2024年12月17日

超多分割 BLD もスキューブも上級者はすごい


「6x6x6以上の超多分割のBLDを主にやっています。6BLDは10分ちょっと、7BLDはsub20分、9BLDはsub60分といった記録を残すことができました。」

恐ろしいですね。6x6x6 は持ってすらいません。5x5x5 の開眼での最速が 13分34秒、私にとっては超多分割BLD なんて異世界でしかありません。

内容も、すみません、流し読みをしただけでまるで理解できませんが「すっごいなぁ」ということだけは分かりました。この分野を楽しんでくれる人がどんどん増えるといいですね。


「約2ヶ月ほど前に134手順あるCLLを全て覚えました」

えっ?スキューブの CLL って 74手順じゃなかったんですか?いえ、もちろん私はその 74手順すら覚えていませんが。すごい人は本当にすごいですね。

スキューブは好きなのですが、すみません、読んでもぜんぜん理解できませんでした。相変わらずの理解力の低さです。私は Rubik'skewb の 27 algorithms method で揃えているので、完全一面が揃った時点で、上板(るびはさんの記事では黄板)が上に揃っていないことがほぼないので(ラッキーで下面が揃って、上板が載っていなかったら 板N上げ などで上げてしまいます)、図の状況が頭に入ってこなくって…。速さを目指すのなら、こういう本当に速い方の記事で勉強するべきですね。

34a : x z b r' R r R' z2 r' R r R

は私なら、B' (f' F f F' - R' r R r') B で廻してしまいます。B' で共役(セットアップ)しての時計平、ですね。私は持ち替えが苦手なので、徹底的に避けますね。

H perm (十字 平)は
MCenterCross.jpg
(r R' r R') F' B R' F、27 algorithms method #25 の一段めです。私は廻しやすくて好きです。十字が来たら、判断しやすいのでラッキーと思います。

Z perm (二の字 平)は
MCenterParallel.jpg
(R' r') B' (R' r') B F r R'、27 algorithms method #20 の一段めです。これも廻しやすくて好きな手順です。別に嫌わなくっても、回避しなくってもいいと思うのですが…、まぁ、だから私は遅いのでしょうね。

スキューブはトリコンでの初回が 2018年12月、第24節 でした。参加者は 43人、他の競技と比べてまだまだほのぼのとしていた気がしていました。それが今では、先週の参加者は 103人、20秒を切らないと 80位にも入れません。隔世の感がありますね。

まぁ ピラミンクスの先週の参加者は 137人なので、やはり立方体 6軸でないパズルとしては、ピラミンクスの方がスキューブよりも取っつきやすいのでしょう。

でも、やっぱり私はスキューブが好きです。もっと多くの方に楽しんでもらいたいものですね。

posted by じゅうべい at 11:34| Comment(0) | スキューブ

2024年10月08日

スキューブ左右揃いからの底奥入れの例2

前回のスキューブでの左右が揃っている間に底を入れる例の続きです。その手順のまとめや、個別記事としての、T底(上面から入れる),E底(右前面から入れる),S底(左前面から入れる)、も併せてご覧下さい


その2 : B U L U' R' B L R' U B' U'

の別解についてですが、

y 持ち替えで、
SkTri24L10_2dF.jpgSkTri24L10_2dH.jpg
右は前から透視したものです。私は日本配色(世界配色とは黄⇔青交換)なのでご容赦を。

J式スキューブの回転記号を再掲しておきます。反時計回りでは各記号に"–"が付加されます。
Skewb_rotation.jpg
私の手順は Rubik'skewb 上級編 のアレンジですが、過去記事の前入れ板上げ中板移動もご覧いただければと思います。

T底の奥が右上隅の前向き、
BaseT_BCornerE.jpg

g s g- (n-) で
SkTri24L10_2eF.jpgSkTri24L10_2eH.jpg

あらら、s- で前も入り、板も上がってしまいました。さらに y- 持ち替えして、
SkTri24L10_2fF.jpgSkTri24L10_2fH.jpg

反時計WS上げ、s- g e (s- g- s-) e- g s- で揃います。これは手数が少なくてラッキーパターンでしたね。

スクランブルから y- 持ち替えすると、
SkTri24L10_2gF.jpgSkTri24L10_2gH.jpg

T底の奥が奥下左向き、
BaseT_BCornerN.jpg

g s g- (s n-) に加えて、残りの一隅を前下に降ろす s を廻すと、
SkTri24L10_2hF.jpgSkTri24L10_2hH.jpg

前反時計E上げ、s- w s- w- s- から y 持ち替えして
SkTri24L10_2iF.jpgSkTri24L10_2iH.jpg

これは 時計PiW上げ、s- e n (e s e s) n で完成です。(e s e s) では私は e を右手で、s を左手で廻しています。そのとき、親指をT面(上面)に、人差し指を S面(左前面)に当てて、廻しています。

奥に入れる小片が奥下・前下で底面が左右を向いているから形は、読みにくく、手数も長めなので、できれば避けたいものですが、意外とどうにかなるものです。

ともあれ、このように廻せることが分かっていれば、左右揃いに底を入れる形でも怖くありません。どんどん廻していってしまいましょう。

このようにして揃えられるのであれば、「揃いがいい色を探す」ことより「色を決めて、その中で廻しやすい入れ方を考える」方がインスペクション時間の有効な使い方になるような気がしています。CN (color neutral) より CS (color stable)、試してみてはいかがでしょう?

posted by じゅうべい at 13:21| Comment(0) | スキューブ

2024年10月03日

スキューブ左右揃いからの底奥入れの例1

スキューブでの左右が揃っている間に底を入れる手順をまとめたので(個別記事については、T底(上面から入れる),E底(右前面から入れる),S底(左前面から入れる)、をご覧下さい)、その手順で解いた例を示してみましょう。

先週のトリコンスキューブ、2024年 前半期 第12節、

その1 : B L R B' L' B' R U R B' R'

多くの方はこの回はこのその1は苦しんだ方が多かったようで、

その2:R B R B' U' B' U L' B R U、

が最速の方が多かったようです。

黄底から 1手で底の三隅めが揃い、前時計S上げから y持ち替えで反時計PiS上げで完成です。

私はもちろん青底で、奥 n- 右 s 奥続き n- 右続き e- 前 s-、板W上げ→反時計NW上げ、で解いていました。前半に 5手かけましたが、廻しやすかったですね。気が向いたら、そちらもぜひお試し下さい。

その1 : B L R B' L' B' R U R B' R'、については、x y- 持ち替えで

SkTri24L12_1aF.jpgSkTri24L12_1aH.jpg
右は前から透視したものです。私は日本配色(世界配色とは黄⇔青交換)なのでご容赦を。

J式スキューブの回転記号を再掲しておきます。反時計回りでは各記号に"–"が付加されます。
Skewb_rotation.jpg
私の手順は Rubik'skewb 上級編 のアレンジですが、過去記事の前入れ板上げ中板移動もご覧いただければと思います。

奥に入れる小片はW面(左奥面)、この場合は赤を含み、もちろん底の青も含む小片となるので、前下に下向きで位置しています。

これはS底
BaseS_BCornerS.jpg

g (n) s- g- で底と奥を合わせることができます。S底からの底入れ基本手順、g s- g- の 2手めに n を加えた手順ですね。

実際にその手順を廻してみると、前に入れる小片が左上に来るので s- でそれを前下に降ろして、
SkTri24L12_1bF.jpgSkTri24L12_1bH.jpg

前反時計N上げ、の形ですね。s- e- s e を廻してみたら…、完成してしまいました。私も慌ててタイマーを止めましたね。

こんなこともあるので、左右揃いに底を入れる形はそんなに嫌がらなくても良さそうと思いました。

もう一つ紹介するとすれば、2024年 後半期 第10節

その2 : B U L U' R' B L R' U B' U'

x y 持ち替えで、
SkTri24L10_2aF.jpgSkTri24L10_2aH.jpg

これは目がちかちかしますね。他の入れ方もありますが、まずは私がやった手順を紹介しましょう。E底の奥が左上隅の
BaseE_BCornerW.jpg

o- (n) s o で
SkTri24L10_2bF.jpgSkTri24L10_2bH.jpg

前反時計上板、s- (n- e n e-) s から y2 持ち替えをして、
SkTri24L10_2cF.jpgSkTri24L10_2cH.jpg

反時計NW上げ、g- e (s e s- e-) g e- で揃います。

前反時計上板は 6手手順なので、できれば避けたかったのですが、それを読むだけの余裕はありませんでした。一方で、反時計NW上げは私にとっては廻しやすい手順なので、最後にこの手順を引くことができたら充分ラッキーだと感じました。

同じスクランブルでも T底で二通りの入れ方があります。それらについてはまた次回に。

posted by じゅうべい at 15:51| Comment(0) | スキューブ