昨日はいつもと違う道筋で出勤したのもあってか、奥さんの弟氏にも目撃されていたようです。彼は職場のサイクリング部に所属していて、“軽自動車が買える”値段のロードレーサーに専用スーツで乗っています。私は前に大きなスチール製の籠、後ろに荷台、両足スタンドという、ごついママチャリを立ち漕ぎして橋の上を高校生を追い抜いて行っています。デスクトップパソコンに実験機器にと、いろいろと運搬したものでした。が、さすがにサイクリング車には敵いません。その弟氏が私の奥さんに語ったところによると「ルービックキューブを一心不乱に廻していて、怖くて声をかけられなかった」とのことでした。奥さんにも「身内にすら気色悪がられるってすごいよねー」と言われてしまいました。かつての縁台将棋のように、そこかしこでみんながキューブを廻すようになれば、こんなことも言われないと思いますが、それにはまだまだ時間が掛かるようです。
そうそう、北村暁さんが「Master Skewb センター3点交換の手順を見つけた。」と仰っていましたが、私が Rex Cube の解法手順でも紹介した Jaap氏の手順、URF' UFL' URF' UFL' DLF' UFL' DLF' DFR' DLF' DFR' URF' DFR' (J式なら m s m o m o w o w s w s)が絶対に短くてお勧めです。Twizzle Explorer に入れて、ちゃんとマスタースキューブでも センター 3点交換となることを確認しました。北村暁さんとお知り合いの方は連絡していただけると嬉しいので、どうぞよろしくお願いします。
さて、先週の TORIBOコンテストのスキューブについて、その4とその5についても紹介してしまいましょう。
その4: U L B' R U' L' B' R L U' R'
x2 y2 持ち替えで
右は前から透視したものです。私は日本配色(世界配色とは黄⇔青交換)なのでご容赦を。
J式スキューブの回転記号を再掲しておきます。反時計回りでは各記号に"–"が付加されます。
さすがにいま冷静に見直したら私でも白底で解きますね。e- で右、s- で前が入り、板S上げ、w s- w- s で
持ち替えの必要なく、時計NW上げ、s e g (s- e g-) s- e g で完成です。これが最速の方も多かったようですね。
私は頑固に青底で解いてしまったので、x y 持ち替えで、
いやぁ、いま見てもなんで白底を考えなかったかと思ってしまいますね。
ともあれ、奥 s- n、右 e s- e-、5手はかかりますが典型的なパターンで、頭を悩ませずにすむのがありがたかったです。最後は s- で前が入ったところで、前時計W上げ、s w s- w-、y 持ち替えで以下のようになります。
持ち替え前に、下隅と面が合っている緑が正面に来ていて、持ち替えと判断がしやすかったのも大きいですね。その1とその3でミスが続いて手順を確認し直した、時計EN上げ、s g- e (s g s) e- g- s で完成です。特別なことを考えていたわけではありません。普通に、右 n e、奥 s n- だけ自然に読みました。奥に入れるのがその位置にあるのは普通は面倒なのですが、初手で左上に上向きになってくれてラッキーと思っていました。本当は読めたはずですが、そこまで来てから s で前も入れました。
なんとなく”揃っているなー”と思いながら廻してはいたのですが…。板W上げ、私はやや y- 気味に持ち替え、実質 w s- w- s っぽく廻しました。完成です。慌ててタイマーを止めました。
私ごときではまだまだこの形がいきなり完成することは頭に入っていません。それにしても驚きました。こういうことが起こるのもスキューブの楽しさですね。