昨日の記事の後半をぶった切って、こちらに独立させました。
Excel での記録表示について、
=INT(データのセル/60)&":"&TEXT(MOD(データのセル,60),"00.000")
がそこそこ簡単なのでお勧めします。Excel を駆使すれば、そんなに難しくなく、平均の算出も、分を : で表示することも可能です。
ただ、60秒未満の記録に ":" がついたら見にくいですね。ですので、実際には
=IF(データのセル<60, TEXT(データのセル,"00.000"), INT(データのセル/60)&":"&TEXT(MOD(データのセル,60),"00.000"))
が良いでしょうね。
この場合、得られた結果は文字となり、=VALUE(データのセル) で数値に戻せます。
実際には、=VALUE(データのセル)*24*60 で分に戻すか、さらに 60倍して秒に戻すのが良いでしょう
たとえば 3:58.687 は、=VALUE("3:58.687")*24*60 で 3.978117 (分)となります。
また、=(VALUE("3:58.687")*24*60-int(VALUE("3:58.687")*24*60))*60 で 58.687 (秒)と、秒部分を取り出すこともできます。
函数でなく、表示形式を自作して対応する場合は…。
値(秒表示の場合、その値を /60/60/24 してください)が入力されているセルを右クリックして、”セルの書式設定”→”表示形式”を選び、”種類”の下の入力枠に、
[<0.000694444]ss.000;m:ss.000
と入力すれば、60秒以下なら 58.687 など、60秒以上なら 3:58.678 と表示されるようになります。
ちなみに、0.000694444 = 60/(60*60*24) です。Excel は時間の単位が 1日なので…。
と思いましたが、そもそも、”値を /60/60/24”が面倒で、現実的ではありませんね。やっぱり函数を用いた方が簡単のようです。
恥ずかしながら、ゾンさんの第ゼロ回大津スピードキューブオフ会の計測会結果を見るまで、Excel の函数の TRIMMEAN を忘れていました。三年くらい前にもキューバーのどなたかの結果集計で見た記憶があったのですが…。TRIMMEAN(値の範囲, 除外数÷全数) ですね。普通のキューブの記録なら、カンマのあとは 2/5 = 0.4 でしょう。
ただ、私はトリコンの記録を、最速・最遅を括弧で括って空白で区切った文字列で記録しているので、それを文字列操作函数でぶった切って対応しています。
たとえば私の以前の記録、
(5:26.696) (3:43.103) 4:18.392 3:51.258 3:46.412
も Excel の函数で自動的に平均記録 3:58.687 が計算できるようにしていますが、その過程のセルに、
=TRIM(SUBSTITUTE(E1792,MID(E1792,FIND("(",E1792),FIND(")",E1792)-FIND("(",E1792)+1),""))
とあり、自分でも「なんだっけ?」とかなったりしています。
その計算部分だけを取り出したシートを作ってみました。ご参考いただければ幸いです。
上段は全ての記録が 1分を超えるもの、下段は平均に用いられる記録の 1つだけが 1分を超えるようにしてあります。
平均・最速の右側に並んでいる数字は作業過程の欄なので、実際の使用に当たっては欄の幅を狭くするか、文字色を薄くするなどで、目立たなくした方が良いでしょう。
Excel は楽しいので、ぜひいろいろいじっていただければと思います。