七彩星、tribox では YJ Coloful Stars、せっかくなので試しに解いてみましょう。
回転記号はこれまでにお話ししたように、三段とも一気に位置を変えるときや中段調整の特別なときだけ、
を用いますが(付録の解説の R2 が図の e2 となります)、そのとき以外は n2 および i2(場合によってはその次の w2 も)は廻さないので、スクエア1と同様の 上段(時計廻しを正), 下段(”上から見て”反時計廻しを正) / (この"/" が J式の e2, 一般の R2 に相当します)で表記していこうと思います。そのあと、括弧書きで一般的な表記方法も添えようと思います。上段を時計回りに 72°(扇形一つ分)、下段を反時計回りに 144°(扇形二つ分)廻す場合は
1, 2 /
です。…スクエア1の正式表記は上下段の数字を括弧でくくりますが、それは省略させていただきます。
スクランブルは csTimer の LxMxN の 2x2x3 (Tower Cube) のものを用いました。F2 は 上図の e2 から時計回りで次の切断面とします。
U' F2 U F2 U2 R2 D' R2 U R2 D'
右の写真は、左の写真から手前を奥に 180°回転、持ち替え記号で言えば x2 したものです。以下も同様です。
上面に三つ組みが、下面に三角を挟んだ二つの扇形が反転色で存在しています。まずはそこを揃えたいですね。
0, 1 / (D R2)
次は三角と扇形の組み合わせ、幸い組み合わせも上から透過して見たら同じ方向です。
0, 2/ -1, 0 / (D2 R2 U' R2)
三角二つが残ったら、まず切断面の奥と手前の配置して切断面を廻します。
-1, 0 / (U' R2)
できた(扇-三角)x2 を 扇-三角同士の中間を切断面に合わせて廻せば、上下面の色合わせは完成します。
1, -1 / -1, 1 / 0, -1 (U D' R2 U' D R2 D')
中段は、緑-青が逆になっているだけですね。中段EN二点交換・上段ESN時計移動手順を廻しましょう。
/ 2, 0 / -2, 0 / (R2 U2 R2 U'2 R2)
あとはいろいろやりようがありますが、上反時計下時計(上時計下反時計の逆手順)でも廻してみましょうか。
0, -1 / -2, -2 / 2, 0 / -2, 2 / 1, -2 (D' R2 U'2 D'2 R2 U2 R2 U'2 D2 R2 U D'2
72° 時計方向に持ち替え、持ち替え記号で言えば y して、鏃(やじり)三点反時計移動で完成です。
(/ 1, 0 / -1, 0 /) -1, 1 / (-1, 0 / 1, 0 /) 0, -1 ( (R2 U R2 U' R2) U' D (R2 U' R2 U R2) D' )
そんなには難しくないので、いろいろ試してみるといいでしょう。
ちなみに、タイムを計ってみたら 1:35.17、廻しにくいし、引っかかるし、スピード競技に向いたパズルではありませんね。色合いが可愛いので、子供にいじらせてみるのが丁度良いのかもしれません。
【Pentacle Cubeの最新記事】