NHK Eテレの『
でこぼこポン』で、”六面パズル”を楽しんでいる少年に「面白そう!私にもやらせて!」という場面がありました。さすがは NHK、”六面パズル”という呼称すら発話されませんでしたが、子どもの頃って珍しいゲームや玩具が取り合いになったものだなぁと思いました。
ルービックキューブは六色あってきれいだし、形は見慣れた立方体、回転も分かりやすく、「なんか私ならできそう」って思わせてくれるところが、ついつい手を出したくなる魅力なのでしょうね。…キューバーの周りなら、「やってみたいの?もう一個あるからどうぞ」とむしろ推奨され、そういう取り合いは発生しないのでしょうけど。
を崩してしまっていたのを見つけ、「これは直しておかないと」と廻してみたら、その回転の重さに大苦戦、
センター回転だけを残したところで崩壊することを繰り返し、だいぶ時間が掛かってしまいました。
固くて廻しにくくて、廻しているうちに混乱して、意外となかなか揃えられない、これが往時の”ルービックキューブ”の楽しみ方だったかもなぁ、なんて思ってしまいました。速さを競うよりも、うまく揃えられないことをみんなでわいわいと楽しんでいた気がします。
自分用には図を手描きで用意していますが、7-Simul Tommy の
kusanoさんの図 のようなものがあれば世間的にも便利かも、とちょっと図を作ってみました。
数字1:上辺を中に合わせる分の回転数を覚えます。
数字の語呂合わせについては
を使っています。たかが数字二つですが、意外と忘れてしまうので、数字そのものと語呂の両方を頭の中で唱えることで忘れにくくしています。–5 が”う”なのは中国語のウーから。麻雀をよくなさる方ならご存じですね。い と ひ、し と よ が混乱しがちですが、意識しておけばどうにかなります。
ここから x2 持ち替え(奥から手前方向にひっくり返す)して
数字1同様に上辺を中に合わせる分の回転数を覚え、これを数字2とします。そしてこの向きのまま解き始めます。
1.
ボタンを左上・左下・右下が上、右上は下にした状態で、右上ダイヤルで数字1を廻します。…これだけすぐならこの数字1は忘れなさそうなものですが、私はこれすら忘れたことがあります。油断禁物ですね。
以下、図では左上ダイヤルを回すときにはそれを青、右上ダイヤルを回すときにはそれを橙に色を変えて示し、それによってどこの矢印をどこに合わせようとするかを、左上ダイヤルの動作としては紺、右上ダイヤルの動作としては橙の矢印で示します。
ボタンは白が上、黒が下、これは表面・裏面で変えていません。ボタンの上げ下げ動作がある場合はそのボタンを色を付けて囲っています。
2.
右下ボタンを下げて、左上ダイヤルで下辺を右辺に合わせます。
3.
左下ボタンを下げ、左上ボタンだけ上の状態にして、左上ダイヤルで中を下辺・右辺と合わせます。
4.
左上ボタンを下げ、右上・右下ボタンを上げて、右上ダイヤルで上辺を左辺に、左上隅をこれまた左辺に合わせます。
4 x2.
x2 持ち替えをします。ここで上辺と中が揃っていることを確認します。
5.
左上・左下ボタンを下げ、右上ボタンを上げ、左上ダイヤルで左上隅を左辺に、右上ダイヤルで上辺を左辺に合わせます。
6.
左上ボタンを上げ、右上ボタンを下げ、左上ダイヤルで中(上辺・左辺・左上隅も同時に廻る)を右辺に、右上ダイヤルで右下隅を下辺に合わせます。
7.
右上ボタンを上げ、左上ダイヤルで中(上辺・左辺・左上隅・右辺も同時に廻る)を下辺に合わせます。
8.
右上ボタンを下げ、左下・右下ボタンを下げ、右上ダイヤルで数字2を廻します。
9.
右上ボタンを上げ、左下ボタンを下げ、右上ダイヤルで右上隅を左下隅に合わせます。
10.
右上ボタンを押し、右上・左下隅を右上ダイヤルで、残りを左上ダイヤルで上(12時)に合わせて完成です。
私は 7., 8. あたりのボタン上げ下げを忘れて崩壊させることが良くあります。みなさんもご注意を。
PDFファイルも用意したので(名称については、できるだけ短くを心がけたので、どうぞご容赦を)、ご活用いただければと思います。
posted by じゅうべい at 13:52|
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ルービッククロック