四階面転八面体、Master FTO、
J式での各部位の名称を再提示します。面転八面体 Face-Turning Octahedron (FTO) の J式の名称 を流用して、
を”中”(”中心”を一文字で統一したもの)、
をマスターピラミンクスから流用して”辺”、
をマスターピラミンクスから流用して”翼”、
を”塁”(FTO において、Kemi さんは ”インナー”、FTO Notes では "Triangles"、魔術方塊では "中心三角")、
としたいと思います。
やはりキツかったのは翼合わせでした。本来は大変なはずの、中三点交換が北村暁さんのセンター三点交換手順でどうにかなり、辺三点交換もたしか Michele Regano さんの動画 からどうにか習得できたようです。…この動画について当人は、「使う手順は 2つだけ、全然複雑じゃないよ」なんて言ってくれていますが、その辺三点交換以外は全く理解できませんでした。
回転記号も、面転八面体 (Face-Turning Octahedron, FTO) の J式記号を踏襲します。
Kemi さんの Face Trun Octahedron の項と同様に机上に置きやすいように置き、上面を T面、下面を B面、前面を S面、右前面を E面、左前面を W面とし、それぞれの面を廻す記号を小文字で表記するのは、島内先生の S式に由来し、3x3x3 を始めとした J式一般となっているものです。右背面が n, 左背面が i となるのは J式メガミンクス以降、よく用いている記号です。面を正面から見て時計廻しはそのままで、反時計廻しの場合は"-" を添えます。本来は右肩付なのですが、このブログでは肩付きが表示できないのでそのまま添えます。
最外層とその一層内側を同時に廻す場合には & を添えます(図の t&)が、この t& 以外はほぼ用いることはありません。この複層廻しの記号法は J式 4x4x4 と同様です。
面転八面体 (FTO) では内層回しをせざるを得ません。四層 面転八面体 (Master FTO) においては、内層を二層まとめて廻すと FTO と同様の辺移動手順が実現できます。これを # を添えて表すことにしました。e#・w# 以外は用いることはありません。
最外層の一層内側を廻す場合は、inner の意味で i を添えたかったのですが、i は回転記号で用いているので、j を添えることで示しています。これも J式 4x4x4 と同様です。
Sj は分かりにくいのですが、以下のような回転を意味します。灰色に着色している部分が移動します。
tj や nj は現在のところ必要な手順中に用いていませんが、今後は廻すようになってもおかしくありません。それぞれ最外層より一層内側を最外層と同じ方向に廻すものとしてください。
回転記号だけですっかり長くなってしまいました。Master FTO 特有の手順についてはまた次回に。
【Octahedronの最新記事】