2025年03月11日

スクエア1のバネ交換

QiYiMofangGeSQ1.JPG
は相変わらず世界的に品薄ですね。

バネがへたってしまったのなら、バネを交換すればいい、と思い、買ってみました圧縮ばねといえば MISUMI らしいのですが、そのときは気付かず、まずはお試しにと目についたサイトで探してみました。だいたい 4 mm x 11 mm、こんなものでしょう。

SQ1_midScrew.JPG
緑面の中層の蓋を外します。右下に、外すための微妙な窪みがありますね。こちら側にネジの上部があるので、締めたり緩めたりの調整ができます。

SQ1LidOffYellow.jpg
ちなみに、その反対側はそのネジを受けるためのネジ受け、ナットがあります。…私は日本配色愛好者なので、ステッカーを貼り替えてありますが、ご容赦を。

SQ1InnerParts.JPG
内部パーツはこんな感じです。垂直軸と水平軸、それに球形のコアが噛み合っていて、留めているのは本当にネジ一本です。

SQ1Screw.JPG
そのネジがこちら。座金とバネも嵌まっています。

SQ1ScrewSprings.JPG
そのネジと、購入したバネです。中央やや左に間が広がってへたった感じのバネが見えます。それが外したもので、残りが新規購入したものです。

バネを交換して組み直してみました。メンディングテープのような、粘着力が弱いテープで仮留めしておくと組みやすいですね。

バネを交換してみた結果は、あまり大きな効果は感じられなかったのですが、マシにはなりました。むしろナット側が緩みやすくなっていることを見つけました。

ここはもう覚悟を決めて、アロンアルファーでナットとネジを留めてしまいました。さすがに緩んで外れることはなくなりましたね。今はこれで様子を見ながら廻してみようと思います。

こういう調整がしやすいのも、キューブ系パズルの良さの気がしています。

posted by じゅうべい at 11:31| Comment(0) | Square-1

2024年12月23日

すごい人はスクエア1もすごい

Speedcubing Advent Calendar 2024、21日目は はいれす さん の「4次元ルービックキューブをやろう!」でした。…すみません、一通りは読んだのですが、全く理解できませんでした。これは空間把握能力がよほど長けていないと難しいのではないでしょうか?私には難しすぎました。基礎編でこれなのですから、その先は想像も尽きません。まずは四次元でも 2x2x2 から始めてくれれば、とも思いましたが、それでもきっと難しかったことでしょうね。

世間の普通の人には 3x3x3 が解けるだけでもすごいことですし、楽器で言えばヴァイオリンは難しそうだし、壊したらどうしようってつい思いますが、慣れてしまえば意外に気軽に楽しめます。四次元ルービックキューブもそういうものかもしれませんね。…でも、今はすみません、無理しないでおきます。


はじめに2で
「この記事では、スクエア1の6手成形(+7手成形)を今日覚えきることを目標としています。」

には”おおっ”と思わされましたが、続く

「前提知識は5手成形までを(最短スライス数で)回せることです。」

いえいえいえ、それが出来る人なら 6手成形は廻せちゃうと思います。

成形については、12/16 の記事に tricon での出現頻度を載せましたが、再掲すると、
SQ1_CSstat241216.jpg

6手成形については、同側拳,拳−茸,凧−拳,拳−樽の 4つの頻度が高いので、それらを(成形名称についてはこちら

同側拳:拳の手刀にズラし拳 → 5-10. 盾−凧

拳−茸:茸の底と拳の手刀をズラす → 5-8. 盾−拳

凧−拳:凧の下向きにズラし拳 → 5-13. 四角−掌

拳−樽:縦樽にズラし拳 → 5-8. 盾−拳

と、5層に上げてしまえば、5層まで廻せる方ならどうにか出来てしまうでしょう。4つとも拳が含まれていて、その左右の判断が分かりにくいかもしれませんが、上記のように判断できれば、拳が右拳であろうと左拳であろうと、上にあろうと下にあろうと、無関係に 5層に上げることが出来るようになります。

などと、手順として頭に入れるのではなく、形で判断しているから私は遅いのだろうとは思いますが。でも、スクエア1は変形を楽しまないともったいないと私は思います。せっかく「形を変える炎みたいでカッコいい!」のですから。

一方、7手成形は廻しやすいので、手に馴染ませたら気軽に廻せると思います。むしろ 6手より速いかも。って、おかしいですよね。

スクエア1と言えば、いかのおすし さん が「OBLP徹底解説」という恐ろしい記事を上げて下さっていました。

「現在トップレベルのSquare-1競技者は、CSP→OBL→PBLという3-lookでパズルを完成状態までもっていくことができます。」

すっごいですねぇ。

「一部の世界最上位層の競技者は、その試技を見る限りパズル全体を2-lookで解いているように見えます。

 実際に彼らはSquare-1を2-lookで解いており、
 CSPとOBLの間に判断をはさまずに、CSP完了からノンストップでOBLを回しています。」

3x3x3 の ZBLL (493手順)みたいなものなのでしょうね。恐ろしい限りです。

OBL については、去年のアドカレで 笛さんが「OBL習得まで」という記事を上げて下さっていましたね。それも充分に恐ろしいものでしたが、整形前にどの OBL がくるかを予測 (prediction) する OBLP、本当に恐ろしいですね。

笛さんによると
「square-1のCO・EOを一気に揃えることを1lookOBLといいます」

とのことなので、OBL は Orient Both Layer の略なのでしょう。

成形時にパリティーを回避する CSP (Cube Shapes Parity) については やはたさんが 2019年のアドカレ

【CSP】スクエアのパリティについて

【CSP】Cale式解説」 ←こちらは いかのおすしさんの記事でも紹介されていました。

という記事を書いていて下さっていましたね。五年経ってもやっぱり理解することは出来ない高級な内容でした。

結局、いかのおすしさんの記事も流し読みするのが限界で、理解しようとすることすら出来ない高級な内容でしたが、「すごい人はすっごいんだなぁ」ということだけは理解できました。

スクエア1は好きなので、時間に余裕が出来たらもうちょっと気合いを入れて読み直してみたいと思います。

そういえば、うえしゅうさんが「7x7カレンダーキューブ製作秘話」というブログ記事を書いて下さっているようですが、相変わらずここの通信環境ではアクセスできず、残念です。興味を持った方はぜひご覧下さい。

posted by じゅうべい at 14:02| Comment(0) | Square-1

2024年12月20日

スクエア1のPBL、これならとっつきやすいかも


ゾンさんと言えばスクエア1
SQ1trial#2-2_7MiddleLayer2.JPG SQ1trial#2_1ScrambleBase.JPG U_SWwNotation.jpg
で著名な方ですね。…ゾンさん さん、と呼ぶべきなら訂正します。さかなクンに「さかなクン」と呼びかけた人に対して、「さかなクン さんって呼べよ」というネットの意見が出て、さかなクン自身が「さかなクン、でいいです」と言ってきた話を思い出しますね。

「「PBL」という言葉はPermutation of Both Layersの略で、U,D面の両方でPLLを解くパートのことをいいます。」

略語がきちんと説明してあって、とても分かりやすくてありがたいです。初心者にはまず専門用語が壁になってしまいますね。特に、頭字語がキツいですね。

PBL は 2x2x2 でよく用いられますね(Kemi さんのサイトではこちら)。

「上級解法ではPBLのケース全てを区別して、各ケースに合った解き方を覚えます。
 PBLのケースは、パリティがあるものとSkipを除いて全967ケースが存在します。」

絶対に無理です。メガミンクス PLL 151手順だってとても覚える気になれません。

「こう書くと恐ろしく見えますが、実際には
 上下反転のケースや左右反転のケースを同じ考え方や手順で解くことができ、
 僕の体感では180ケースほどだと感じます。」

いえいえ、まだまだ充分に恐ろしいですね。Lin MethodPLL は 43手順なのですが…。もちろん私はそれだって覚えていません。

「一般的には60手順ほどを覚え、そこから2手順を組み合わせてPBLを解く「2alg PBL」が使われています。」

それならなんとかなりそう。いえ、60手順だって充分大変ですが。

さらにゾンさんは入門として、J/J, N/N, J/N, N/J の 4手順の紹介に留めて 、判断も T, U, A, Y, Ga, Go, H, J, N, Skip だけに留めて下さっています。これなら取っつきやすくて良いですね。

とはいえ、これだけでも慣れてないものには大変ですね。

私の場合は、隅合わせで合わせられる範囲の辺も合わせようとするので、

上下前上前と下前隅対角、の手順はリストアップしましたが、隅対角については基本手順しか覚えてなく、廻してもいません。

U_Right_D_Diag.jpg
上右・下対角: / (0, -3) / (0, 3) / (0, -3) / (0, 3) / (中段向き替え) ←ゾンさんの記事では N/J

U_Diag_D_Right.jpg
上対角・下右: / (3, 0) / (-3, 0) / (3, 0) / (-3, 0) / (中段向き替え) ←ゾンさんの記事では J/N

がやたらと廻しやすいので、辺移動を読むくらいなら、まずは廻してしまえ、となっています。

上下前SW (ゾンさんの記事では J/J)も基本手順として一番廻し慣れています(どれも 立方体の迷宮 にあった手順ですね)。これを こうさんのサイトにあるように、上段を 1ずらしおよび -2ずらしで廻すことも出来たらさらに効率が上がるものとは思いますが、まだそれができるほど修練を積んでいません。

ゾンさんの記事の例1:スクランブル: 10/0-3/03/30/0-3/-33/-4-4/30/33/30/01

は、私なら、対面色判断で、上が左交換、下が対角交換になっているのが分かるので、6, 0 のあと、

/ 0, -3 / 0, 3 / 0, -3 / 0, 3 /

で隅位置を合わせてから、-3, 3 のあとに

上下時計…中段あり
UD_Clockwise.jpg
(4, 6) / (-1, 2) / (1, 1) / (0, -3) / (3, 0) / (5, -1) / (-5, 1) /

最後は -4, -3 で上下段を揃えて完成させます。もちろんゾンさんの手順よりも圧倒的に手数が多く、また 5 とか 6 とか平気で廻すので、さらにタイムロスになっているとは思いますが、私のように目も頭も廻りが悪いものにとっては、判断が楽であることは重要ですね。

ゾンさんの記事の例2:0-1/-30/41/-1-4/41/-1-1/41/52/-33/44/-10

は、私なら、まず対面色判断で、上が前交換、下が左交換と判断して、1, -3 のあと、

上下前SW
UD_Front.jpg
上下前: / (-3, 0) / (3, 3) / (0, -3) /

のあと、5, 0 を廻してから上反時計(図は上時計)
U_Clockwise.jpg
(1, 0) / (0, -3) / (0, 3) / (0, -3) / (0, 3) / (1, 0) / (0, -3) / (0, 3) / (0, -3) / (0, 3) /

から、3, 6 で上下段を合わせます。

この時計手順は、手順は長くはありますが、単純で廻しやすくて、私は好きです。

ゾンさんの記事の例3:10/-1-1/-3-3/03/41/33/33/52/3-3/14/-10

は、私なら、まず対面色判断で、上が左交換、下は揃っているのを判断して、3, 0 のあと、

上前SN:(3, 0) / (0, 3) / (3, 3) / (0, 3) / (4, 0) / (3, 0) / (3, 3) / (3, 0) /

を廻してから、やはり上反時計で揃えます。

いえ、確かに N/N: /3-3/-33/ で上下対角交換したら -3, 0 から右前下対角

U_Right_D_Diag.jpg上右・下対角: / (0, -3) / (0, 3) / (0, -3) / (0, 3) /

になり、それを上段を工夫して -2, 0 にすることで一気に揃ってしまう(-3, 0 だと上時計が残る)のは確認して「すごいな」と思いましたが、私にはまだまだそこまでの判断は出来ませんね。

隅移動と辺移動を工夫すれば、スクエア1はもっともっと楽しめそうです。私もサボらずに、もっと工夫してみたいと思いました。

…ただ、私は成形と隅向き替えが遅いので、それも手順ではなく、判断と指廻りが遅いので、まずはそちらをもっと修練したいと思います。

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posted by じゅうべい at 11:37| Comment(0) | Square-1