ようやくですが、Siamese Mirror Cube を作りました。TORIBO で現在品切れ中の CubeTwist 製品は金銀の二色ですが、私は金一色に憧れていました。YJ 製のMirror Cube は回転がとてもスムーズで、ストレスなく廻せていいですね。
参考にしたのはもちろんこの 作り方の動画 で、始めてしまえば簡単に短時間で完成できます。動画の説明文を簡潔な日本語にしてみました。
準備するもの:ミラーキューブ二つ
と、ねじ回し,接着剤。
動画にある、布は特に要りませんでした。YJ 製のMirror Cube は内部が特にぬめぬめしたりしていません。
1. 方向を確認し、結合する面のセンターキャップを外します。
私は TORIBO の製品写真に合わせました。
単に上下をひっくり返して乗せただけです。
センターキャップはマイナスドライバーで簡単に外すことができます。爪でも開けられると思いましたが無理しませんでした。
2. キューブの小片が外せるくらいまでネジを緩めます。
YJ 製のMirror Cube はバネがよく利いているので、そのままでも外せそうでしたが、いちおう仰せのままにネジを緩めて外しました。
私は CubeTwist製と同様に、二番目に薄い面を上にして、そのなかの一番太い列の三つの小片を外しましたが、好き好きでしょう。ただ、どこを外すかはよくよく確認した方が良いでしょう。
3. ティッシュや布で内部の潤滑剤を拭き取ります。
不要でした。
4. 結合したときに外から見えなくなるステッカーを確認します。
5. それらのステッカーを剥がします。
右上に見えている ステッカー剥がし はものすごくステッカーを剥がしやすいのですが、品切れなのが残念です。The Cubicle でなら現在もまだ買えます。
勢い余って片方だけはステッカーを剥がしましたが、「廻していたら内部が見えることもあるよね、そのときはステッカーが貼ってあった方がきれいに見えるんじゃない?」を思い直しました。汚くなってしまいましたが、剥がしたステッカーは貼り直しました。
6. 接着した後に小片が外れないように、緩めたネジを締め直します。
重要ですね。締めすぎると廻しにくくなるので、回転の具合を確認しながら締め直しましょう。
7. 接着面を削って接着剤が乗りやすくします。
動画ではわざわざ「マイナスドライバーの方が簡単だけど、ネジを開けるのに使っていたプラスドライバーでいいんじゃない?」って言っていましたが、私は手元にあった紙やすりを使いました。#400 で良いでしょう。プラスドライバーを”Phillips”と呼ぶのはどこかで聞いたことがありました(ウィキペディア では様々な区別が紹介されています)。この辺もお国柄が出ますね。
ここで重要なのが接着面です。以下の写真の、枠で囲った部分同士、上面中列の側面同士で接着します。
最初、「せっかくステッカーを剥がしたんだから、そこを接着するんでしょ?」と思い込んでいましたが、接着前の最終確認で合わせて廻したところ、どうにもうまく廻りません。上段だけ 3x1 で回り、下段は回転障害でまるで廻りませんでした。「これじゃつまらないじゃん」と 動画 で動作を見ながら自分でも廻して確認し続けて、ようやく把握しました。
という誤解を生じかねないので、ステッカーは外さないことをお勧めします。きれいだし、剥がしにくいし。
8. 接着面を確認して、接着剤で接着します。
9. よく圧着します。
日本には世界に誇るアロンアルファーがあるので接着には問題ないでしょう。片面に塗って圧着して 60 数えて、一晩放置すれば完成です。
回転も自由自在、5層が独立して水平回転します、ってそれは当然か。
懸念の回転障害も発生せず、上半分も下半分も独立して自由に回転してくれます。
自分で工作してみるのは楽しくて良いですね。
中国語では”連體魔術方塊(簡体字では 连体魔方)”となります。“鏡面”をつけて検索してみても、CubeTwist 製品が表示される程度ですね。解法については、詳細は確認していませんが、そこそこ図が見やすいサイトも見つけました。ただ、字ばっかりではありますが、Jaap氏のサイトは、ちょっと丁寧に読んでみたら分かりやすく感じました。
CsTimer にこのパズルのスクランブルがあるのがすごいですね。見てみたら、
U' r U R2 U2 r2 U R' U R2 U2 r' U' R U r R2 U' r' U2 r2 U' R' r' U2 z2 r2 R' U2 r2 R2 U R' U r R' U R' r U' r' R2 U' r2 U2 R2 U' r U2 R2 U2
などというのを示してくれましたが、長いですね。途中にある z2 が上下反転でしょう。まずは試してみたいと思います。