2022年02月10日

Clover Cube Plus解法3:側面を下段まで揃える

Clover Cube Plus、中国語で四葉草加強版
CloverCubePlus.JPG CloverCubePlusW333.JPG CloverCubePlus_ete-t-'.JPG CloverCubePlus_DminusVplus.JPG
の解法の続き、一面が揃えられたら、それを底面に持ち替えて下から側面を揃えていきます。

毎度のことになりますが、J式の回転記号は、2x2x2 部分については
CloverCubePlus_notationETS.jpgCloverCubePlus_notationWMB.jpg
反時計廻しは"-"を、180°回転は"2"を付加します。

辺回転については
CloverCubePlus_notationEdge.jpgCloverCubePlus_vPlus.JPG CloverCubePlus_vPP.JPG
最初の合わせ目まで廻すのが +/-、次の合わせ目まで廻すのが ++/-- 、時計方向に廻すのが +/++, 反時計方向に廻すのが -/--、となります。+ も - も付いていない場合は 180°回転となります。

CloverCubePlus_Edge.jpgCloverCubePlus_Petal.jpg
部位の名称については、左の着色部分を”辺”、右の着色部分を”葉”とします。前回は右を”花”としてしまいましたが、二葉交換など、”葉”の方が言いやすそうに感じたので訂正します。

さて、側面もまずは辺から揃えていくことに変わりはありません。まず下段から揃えていきましょう。
CloverCubePlus_side_kwkw-.jpg
手順を底面と同様にするなら、このように底面を左面に置いて k w k w-、出迎え法で入れていって良いでしょう。

上面から降ろしてくるときにはその上面を上に向けて、

スーネ(S=, w- t2 w t w- t w t2 / L' U2 L U L' U L、左奥以外の三隅を時計方向に捻ります)
OLL_S.jpg

アンチスーネ(aS=, e- t- e t- e- t2 e t2 / R' U' R U' R' U2 R、左奥以外の三隅を”反時計”方向に捻ります)
OLL_aS.jpg

で向きを替えることで側面の上側に持ってくることができます。そして、また横倒しにして、k w k w- で入れていけば良いでしょう。

Clove Cube では不可能な移動を効率よく実現するためにも、上記手順および Pi上げ(たとえば n- (e- t- e t )^2 n など)はどんどん廻せるようにしておきましょう。つい引っかけて側面回転の p, q をしまいがちですが、めげずに廻しましょう。

ちなみに、スーネ・アンチスーネの名付け親は Lars Petrus、スウェーデン人だったのですね。Sune はスウェーデンの鉄器時代の言葉で息子、son や sohn(ドイツ語)などと同源の言葉だそうです。これがラテン系になると、filius(ラテン語), fils(フランス語), figlio(イタリア語)など、語の雰囲気が変わってくるのが面白いですね。

下段側面の葉の入れ方も底面と同様です。
CloverCubePlus_TopLeafLowerR.jpgCloverCubePlus_TopLeafLowerL.jpg
右上から前なら、q で迎えに行って、d で辺と合体させて q で目的の場所に入れます。左上から右面前下なら q で準備しておいて、v で辺と合体させて q。この説明では分かりにくいとは思いますが、実際に廻してみれば納得できると思います。

ここまではこの手のパズルに慣れている人ならあまり悩まずに進めてこれると思います。慣れてない方も、廻していれば問題なく理解できるでしょう。

上段〜上面は簡単にはいかず、このパズルを解く醍醐味となります。そちらはまた次回に。


posted by じゅうべい at 18:30| Comment(0) | 立方体と曲線
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