻し慣れている手順は、判断もしやすくてありがたいですね。

世間では、その3・その4が速かった傾向も見受けられますが、私は他の手順では揃えられないので、詳細は分かりません。ですが、V字→ L4E も悪くないので、ぜひ試してみていただければと思います。

posted by じゅうべい at 13:21| Comment(0) | ピラミンクス

2022年09月12日

9月9日はピラミンクスの日?

最近いろいろいじる機会があったのもあり、つい、一年九ヶ月ぶりにトリコンピラミンクスに参加してみました。たまたまそれは 9月 9日でしたが、望月シンジさんが「今日は、9月9日なので3×3キューブとピラミンクスを回してました 意外と忘れられがちなんですが、どちらも1つの面が9コに分割されてるんですね」と仰っていて感心しました。言われてみればその通りですが、なかなか意識しないものですね。

J式ピラミンクスの回転記号は以下の通りです。もちろん、廻すのは頂点ではなく、面に対して頂点寄りの部分です。
Pyra_notation.jpg
(WCA表記ならそれぞれ、n→B, e→R, w→L, t→U)
J式ピラミンクスは配色固定式 (color stable, CS) で、隅(頂点ではない三面体)の黄赤青が奥、黄青緑が右前、黄赤緑が左前、赤青緑が上にくるように持ちます。

状態の把握のための記号化については、まず下段の三隅については、奥→右→左の順に、そのままで向きが合っている、つまり黄が下を向いているのなら 0、時計廻しが必要なら +、反時計廻しが必要なら - としました。

次に青黄・赤黄がどこにいて、どういう向きを向いているかについて、以下のように番号を振りました。
V_edgeNo.jpg
奥面を上→右→左の時計周りの順に 1, 2, 3、前面を右→下→左の順に 4, 5, 6、です。向きは 0手もしくは 1手で位置が合う場合に向きが合うなら s (standard), 逆なら r (reverse) としました。上記スクランブルの場合は、青黄→青、赤黄→赤と略して、
青6r 赤3s となります。

位置 5 だけ例外で、前面に黄色が向いていれば青黄でも赤黄でも s になります。他は同じ位置でも青黄と赤黄とで s・r が逆になります。赤が 3 で下面に黄なら s、青が 3 で下面に黄なら r になります。

===== 以上で図の説明終 ==========

その1:B R U' R' L' U' R' B' U' R U' u l r b
PyrTrial22L10_1aT.jpgPyrTrial22L10_1aB.jpg
右は上段を取り除いて、下面が上から見えるようにしたものです。

奥右左00+青4s赤6s、e w- n w n e- n (R L' B L B R' B)、さらに t (U) で、頂は随時直して、
PyrTrial22L10_1bT.jpgPyrTrial22L10_1bB.jpg
L4E は前時計・左右、 t- e t e- (U' R U R')ですね。 4手手順を引けてラッキーでした。黄を含まない上段の辺のうち、上隅と揃っているものを見つけたら、それを奥に配置します。

その2:L' R L U' L U B R' L' U' B' u'
PyrTrial22L10_2aT.jpgPyrTrial22L10_2aB.jpg
奥右左000青5r赤3s、これだけ揃っていると廻しやすくてありがたいですね。n e t- n e- n (B R U' B R' B)、さらに t (U) で、頂は随時直して、
PyrTrial22L10_2bT.jpgPyrTrial22L10_1bB.jpg
十字・全、t- w- t w t w- t- w (U' L' U L U L' U' L)、最後に t (U) で完成です。

黄を含まない上段の辺のうち、上隅と揃っているものがない場合は、黄を含む辺を奥に配置して十字手順を検討します。左右の向きは上隅と合っているか否かで判断できますが、奥は右に黄が来ていたら正向き、下は前面に見えている色が左奥に行くので、そこに見える上隅との色の兼ね合いで判断します。

この場合は奥は黄が左面にあるので奥反転、下も前面は緑で上隅の左は青なのでこれまた反転、左右も反転しているので、十字・前途判断できます。

これが、経験不足からか全然判断できず、その t (U) を廻さずに前反時計・左下で緑黄を下前に入れてしまい、そこで発生した上時計・左右奥について「3辺も反転しているなんておかしい、そんな馬鹿な」とワケも分からず上時計・左を廻し、最後に向き替え・左右でようやく完成させました。

前時計・反時計と十字は偶数辺反転、上時計・上反時計は奇数辺反転、慣れてないと混乱しますね。修行します。

その3:R' U' L U' B' R U' R L' U B u l' b
PyrTrial22L10_3aT.jpgPyrTrial22L10_3aB.jpg
奥右左0-0青1s赤3s、これまた見やすいスクランブルでした。e- n- e- n e (R' B' R' B R)、さらに t (U) で、頂は随時直して、
PyrTrial22L10_3bT.jpgPyrTrial22L10_3bB.jpg
上時計・左右下、t- e t- e- w- t- w (U' R U' R' L' U' L)、最後に t (U) で完成です。

黄が前下に見えていたら上時計か上反時計、上隅と揃っているものを奥に配置します。もちろん、上時計・右奥下は e t- e- w- t- w t- (R U' R' L' U' L U') で一発で揃えられますが、探して判断に時間を喰うよりは、一手かけてでも判断しやすい状況にした方が、慣れないうちは安全だと思います。

その4:U B' R L R' U B L' U' L' U' u' b
PyrTrial22L10_4aT.jpgPyrTrial22L10_4aB.jpg
奥右左00+青4r赤6r、これも読みやすかったですね。n- t n- t w n- (B' U B' U L B')、さらに t- (U') で、頂は随時直して、
PyrTrial22L10_4bT.jpgPyrTrial22L10_4bB.jpg
前時計・右奥、t- e n t n- t e- t- (U' R B U B' U R' U') の最後を t (U) に変えて完成です。奥に配置した赤緑の色反転は見えていて、前右にいる緑黄も色反転が分かりやすいので、これは判断しやすかったと思います。

その5:B U L' R' U R' U L B R' L u' l
PyrTrial22L10_5aT.jpgPyrTrial22L10_5aB.jpg
奥右左+0-青1r赤6r、ちょっと読みにくいかな、とも思いましたが、t w- n e n- e- n (U L' B R B' R' B) で、
PyrTrial22L10_5bT.jpgPyrTrial22L10_3bB.jpg
私は z' 持ち替えで向き替え・左右を廻してしまいましたが、本当は t- (U') で、向き替え・下奥、t w- t w t- e t- e- (U L' U L U' R U' R') が正しいのでしょうね。これらの手順にももっと慣れていきたいと思います。

全体的に、見やすく廻しやすいスクランブルが続いてありがたかったですね。一年九ヶ月ぶりだったのに、平均自己2位を出してしまって驚きました。廻し慣れればもっと速くなれると思うので、もうちょっと頑張ってみようと思います。

posted by じゅうべい at 19:05| Comment(0) | ピラミンクス

2022年09月06日

先週のトリコンのピラミンクス続き

せっかくなので、と言うのもなんですが、昨日に引き続き、先週のトリコン、2022 後半期 第9節のスクランブルその3〜その5も解いてみましょう。

J式ピラミンクスの回転記号は以下の通りです。もちろん、廻すのは頂点ではなく、面に対して頂点寄りの部分です。
Pyra_notation.jpg
(WCA表記ならそれぞれ、n→B, e→R, w→L, t→U)
J式ピラミンクスは配色固定式 (color stable, CS) で、隅(頂点ではない三面体)の黄赤青が奥、黄青緑が右前、黄赤緑が左前、赤青緑が上にくるように持ちます。

状態の把握のための記号化については、まず下段の三隅については、奥→右→左の順に、そのままで向きが合っている、つまり黄が下を向いているのなら 0、時計廻しが必要なら +、反時計廻しが必要なら - としました。

次に青黄・赤黄がどこにいて、どういう向きを向いているかについて、以下のように番号を振りました。
V_edgeNo.jpg
奥面を上→右→左の時計周りの順に 1, 2, 3、前面を右→下→左の順に 4, 5, 6、です。向きは 0手もしくは 1手で位置が合う場合に向きが合うなら s (standard), 逆なら r (reverse) としました。上記スクランブルの場合は、青黄→青、赤黄→赤と略して、
青6r 赤3s となります。

位置 5 だけ例外で、前面に黄色が向いていれば青黄でも赤黄でも s になります。他は同じ位置でも青黄と赤黄とで s・r が逆になります。赤が 3 で下面に黄なら s、青が 3 で下面に黄なら r になります。

その3:L B R L' U' B U' R' L' U B l r
PyrTrial22L09_3aT.jpgPyrTrial22L09_3aB.jpg
右は上段を取り除いて、下面が上から見えるようにしたものです。

奥右左00+ 青3r 赤6s、ですね。これまた V字作成リストにはありませんが已むを得ません。e w- e- (R L' R') と下前経由で青 3r を処理するのが良さそうですね。残りは n w- n- (B L' B') で V字が完成します。

頂は随時直して、
PyrTrial22L09_3bT.jpgPyrTrial22L09_3bB.jpg
前時計・全、w- t- w t- e t- e- (L' U' L U' R U' R')、最後に t (U) で上段を合わせて完成です。高速に解いた方も多かったようですが、V字→L4E では“普通”としか言いようがない手順となりました。

その4:B' R' U' L R' U R' B' L U L' u' l' r b
PyrTrial22L09_4aT.jpgPyrTrial22L09_4aB.jpg
奥右左-0- 青2r 赤3s、これまた残念ながらリストにはありません。こうなってくると何のためのリストか、と言う気もしてきますが、V字作りの一つの指標くらいに見ていただければ幸いです。e- w- t- (R' L' U') で奥に青辺が合わせられ、さらに n e t- (B R U') で青隅を合わせながら、奥に赤辺が合わせられました。あとは n (B) で完成、通して e- w- t- n e t- n (R' L' U' B R U' B) で V字が揃います。頂を合わせて、
PyrTrial22L09_4bT.jpgPyrTrial22L09_4bB.jpg
あらら、t (U) で完成ですね。L4E スキップです。こんなこともあるのですね。

その5:B' U' R L' R L' B L U R' U' l r b'
PyrTrial22L09_5aT.jpgPyrTrial22L09_5aB.jpg
奥右左0-- 青4r 赤3r、これまた残念ながらリストにはありませんが、仕方がありませんね。e- w n- t- (R' L B' U') で青隅・赤隅の向きを合わせながら奥に赤辺が合わせられ、さらに n- t- (B R U') で奥に青隅を合わられるので、あとは n- (B') で完成、通して e- w t- n- t- n- (R' L B' U' B R U' B') で V字が揃います。8手ではありますが、読みやすく見やすいので悪くないでしょう。廻しやすいかどうかについては私ごときでは判断出来ません。

ともあれ、青辺・赤辺とも r 向きの場合は上段廻しでどちらも合わせられてしまうことが多いように感じています。

頂を合わせて、
PyrTrial22L09_5bT.jpgPyrTrial22L09_5bB.jpg
上隅と赤緑辺が揃っているのが目に付きますね。それを t- (U') で奥に廻して、前時計・左右、 t- e t e- (U' R U R') のあと、t- (U') で完成です。

最後の L4E の判断には多少の慣れが必要のようです。緑黄辺が上段にいない場合および下前にいる場合は上時計・反時計もしくは向き替えで分かりやすいのですが(その場合、どこを反転するかも慣れは必要ですね)、そうでない場合は、緑黄辺以外のどちらかが上隅と合っているかどうかを判断しなければなりません。向きの反転があると厄介ですね。

どちらも合っていなければ、緑黄辺を奥に廻して十字手順、合っているものがあればそれを奥に廻して前時計・反時計手順、私もよく間違います。前時計・反時計の前面二反転の場合は、反転している二つを含む辺を時計か反時計かの方向に廻し、それに引き続く組み合わせを逆方向に廻すとすると覚えやすい 4手手順ではありますが、結局は全部覚えてしまうしかありません。

L4E でスキップまたは 4手手順を引けたらラッキーですね。逃さないようにしたいものです。

私もまだまだ判断が遅いので修練したいと思います。


posted by じゅうべい at 15:08| Comment(0) | ピラミンクス