面転八面体、Face-Turning Octahedron (FTO)
小片の名称は
左から順に”隅”,”辺”,”塁”、表記は CIF (Center in Front) と EIF (Edge in Front) で言えば、EIF です。
J式の回転記号は島内先生の S式にちなんだ以下の通りで、反時計廻しは "-" を(本来は右肩に)つけます。面は大文字で示します。
中層回転は j を、複層廻しは & を添え字として付けます。これらは J式 4x4x4
さて、Kemi さんの解法ではこのパズルは辺合わせで完成しますが、今回の解法では既に辺は合ってしまっているので、この塁合わせをしたら完成してしまいます。
新味がなくて申し訳ありませんが、2020年10月14日の記事 の通り、
中層廻しが多発します。私はあまり無理せず、ej は e& e-, wj は w& w- で廻しています。前上げと奥上げはそれぞれ逆手順ですが、中層まわしを先にするのが前上げ、後にするのが奥上げ、とすると覚えやすいですね。
Kemi さんも仰(おっしゃ)っているように、これらの手順は共役(セットアップ)が利きます。まず側面にある、上面に上げたい塁を右前か左前に移動し、それから上面の向きを合わせましょう。
共役は、戻せなかったら青六つ組からのやり直しになったりします。側面→上面→手順→上面戻し→側面戻し、たとえば e t (手順) t- e- と決めてしまうことをお勧めします。手順が終わった後は必ず上面反時計廻しとか。隅が位置合わせのガイドになってくれるので、一手順だけなら復旧は容易です。
4面 3塁、合計 12塁を二つづつ合わせると最大でも 6手順で塁は全て合うことになります。実際には 4手順くらいで揃ってしまうことが多いと思います。廻しやすいのはやはり右前→奥上げでしょうか?左前系は i が左手で廻すことになるのでやや廻しにくく感じるかもしれませんが、慣れれば意外と楽に廻せます。
一手順で3点移動が揃えられたらお得ですね。
移動方向が逆の場合も i- t- (手順) t i や n t (手順) t- n- の共役部分は変わりません。右から時計廻しの場合は奥上げ手順、反時計廻しなら前上げ手順、とすると覚えやすいでしょう。
積極的に探してこの手順を廻すようにはしていますが、探したり迷ったりして時間を喰うことが多いので、最近は無理しないようになってきました。この三面移動は最大で三重共役になることがあり、戻し損なうと崩壊します。右→上→左の順に共役し、戻すときには左→上→右の順で戻す癖を付けると多少は安全性が増します。
右前手順・左前手順のカッコの中の二手目の回転方向を逆にすると、例えば、
(s n s-) wj- (s n- s-) wj
で背面右下にある塁を n- で上面に持ってきた共役での移動と同じ結果になります。
この手順を見つけたときには「画期的だ」と思ったのですが…、背面を確認するのが意外と手間で、まだ実戦投入に至っていません。上記の三面移動は見つけやすく、判断しやすい点でお得ですね。
わじまじさんによる Bencisco Method の紹介記事 での HL3T (Last 3 Triple) の odd の最後に必要になる二点交換手順も移動としては上記手順とほぼ一緒になります。
J式表記にすると、e& t e- t- ej- t e t- e- で
という移動になります。
はっきり言ってめちゃくちゃ廻しやすいです。ただ難点は私がこの手順での移動に慣れてないのもあって、移動も共役もなかなか読めず、却って時間を喰ってしまっています。
N面右上と S面右上に対して三つ目を底面または I面から持ってくる形になると思うのですが、迷うくらいなら上記の右前上げ・左前上げで対処してしまった方が現状は速そうですね。
私は現状、黄赤の六つ組を合わせて 1分30秒程度、上級者に遥かに及ばないのは手順のせいではなく私の廻す速度が遅いからだとは思っています。遅い理由も磁石入り素体を使ってないからではなく、単純に指廻りの問題でしょう。
一度、私にしては飛び抜けたタイムを出しましたが、私の現状では平均 3分半がせいぜいですね。
ただ、もしこのパズルを敬遠する理由が「上級者が用いる Bencisco method がよく分からない」であれば、相対的に分かりやすい気がするこの方法をお試しいただければと思います。
分かりやすいっていいと思います。判断に迷うのが一番のタイムロスですから。