まっさんさん による みなとみらい 2022 の報告ブログ、大会が楽しかったことがとても伝わってきて、読んでいるこちらも楽しかったです。改めて、日本記録更新、おめでとうございます。多くの方がこのまっさんさん のブログを紹介していることでも、その喜びが伝わっていること、共有できていることが分かりますね。
私は多数の人を招いて行う大会のようなものの運営に関わったのは一度だけで、トップの無茶な意向に合わせるためにいろいろ苦労した思い出しかありません。打ち上げでもトップ以外だけで集まり、愚痴と終了した安堵だけを共有し合いました。このみなとみらい 2020 の運営では運営者たちが、共通の目的のために意識と情報が共有され、参加者(競技者)としても運営者としても楽しめたというのは本当に良かったと思いますし、羨ましくも感じました。
人々をサポートする立場は、そのことについて違った面を楽しめます。様々なことを違った面から見ることができると思考が多面的・重層的になり、楽しみ方も変わってくることでしょう。多くの人にその立場を一度は経験してみていただきたいと思います。
京都キューブオフ会を開いてくださっている望月シンジさんがスキューブを始めたそうです。初計測が、18.64, 14.45, 24.74, 18.53, 18.36、平均で 18.51 っておかしくありません?これだから才能がある方は困ります。私はトリコンでスキューが初開催された 2018年 後半期 第24節できっちり最下位で平均で 1分20秒、最遅に至っては 3分を超えています。平均が 30秒を切ったのはその半年後、安定して 20秒を切れるようになったのは 2年経ってからでした。
優秀な人と自分を比べて落ち込んでも意味はありませんね。私のような者でも食い扶持を稼げて、家族を養えているのですから、それでいいことにしたいと思います。
ちなみに、その望月シンジさんのツイートでスキューブ解法の Sarah Method について、「「さらー」じゃなくて「せら」」とありました。Sarah Strong さんはカナダのオンタリオの方で、カナダ人と日本人とのハーフだそうですね。名前の Sarah の発音について調べてみましたが、他のサイトの発音も聞いてみましたが、明白に”セラ”と聞こえたのはイギリスの人の発音だけで、他のアメリカ人の発音は微妙に感じました(カナダ人の発音はなし)。末尾を伸ばす発音は見当たりませんでしたが、”サラ メソッド”で別にいいと思います。
いえ、Valk が”ファルク”,QiYi が”チーイー”,Roux が”ルー”,Pochmann が”ポフマン”,などはそれでいいと思いますけど、微妙な母音は無理する必要はないように思います。また、日本語として慣習化した言葉も直しにくいですね。いまさら「ベートーヴェンじゃなくてベートホーフェンだ」と言われても困ってしまいます。北京はペキン、南京もナンキン、こういうのも勘弁してください。イギリス語話者もウィーンをヴィエナ、モスクワをモスコウと読んで変えようとしませんし。もちろん、ゲーテはギョエテではなく、ショパンはチョピンではなく、バッハはバッチではなく、明治期に話題になった“訂正された誤った発音”は直された上で日本語化した現行のものでいいと思います。ピアニストのマリア・ジョアン・ピレシュも以前の”マリア・ジョアオ・ピリス”より現行の方が良いでしょう。Danzig(今はポーランドのグダニスク)を歴史的文脈で”ダンツィヒ”と読んだら、英会話を習っているカナダ人に「ダンツィグで読んでいた。ドイツ語でそうならそう読む方がいいよね」と言ってもらえました。
名前は難しいですね。そのカナダ人はスロベニア系で、お兄さんが桂 三輝(サンシャイン)と同い年で知り合いだそうです。その本名 Gregory Robic について彼は「スロベニア系ならたぶん苗字は”ロビッチ”で発音するよ。まぁ、イギリス語話者用には面倒くさいから”ロビック”で通しているかもしれないけどね」などと言っていました。
じゃあ、Sarah Strongさんに直接聞いてみるのが一番、と意気込んでみましたが、最後のコメントが 3年前(なぜにハングルで?”もちろん、ありがとうございます”だそうです)、返事をもらうのは難しそうに感じました。まぁ、互いを無理に訂正することなく、好きに呼ぶのでいいように思います。