2023年05月26日

スクエア1解法の CSP、すごいですね

スクエア1が速い方、Mr.Voss / Shield さんCrossfall さんあーるさんなどがいろいろ解法を載せてくださっているのを目にしますが、まるで理解できません。

「6.692    (0,-1)/ (4,1)/ (-1,-4)/ (-5,-2)/ (2,-1)/ (-3,-2)/ (3,0)/ (1,0)/ (-2,0)/ (2,-4)/ (-2,0)/ (-2,0)/ (6,0)
 パリティ6連続の怒りによって生み出されたSPS(?)によるバケモンタイム。
 y2 20/20/-20/20/-10/-30/ CSP
 -56/33/30/30/-1-1/-21/-4-1/ OBL(COEO)
 4-2/30/-1-1/30/-51/-16 PBL(Ur/Ul)」

同側拳ですね。私は絶対に赤前白上でしか解かないので、初手の y2 が信じられません。私なら、
2, 0 横拳の手刀にずらし拳→凧−盾 /
0, 2 縦凧に横盾→矢印−凧下欠 /
-2, 0 凧下欠の欠けている下に矢印の先を向ける→四角−盾 /
2, -2 四角−盾 の両方の角を左前で合わせる→左右拳 / 1, 0 / 0, -3 / -1, 0 / で成形完了。

これはびっくり。以前廻したときにはいくらやっても隅移動に辺向き合わせが発生したのですが…。

3, 4 / 3, 0 / -3, 0 / 3, 0 / -3, 0 / 0, -1 / -3, 0 / 3, 0 / -3, 0 / -3, 0 / 6, 0 / 0, -5

下時計に中段回避手順で完成してしまいました。下時計はやや長手順ですが、廻しやすくて私は好きです。いえ、それでも、見事に短手数の上時計 下反時計 を引いた Mr.Voss / Shield さんの手腕には感動したものでした。これが狙ってできるとは…。

CSP についてはかつてアドカレで記事があったことを思い出しました。やはたさんによる『【CSP】スクエアのパリティについて』、CSP は Cube Shape Parity の略だそうですね。

…「僕はCSPはsub12〜11ぐらいまではなしでもいいんじゃないかなと思っています。」だそうですね。私には縁の遠い高等技術でした。

縁は遠くとも興味は持ったので、いまの忙しさがもう少し落ち着いたら勉強してみたいと思います。

posted by じゅうべい at 10:59| Comment(0) | Square-1

2023年05月23日

私は花びら成形に挫折しました

Crossfall さん がスクエア1解説サイト、Crossfall's Cubing Site を始めてくださいました。今後の好記事が楽しみですね。5/17 の記事は”Stage1. 成形ができるようになる”でした。確かに、凧−帆立、楓−凧上欠、帆立−帆立(J式のスクエア1成形の名称についてはこちら)はぜひとも覚えておきたいですね。

凧−帆立と帆立−帆立はどちらも同じ上向きに、楓−凧上欠と蛙−凧上欠は横の左右逆方向に置くと一層上に登れるのは、花びら成形でない成形を志すなら、必須の知識と言えるでしょう。階層については こうさんの /直方体/ サイトでも紹介されている Jaap氏の樹形図が参考になるでしょう。ちなみに、/直方体/ サイトからリンクが張られている、Andrew K. Nelson さんによる成形全手順はこちらとなります。

私は以前(もう三年以上も前になるのですね)にも書きましたが、成形全手順など覚えられるはずもないので、”どの向きに廻したら樹形図で一層上に登れるか”として成形に対応しました。当然、遅いです。ただ私としては、スクエア1は成形を楽しむのが醍醐味だと思っています(だから遅いのでしょうね)。全てを花びら成形に頼るのはもったいないので、一部分でも成形手順を覚えていただければ、よりスクエア1を楽しめるようになると思います。

…私は花びら成形に挫折しました。世間の人がひょいひょい花びらを作れるのかが不思議でならなかったのを思い出します。その頃は Calvin 製のスクエア1で廻していて、それがめちゃくちゃ廻しにくかったのも思い出しました。

そうそう、その Crosfall さんの「そういや、CFCEってRouxでよくね感ありますよね」、私の場合はまさにそれの真逆で、「Roux って CFCEで良くね?」でした。Roux(ルー)にも挫折したことを懐かしく思い出します。

どうしてか辿り着いたサイト”かそきゅーぶ”の”Roux Methodに挑戦してみませんか。”でRoux の解法を学んでみたことがありました。当時の私は、どうにも OLL・PLL を受け付けられず、他の解法を探していたような記憶があります。その”かそきゅーぶ”で紹介されている、Roux の CMLL 手順 がその前に学んでいた島内先生の S式と相性が良かったのもありました。

ですが、私はどうにも Roux のセカンドブロックが作れず、挫折しました。

上面まではクロス→F2L で入れる方がよっぽどしっくりきました。この辺りでも、私が思考するのが苦手な人間であることがよく分かりますね。Roux の 1st block, 2nd block を考えるのは最少手数競技(Fewest Moves Challenge, FMC)に通じるところがあって、絶対に面白いとは思うのですが、頭がついていきませんでした。

というわけで、上面隅は CMLL 手順 の派生で CLL で廻すようになり、残った辺は ELL で揃えるようになりました。 ”かそきゅーぶ”にも島内先生の S式にもない手順は Speedsolving.com Wiki にお世話になりました。

話がずれましたが、スクエア1の成形を楽しんでくれる方が一人でも増えることを願っています。

posted by じゅうべい at 13:56| Comment(0) | Square-1

2022年12月27日

スクエア1、こんなに速く廻せるんですね

昨日、「スクエア1が好き」と口走っておきながら、アドカレのスクエア1の記事について忘れていました。

SQ1上達のルート@〜CS編〜」、ao100 で 15秒とのことですが、速い人はこんなことを考えて廻しているのですね。

私はまだ '20/8/28 の 31.701 秒がトリコンの単発自己ベストで、二年半も更新できていません。30秒前半も通算で 6回だけ、なかなか速くなりません。

先ほど ゾンさんの "i love square-1" という動画を観ました。なんですか、この速さ、倍速かと勘違いしそうです。スクエア1ってこんなに速く廻せるものなのですね。

”ああ、指廻りがそもそも違うのだな”と諦めをもって再確認しました。ゾンさんは整形外科医だそうですね。仕事もなさっているのに、これだけ速く廻せるだけの修練を続け、さらに動画も撮ってしまうとは、すごい方は本当にすごいものだと思います。

私はすごくないので無理しません。

スクエア1の成形については、2020年1月26日(もう三年前になるのですね)に

「私の J式ではスクエア1の成形手順は /直方体/ サイトの樹形図に従い、階層を一層づつ登っていく、というものです。」
と書いています。今も私の解き方は変わりません。

せっかくなので、Excel で作った表を再掲しておきます。
SQ1_CubeShapeListBasic.jpgSquare-1_CubeShapeListAsymmetry.jpg

きゃろっとさんの記事の /(3,0)/(1,2)/(2,0)/ は扇−矢印ですね。扇の小片 4つを片方にまとめ、その向きに矢印の上を向けて /、知ってしまっていれば、 3, 3 してあろうと、 -3, -3 してあろうと、 (左右対称でも上下対称でも、が正しかったので訂正します。'22.12.28)、6, 6 してあろうとも変わりません。/ で 帆立−凧(Scallop-Kite)になります。

…すみません、私は色の把握が苦手なので、完全色固定、日本配色で底面が青、上面が白、前面が赤、つまり右が黄,左が緑,奥が橙、は変えられません。

最初から成形手順を全て覚えるのは困難ですが、私の方法なら、慣れてない方は少しはスクエア1が取っつきやすくなるのでは、等と考えています。

慣れてきたら、帆立−凧、いえ、凧上欠−楓くらいからの頻出成形は覚えてしまうことでしょう。そうしたら、高段者の用いる高速手順を指に覚え込ませて良いでしょう。

ちなみに、トリコンの先週、2022年 後半期 第25節までの、合計 1295試技中、最多成形は 楓−樽欠 の 67回、次点が 矢印−樽欠 の 60回、さらに 帆立−拳 の 55回と続きます(おそらくスクランブルミスはないと思うのですが…)。矢印−樽欠 と 帆立−拳 はどちらも 楓−凧上欠(この系統は全体の 32% を占めます)になるので、これらの成形に慣れてしまえば、成形に混乱する恐怖感は覚えずに済むようになると思います。

一方で、最少は 花−紡錘、わずか 1回のみ、続いて 花−電球 の 2回、花−回転燈・花−禿童 の 3回と続きます。もちろん私は花びら成形は把握していますが、こうなると最初の頃は覚えてなくってもいいのでは?とすら思ってしまいます。

スクエア1は楽しいので、最初のハードルが下がることによって、もう少し多くの人が気軽に楽しめるようになってくれればと願います。

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posted by じゅうべい at 11:07| Comment(0) | Square-1