今朝は用事があって、町中を通って出勤しました。自転車での信号待ちでキューブを廻して4,5年、同じく信号待ちをしている中高生が声をかけてくることは一度たりともありませんでしたが、ついに話しかけられる日が来ました。「私も買ってみたんですけど、全然できないんですよ。何かコツでもあるんですか?」「それはもう…」信号が変わったので行くように促されましたが、白髪のおばあさんでした。JRで廻していたときに声をかけてくれたのも熟女の方でした。少年少女にはそのような声かけは、まだ難しいのでしょうね。残念ながらその道を同じ時間に走ることはないと思いますが、もう一度機会があったら、tribox の手順書でも渡してあげたいものですね。
先週の TORIBOコンテスト、望月シンジさんがスキューブに初参戦すると聞き、意気込んでいたのですが、私はその1とその3で混乱・崩壊して残念なタイムを出してしまいました。
ところが私だけでなく、全体的に苦しんだ方が多かったようです。どれが最速でどれが最遅かは本当に人それぞれでしたが…。
その1: R B U' L U' L' R L' U B' R'
x- y2 持ち替えで
右は前から透視したものです。私は日本配色(世界配色とは黄⇔青交換)なのでご容赦を。
J式スキューブの回転記号を再掲しておきます。反時計回りでは各記号に"–"が付加されます。
世間のみなさまに合わせるなら、この赤底で e- で右、n で奥、s で前と入るので、y 持ち替えで縦交換E上げ、s- e n- e- w s- w- ですね。私は縦交換はできれば避けようと思いますが、これだけ廻しやすいなら、それを頭に入れて廻してどうにかします。インスペクションでも簡単に読み切れますね。廻してみると、
あらら、持ち替えの必要なく、PiW上げで完成です。(s- w s w-)^2 ですね。この左図を見ただけで PiW上げと判断できると良いですね。
私は頑固に青底で解いてしまったので、z- y2 持ち替えで、
s- g で底、n で奥、s- e- で右、s- で前まで入ってしまいました。
板E上げ、s e- s- e で上面から黄がE(右)面に降り、S(前)面の赤はN(奥)面に移動します。それって、E(右)面に降り⇔N(奥)面交換の二の字ですね。隅は持ち上げる面に対して左側が上がる Pi 向き替え、つまり白を赤隅の面から上げる Pi上げとなります。
手順を廻して y 持ち替えで、
本番で、廻している最中にこれだけ読めたら良いですね。最後は二の字PiS 上げ、e- s (e- g e-) s (e g- e-) n で完成です。
私は初手を勘違いで s にしてしまい、揃わなくてパニックに陥りました。そういうときこそ落ち着かなくてはなりませんね。
これは青底で素直に廻せますね。右と奥が拮抗しているので、s で奥を前に退避させて、e で右を入れた後に s- n- で奥を入れるのが良いでしょう。左上にある前隅は、頑張れば移動を読みきれま。初手で右上に上向き、2手目の e で奥向きに、3手目で左上に奥向き、4手目で右上に上向きとなります。ですが、私は無理しませんでした。白板は奥を入れた時点では上に向きますね。
最後は s で前隅は時計捻りとなりました。白板は上から降りて E(右)面に配置されます)。
廻している最中はここで緑面が完成していることには気付きませんでした。分かっていたら、x y 持ち替えで、反時計NW上げ、g- e (s e s- e-) g e-、これも高速手順なので、廻せたらごっつぁんでしたね。
私はそんなことは気付けなかったので、素直に前時計E上げ、s w s w- s で、y- 持ち替えして、
反時計PiE上げ、n- (s- e- s- e-) n- e- s、Nせっせ熱せ、廻しやすくて大好きな手順です。高速手順が来てくれてラッキーしました。やや y 気味に持ち替えて、s- ・s は左手で廻しています。
その3:L U B' U R B U' R' L' B' R'
x y- 持ち替えで、
いえ、スクランブルから z y- で緑底で解くのが王道でしょう。s で前が入った後、e- で右、n で奥でもその逆でも前が時計捻りであることに変わりありません。ただ、e- n だと黄が奥に来るので、前時計N上げ、e- s- e s の高速捻りができてラッキーですね。y 持ち替えで、十字SE上げ、s n e- (g e- g e-) s n で完成です。
ただ、底が s g-、右が s e- で入り、併せて s g- e の 3手で三つ組みが揃うことが見やすいパターンだったので、私は上面の捻りに考え込むよりは、とこのまま廻すことにしました。
ここで、せっかく正位置で底向きに入っている奥がもったいないですね。初手で g を廻しておくと、2手目の s でその奥が左上の前向き、n で入ってくれる位置に来ることも読めました。これは廻しやすいですね。
で、g s g- e n を廻すと、
さすがに私はインスペクションでこの状況を経ての完成形までは読めません。前時計上板なので、E(右)面⇔N(奥)面,S(前)面⇔W(左)面の交換が起こり、右上不変、前上反時計捻りとなるので、y2 持ち替えで、時計WS上げになることは分かりますが、実戦では廻している最中には、私はそこまでは判断できません。
上記から s (n w- n- w) s-, y2 で、
はい、読み通りでしたね。時計WS上げ、n e- (n- s- n) e n- s で完成です。
私は、初手に n を廻してしまって大崩壊を起こしてしまいました。まだまだ修行が足りません。
スキューブはいろんな解き方ができるのが面白いですね。多くの方に楽しんでいただきたいなと思います。