Latch Cube

完成直前の形が
なので、青隅の間に青辺、緑隅の間に緑辺が入るように廻せばいいのは問題ありませんが、白隅の間には赤辺が、黒隅の間には黄辺がはいります。慣れるまではうっかりしたり、混乱したりしやすいので気をつけましょう。
PDF ファイルの解法の手順(奥→右→前→奥の三点交換)は
黄前で R3 U2 R U R3 U R U R U2 R3 U3 R U3 R3 U3、
最後の上面廻しは別にしても 15手とだいぶ長めの手順となってしまっています。
やはりHATAMURA さんの手順 が良いでしょう。動画を一時停止して戻して、何度も見直して書き出したものです。
三角正(右→前→左→右): 単純三角 正時計回転 の略
黄前で e3 t3 e t3 e t e2 t e t3 e t3 e3 t2 / R3 U3 R U3 R U R2 U R U3 R U3 R3 U2
私の ELL (Edge of Last Layer) 手順は奥面が動かないように揃えてあるので、この手順はそれと一致していて助かります。回転は右面と上面、しかも時計廻し限定なので、回転量を、3, 3, 1, 3, 1, 1, 2 〜と覚えてしまうのがいいかもしれませんね。「さんざん一茶”いい!”にいいさ、勇(いさみ)ふう」などと語呂合わせすることも悪くないかもしれません。最後の t2 (U2) は場合によっては不要ですね。
三角反(右→左→前→右): 単純三角 反時計回転 の略
黄前で t2 e t e3 t e3 t3 e2 t3 e3 t e3 t e / U2 R U R3 U R3 U3 R2 U3 R3 U R3 U R

いえ、本当に単純に逆手順を用意しただけですが、最初の t2 (U2) が必要となるだけでなく、絶妙に廻しにくいですね。単に私がこちらを廻す回数が少ないだけかもしれませんが…。
残念ながら、向き替えのない十字(H-perm)と二の字(Z-perm)は廻せないので、十字の場合は、三角正→t- (U')→三角正、二の字の場合は、三角正→t2 (U2)→三角反、と廻すしかありません。上面廻しは手順とキャンセルで気はしますが…。
で終わらせるつもりでいたのですが、冗談で廻してみた手順がいくつか廻ってしまって驚きました。
David Singmaster の最古の手順の一つ、隣辺上げが実は廻せました。島内先生の本を読むと分かりますが、初期はこれが廻せず、みなさん、苦労なさっていたようですね。長手順でどうにか対応していたようです。
これが廻せてしまうのであれば、CLL ももっと自由度が上がりそうですが、このラッチキューブの上面手順の多くは白矢印が全て上面を向いていることが必要なことが多いので、単純にはいかないと思います。ちょっといろいろ調べてみたいですね。
270°回転なしの 11手で三辺交換が回せてしまいました。ただ、辺の向きの状況によっては e-3 が発生したりもします。
ただの逆手順のはずなのですが、打って変わってめちゃくちゃ廻しにくいですね。これも辺の向きによっては逆回転 270°が必要になったりします。
この短手数手順の十字移動が実現できて、本当に嬉しかったです。黄前でも緑前でも回せませんでしたが、まさか青前なら廻せるとは。10手手順なので、向き替えなしの十字移動は、この十字右上げの後に ES隣辺上げを廻しても合計 23手、三角正を 2回廻すよりも遥かにお得です。なによりこちらの方が廻しやすいですし。
二の字もこの短手数手順が廻せました。理由はまだ分かっていませんが、二の字 前上げはどうもちかえても廻せていません。まぁ、こちらが廻せれば、いろいろ覚えるのも大変ですし、これでもう充分ですが。二の字移動についても、三角正→三角反で廻すよりも、この手順の後に ES隣辺上げを廻した方が合計 24手と、ずっと短くてすむようになりますね。
これらの追加手順は、慣れてない方には分かりにくく、また追加して覚えるのも大変でしょうし、無理する必要はないでしょう。三角正と三角反だけ、究極的には三角正だけ覚えておけば辺移動を終わらせることができます。
以下の形にできたら、
あとは e w- (R L') を廻して、ようやくこれでラッチキューブも完成です。お疲れ様でした。