2025年03月12日

HTR、すごすぎて分かりません

いかのおすし さんが、最少手数競技(Fewest Moves Challenge, FMC)の技法の一つ、Half Trun Reduction について、ブログ記事、「HTRガイド(〜3QT編)」を書いて下さっていましたね。

1万字超えの超大作と言うだけでもすごいのですが、すみません、内容が高度すぎて全く理解できませんでした。

そこで紹介されている "HTR Theory" も動画付きの超大作ですが、動画の方はちょっと声が聞き取りにくくて残念でした。まずは Tom Nelson さんの"HTR Tutorial for FMC" から見た方が良いのかもしれません。…私にはちょっと理解力の上でも時間の上でも、視聴するのは難しいのですが。

これほどの技術と知識が無いと取り組めないのなら、私はもう最少手数競技には手を出さない気がしています。大変な時代になりましたね。いえ、競技として、面白いとは思うのですが…。

そういえば、Square 2x2x4 が再発売されていましたね。Kemi さんのサイトで解法を見たとき、やはり何が何だか分からず、頭が全然受け付けなかったのを覚えています。一方、ShengShou の新作パズルハノイミンクスと一緒、つまりは Gem 8 で、みなさん、この形のパズルがお好きなんだなぁって思いました。もちろん(?)、私は持っていません。

CrazyMirror222.JPG CrazyMirror222scr.JPG
はだいぶ解けるようになってきました。解法が同梱されているのにこれだけ時間が掛かるのが私ですね。これについては、そろそろいろいろ紹介できたら、と思っているところです。
posted by じゅうべい at 11:49| Comment(0) | FMC

2021年12月22日

FMC Advent Calendar 2021 の 22日目

この記事は FMC Advent Calendar 2021 の 22日目の記事として書かれたものです。
21日は kits_さんによる FMC Advent Calendar 2021 (3) 思考過程 でした。
23日目は kzyさんの記事です。3試技で 24, 26, 25手って本当にすごいですね。

その FMC の記事の前に。

丸二年書いてほぼコメントがない当ブログですが(先日は kits_さん、丁寧にありがとうございました)、昨日、唐突に7つもコメントが来ていて驚きました。…すべて海外からで 6つは文字化けで読めないものでした。残り 1つは ルービッククロックの解法 のページに エゲレス語で 3x3x3 の解法を、回転記号から白クロスの作り方まで丁寧に書いてあり、最後は URL に誘導するというものでした。全て削除しましたが、日本語でしか書いていない当ブログが世界からアクセスされるようになるとは驚きました。これもアドヴェントカレンダーの知名度の高さによるものですね。改めて、ネット社会の利便性と怖さの双方を体験し、身の引き締まる思いを抱きました。

それはさておき。

FMC Advent Calendar 2021、第3試技のスクランブルは以下の通りです。

R' U' F R B2 F2 R2 U' B2 D R2 U L2 R2 D R' D2 F' D2 L F2 D' U F R' U' F
FMCadv3_scrF.jpgFMCadv3_scrH.jpg
相も変わらずですが、日本配色の青クロスなのはご容赦を。右は透視したものです。

見るからに不穏ですね。背面に左面色の橙が4つもあり、底面クロスの位置も面倒です。普通に解いてみたところ、

D' L' F L2 D' R U' D' L2 // クロス (9/9)
U' L U' L' R U' // F2L #1 左奥・G、最後の R' が次の R' とキャンセル (6/15)
R2 U R L' U2 L // F2L #2 左前・E (6/21)
U' L U' L' B' U' B // F2L #3 左奥・F (7/28)
U2 R' U' // F2L #4 右奥・T、最後の R が次の R とキャンセル (3/31)
R2 U2 R2 F R F' R U2 R' // L1, 向きそのまま (9/40)
U L' B2 U B L' U' B2 U B L U' B' U' L U' // 三角反NS上げ, y+向き (16/56)

いえ、クロスで 9手ってのがそもそもおかしくはありますが、F2L で最少手数の T を引き、キャンセルが 2箇所で起こっているにも関わらず、56手とはなかなかのものでした。多少いじってクロスを変えてみても、手数は増えるばかりでした。

ふと、「赤が左右面に多くない?」と気付きました。z 持ち替えしてみたらデイジーです。悪くないかも、と試してみました。

z D U F2 L2 U R2  // クロス (6/8)
U2 F' U F // F2L #1 右前・I (4/10)
B' U B U' B U B' // F2L #2 左奥・K (7/17)
U' L' U' L' B L B' U2 L // F2L #3 左前・M (9/26)
U L U2 L' U2 L U' L' // F2L #4 左奥・S (8/34)
R B R' F R B' R' F' // T2, 向きそのまま (8/42)

おおっ(『ゴルゴ13』の依頼人ふう)、CLL で最少手数の T2 を引いた上に ELL キャンセルで完成です。持ち替えをなくして書き換えて、

R L F2 D2 L U2 L2 F' L F B' L B L' B L B' L' D' L' D' B D B' L2 D L D L2 D' L2 D L' D' U B U' F U B' U' F'

を解答とします。42手は自己ベストでした。大ラッキーでしたね。

で終えた後、FMC では持ち替え記号は手数に数えないことを WCA大会規則で確認しました。なぁんだ、最初の z で始まる解答で良かったのですね。

持ち替えの王者と言えば TAKAMAT氏。トリコンでも毎回コメントが「普通に CFOP」にも関わらず、34手で 9位に入ったこともあります。WCA ID が 2008〜 なので古参の方ですね。マクドナルド上陸の時点で小学生って歴史を感じてしまいました。息子さんがうえしゅうさんと同じ会社だとか。そんなお偉い方がトリコンでほぼ全種目皆勤ってすごいなぁって思ってしまいました。

ええっと、私は島内剛一先生の本をよく引用していて、世界一周について語ったりもしていますが、島内先生にお目に掛かったことはなく、勝手に「先生」と読んでいるだけです。スピードキューブを始めたのはトリコンが始まった 2016年で、古参とは言いがたいですね。子供もまだ小学一年生で、職場でも一番の下っ端です。

TAKAMAT氏はトリコンの結果でお見かけすることが多く、いくつかの種目で目標とさせていただいていますが、まだまだ遠い存在ですね。機会があったらぜひお目に掛かってみたいと思います。

ともあれ、FMC でいい手順がまるで見つからないときなどに、持ち替えてみるのは悪くないと思いました。スキューブや 2x2x2 でちょくちょく赤底は発生するので、忌避感がないのも大きかったかもしれません。…基本的には CN(カラーニュートラル)否定派(自分にはできないので無理しない)ですが。

まとめとして、持ち替えて(自分としては)いい解答が出せて嬉しかった、という内容でした。試技3の FMC としてまっとうな解は、たむそんさんや kits_さん、kzyさんの素晴らしい解答をご覧ください。

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posted by じゅうべい at 10:48| Comment(0) | FMC

2021年12月13日

FMC Advent Calendar 2021 の 13日目、第2試技

この記事は FMC Advent Calendar 2021 の 13日目の記事として書かれたものです.

明日、14日目は…現在未定です。
空白を埋めるべく今日だけは頑張ってみましたが、明日は難しいですね。もはや空きが出るのも已むを得ない気がしています。

ろーだいさんが記事を書いてくださいました。ありがとうございます。あっさり 33手を出されていてさすがでしたね。

まぁ、すごい方のことはさておき。

(2) R' U' F B2 D2 L F2 U2 B2 R' B2 L' U2 R2 U' R' F2 U B' F L' B2 L' R' U' F

を解いてみましたが、スクランブル以外の絵を作る時間は無いので、解答は記号だけでご容赦を。
FMCadv2_scrF.jpgFMCadv2_scrH.jpg
相変わらず日本配色の青クロスですみません。右は透過して見たものです。世界配色・黄クロスの写真は ふみさんの 12/12 の記事をご覧ください。

ブロックビルディングもドミノリダクションもできないので、普通に CFCE (cross, F2L, CLL, ELL) で解くのですが、クロスを

F U' R2 D2 R' F D B' → 56手

F' U L2 U2 R B' D' F D → 61手

D F L U2 B D' R D2 B D2 → 57手

D' F' R' U L2 B' D L' D' → 59手

と苦しみました。最終的に、

R2 U' D' B R B2 D F' R // クロス (9/9)
F' U F R' U2 R // F2L #1 右奥・G (6/15)
U2 F' U F R U R' // F2L #2 右前・F (7/22)
U2 B' U B2 L' B' L // F2L #3 左奥・E (7/29)
U' F U' F' U2 L' U' L // F2L #4 左前・K (8/37)
F' L' F R' F' L F // T0, y+向き、最後の R が次の R2 とキャンセル (7/44)
R' U B' F R2 B F' U R2 // 三角正, y-向き (9/53)

R2 U' D' B R B2 D F' R F' U F R' U2 R U2 F' U F R U R' U2 B' U B2 L' B' L U' F U' F' U2 L' U' L F' L' F R' F' L F R' U B' F R2 B F' U R2

の 53手を解答とします。

CLL で T0 の初手キャンセルを引けて、ELL で三角正、さらにその初手がキャンセルになったのが大きかったです。最後の上面合わせもないのもラッキーでした。

相変わらず変なクロスを連発していますが、意外に手数が変わらないことには驚きました。いろいろ試してみるのは楽しいことでしたね。

知識や技術が増えたらもっと楽しいのでしょうけど…、今回はこの辺で失礼します。

posted by じゅうべい at 10:54| Comment(0) | FMC