2025年03月10日

4列x4列のクロック?

大阪キューブ会、みなさん楽しまれたようで何よりです。私はこの土日は実家に行っていて、相変わらずいろいろありました。若い方々には、若いうちに自分のやりたいことを思いっきりやっておいて欲しいと思います。年齢が上がるにつれて、自分のことだけではすまない時期がやってきてしまいますから。

帰りの夜行バスに向かう電車でスクエア1を廻していたら、手順の一部が頭から飛んでしまい、どうしても思い出せません。帰着して手順表を確認して廻したら指も思い出すのですが、記憶から飛んでしまうときにはどうしようもありませんね。若年性認知症の初期でないことを祈っています。

などという、やや暗い話はさておき。

4列x4列のルービッククロックがあるのですね。自作したという記事は見つけましたが、それも八年も前のこと。三角形五角形のクロックは tribox でも扱っていますが、この 4列クロックは売り物ではないようです。

その後、2023年の記事で、自作の方法について書いているものを見つけました。作製のためのファイルまで用意されていますね。…私はダウンロードしていませんが。ただ、手順を読んでみれば、なるほど、ピンとギアがあれば作れちゃいそうですね。3x3x3 のルービックキューブから 4x4x4 を作るのは、内部コアの工夫なので大変と思いますが、クロックは意外とどうにかなりそうです。

その世界記録が 21.41秒、私の普段のクロックの記録よりも速いです。どんなふうに解いていっているのか、盤面が見えるアングルでの動画をぜひ見たいと思いました。

さすがに作って遊ぶだけの余裕は私にはありません。どこかが安く売ってくれれば考えるのですが…。

Phoenix Megaminx は変形するメガミンクスのようで、これはちょっといじってみたいですね。Widedin 2x2x2 Megaminx は廻しにくそうで、さらにどう解くのか恐ろしいばかりで、とても手が出せません。

まだ知らないパズルが、この世にはいろいろあるようですね。

posted by じゅうべい at 14:37| Comment(0) | ルービッククロック

2024年12月19日

自分で体験してみないと分からない


クロックの平均で日本一、本当にすごいですね。「Tommy式の7-simulを10000ソルブ」、違う解法も含めたらさらに多く廻しているのでしょう。のめり込んでのもあるとは思いますが、その努力量には脱帽します。

楽ではないけど速くなれる方法として挙げられているのが、

0. いいパズル(と Tommy7-simul といった速い解法)
1. 指の速さ(Turns per second, TPS
2. 同時廻し
3. 先読み

ああ、私には全部駄目ですね。持っているのは matchbox製の
Clock#1.JPGClock#2.JPG

で、パズルのためにあまりお金をかける余裕がありません。解法は、鉄Cuber さんぺんすけさんが共同開発した解法以上は理解できず、その数字二つすら覚え間違うことがあるくらいで、指の速さは元々遅くてさらに落ちる一方、これは頭の回転についても同様ですね。

動画は、説明したいことが分かりやすくなっていて見やすかったです。”5, 6 を指の感覚で一気に廻せるようにする”はとてもよく分かります。…私には出来ませんが。ヴァイオリンでも、野球でボールを投げるときに指の掛かり具合でも経験したので、体に覚え込ませる努力が必要になることはとても良く分かります。

「力を入れすぎていませんか?
 クロックは想像しているよりも軽い力で動きます。」

ヴァイオリンも同様です。弓を弦に押しつけると、しずかちゃんやマスオさんのようになってしまいます。弓は弦に軽く乗せて横に引っ張るだけです。野球のバッティングでも、ミートの瞬間に力を入れるためには、テークバックでは力を抜いておかなくてはなりません。タイピングでも同様でしょうね。

「結局はソルブ数を重ねて何かを掴む感覚が必要です。
 本当に速くなるにはTipsを実践してみて、
 自らで何かを探すということが重要なことを忘れないでください。」

自分で体験してみないと分からない、その通りですね。また、数をこなさないと分からないことも多く、身にもつきません。

私はまだクロックは 鉄Cuberさん・ぺんすけさん法でまだ 500回しか解いていません。“子持ちの社会人はなかなか時間が取れない”というのは、他の方々を見ていたら言い訳でしかないのもよく分かりますが、無理のない範囲でゆっくり続けていきたいと思います。

posted by じゅうべい at 10:56| Comment(0) | ルービッククロック

2024年08月08日

クロックのやや高速解法の図

NHK Eテレの『でこぼこポン』で、”六面パズル”を楽しんでいる少年に「面白そう!私にもやらせて!」という場面がありました。さすがは NHK、”六面パズル”という呼称すら発話されませんでしたが、子どもの頃って珍しいゲームや玩具が取り合いになったものだなぁと思いました。ルービックキューブは六色あってきれいだし、形は見慣れた立方体、回転も分かりやすく、「なんか私ならできそう」って思わせてくれるところが、ついつい手を出したくなる魅力なのでしょうね。…キューバーの周りなら、「やってみたいの?もう一個あるからどうぞ」とむしろ推奨され、そういう取り合いは発生しないのでしょうけど。

を崩してしまっていたのを見つけ、「これは直しておかないと」と廻してみたら、その回転の重さに大苦戦、センター回転だけを残したところで崩壊することを繰り返し、だいぶ時間が掛かってしまいました。

固くて廻しにくくて、廻しているうちに混乱して、意外となかなか揃えられない、これが往時の”ルービックキューブ”の楽しみ方だったかもなぁ、なんて思ってしまいました。速さを競うよりも、うまく揃えられないことをみんなでわいわいと楽しんでいた気がします。

それはさておき、クロック
Clock#1.JPGClock#2.JPG
トリコンでは、単に解くだけの私の記事の解法の方がまだ速く、そちらで参加していますが、鉄Cuber さんぺんすけさんが共同開発した 10 moves memoless のアレンジ解法は練習を続けています。慣れてきて、だいぶ速くなってきました。

自分用には図を手描きで用意していますが、7-Simul Tommy の kusanoさんの図 のようなものがあれば世間的にも便利かも、とちょっと図を作ってみました。

数字1:上辺を中に合わせる分の回転数を覚えます。
Clock10MovesM#1.jpg

数字の語呂合わせについては
数字語呂.jpg

を使っています。たかが数字二つですが、意外と忘れてしまうので、数字そのものと語呂の両方を頭の中で唱えることで忘れにくくしています。–5 が”う”なのは中国語のウーから。麻雀をよくなさる方ならご存じですね。い と ひ、し と よ が混乱しがちですが、意識しておけばどうにかなります。

ここから x2 持ち替え(奥から手前方向にひっくり返す)して

Clock10MovesM#2.jpg
数字1同様に上辺を中に合わせる分の回転数を覚え、これを数字2とします。そしてこの向きのまま解き始めます。

1.
Clock10MovesM1.jpg
ボタンを左上・左下・右下が上、右上は下にした状態で、右上ダイヤルで数字1を廻します。…これだけすぐならこの数字1は忘れなさそうなものですが、私はこれすら忘れたことがあります。油断禁物ですね。

以下、図では左上ダイヤルを回すときにはそれを青、右上ダイヤルを回すときにはそれを橙に色を変えて示し、それによってどこの矢印をどこに合わせようとするかを、左上ダイヤルの動作としては紺、右上ダイヤルの動作としては橙の矢印で示します。

ボタンは白が上、黒が下、これは表面・裏面で変えていません。ボタンの上げ下げ動作がある場合はそのボタンを色を付けて囲っています。

2.
Clock10MovesM2.jpg
右下ボタンを下げて、左上ダイヤルで下辺を右辺に合わせます。

3.
Clock10MovesM3.jpg
左下ボタンを下げ、左上ボタンだけ上の状態にして、左上ダイヤルで中を下辺・右辺と合わせます。

4.
Clock10MovesM4.jpg
左上ボタンを下げ、右上・右下ボタンを上げて、右上ダイヤルで上辺を左辺に、左上隅をこれまた左辺に合わせます。

4 x2.
Clock10MovesM4x.jpg

x2 持ち替えをします。ここで上辺と中が揃っていることを確認します。

5.
Clock10MovesM5.jpg
左上・左下ボタンを下げ、右上ボタンを上げ、左上ダイヤルで左上隅を左辺に、右上ダイヤルで上辺を左辺に合わせます。

6.
Clock10MovesM6.jpg
左上ボタンを上げ、右上ボタンを下げ、左上ダイヤルで中(上辺・左辺・左上隅も同時に廻る)を右辺に、右上ダイヤルで右下隅を下辺に合わせます。

7.
Clock10MovesM7.jpg
右上ボタンを上げ、左上ダイヤルで中(上辺・左辺・左上隅・右辺も同時に廻る)を下辺に合わせます。

8.
Clock10MovesM8.jpg
右上ボタンを下げ、左下・右下ボタンを下げ、右上ダイヤルで数字2を廻します。

9.
Clock10MovesM9.jpg
右上ボタンを上げ、左下ボタンを下げ、右上ダイヤルで右上隅を左下隅に合わせます。

10.
Clock10MovesM10.jpg
右上ボタンを押し、右上・左下隅を右上ダイヤルで、残りを左上ダイヤルで上(12時)に合わせて完成です。


私は 7., 8. あたりのボタン上げ下げを忘れて崩壊させることが良くあります。みなさんもご注意を。

まぁ、クロックで速解きをしようとする人なら 鉄Cuber さんの動画で学んでしまうと思いますが、いちおう

PDFファイルも用意したので(名称については、できるだけ短くを心がけたので、どうぞご容赦を)、ご活用いただければと思います。

posted by じゅうべい at 13:52| Comment(0) | ルービッククロック