の解法の続き、一面が揃えられたら、それを底面に持ち替えて下から側面を揃えていきます。
毎度のことになりますが、J式の回転記号は、2x2x2 部分については
反時計廻しは"-"を、180°回転は"2"を付加します。
手順を底面と同様にするなら、このように底面を左面に置いて k w k w-、出迎え法で入れていって良いでしょう。
上面から降ろしてくるときにはその上面を上に向けて、
スーネ(S=, w- t2 w t w- t w t2 / L' U2 L U L' U L、左奥以外の三隅を時計方向に捻ります)
アンチスーネ(aS=, e- t- e t- e- t2 e t2 / R' U' R U' R' U2 R、左奥以外の三隅を”反時計”方向に捻ります)
で向きを替えることで側面の上側に持ってくることができます。そして、また横倒しにして、k w k w- で入れていけば良いでしょう。
下段側面の葉の入れ方も底面と同様です。
Clove Cube では不可能な移動を効率よく実現するためにも、上記手順および Pi上げ(たとえば n- (e- t- e t )^2 n など)はどんどん廻せるようにしておきましょう。つい引っかけて側面回転の p, q をしまいがちですが、めげずに廻しましょう。
ちなみに、スーネ・アンチスーネの名付け親は Lars Petrus、スウェーデン人だったのですね。Sune はスウェーデンの鉄器時代の言葉で息子、son や sohn(ドイツ語)などと同源の言葉だそうです。これがラテン系になると、filius(ラテン語), fils(フランス語), figlio(イタリア語)など、語の雰囲気が変わってくるのが面白いですね。
下段側面の葉の入れ方も底面と同様です。
右上から前なら、q で迎えに行って、d で辺と合体させて q で目的の場所に入れます。左上から右面前下なら q で準備しておいて、v で辺と合体させて q。この説明では分かりにくいとは思いますが、実際に廻してみれば納得できると思います。
ここまではこの手のパズルに慣れている人ならあまり悩まずに進めてこれると思います。慣れてない方も、廻していれば問題なく理解できるでしょう。
上段〜上面は簡単にはいかず、このパズルを解く醍醐味となります。そちらはまた次回に。