コンピュータートラブルはどうもマザーボードの SATA 端子 2, 3 番の不良(0, 1 は問題なし)、もしくはそこに使用したケーブル(新規購入)が原因だったということにしました。内蔵ハードディスクは異音を発するようになり、クイックフォーマットすらできなくなったので諦めましたが、外付けハードディスクなら AOMEI Backupper でのシステムクローンも一発で通ってくれました。ようやく少し心穏やかになって復旧作業やソフトのインストールにかかっているところです。
コンピューターのトラブルは恐ろしいですね。こまめなバックアップは絶対的に必要です。FastCopy は素晴らしいので重ねて推奨しておきます。
それはさておき、3x3x2、いわゆるルービックドミノについてですが、この手の直方体パズルにおいて絶対的に重要な手順が隣辺平行です。
ルービックキューブ、3x3x3 においては (e2 t2)^3 (^3 はべき乗の表記で、三回同じ手順を実行することを示します。WCA表記では (R2 U2)x3) を廻すと、前上⇔奥上, 前右⇔奥右の、隣接した二辺が前面と背面で交換されます。
これがルービックドミノ、3x3x2 においては中段がないので、中段の移動を発生させる手順で、中段が変化する様子が見て取れません。上面の前上⇔奥上の交換だけが認識されます。
ルービックキューブ系のパズルでは基本的に 辺及び隅はそれぞれ 3点交換で移動していきます(詳しくは Kemi さんのサイトの”パリティについて”をご覧ください)。なので、仮のパリティを利用したものとはいえ、辺を 2点交換で移動できる手順は非常に貴重で重要です。様々な状況下で利用できるので、絶対に把握しておきましょう。
もちろん、(e2 b2)^3 (WCA表記で (R2 D2)x3)で下面の前辺⇔奥辺交換、
(s2 t2)^3 (WCA表記で (F2 D2)x3)で上面の右辺⇔左辺交換、
(s2 e2)^3 (WCA表記で (F2 R2)x3)で前上⇔前下, 右上⇔右下の、隣接した二辺の上下面交換、
となります。これらを利用してセットアップすると、
は、b2 w2 (s2 t2)^3 w2 b2 (WCA表記で D2 L2 (F2 U2)x3 L2 D2) で実現できます。右下辺を左下辺→左上辺と移動させて、上面の右辺⇔左辺交換 (s2 t2)^3 のあと元に戻します。
ということは、右上辺を左上辺に配置し、右下辺を右上辺に移動させてからその二辺を上面の前と奥になるように配置しなおして、上面の前辺⇔奥辺交換を行って戻しても変わりません。その手順が Kemi さんのサイト で紹介されている
U2 R2 U (R2 U2 R2 U2 R2) U R2 U2
です。分かりやすく書き直すと U2 R2 U (R2 U2 R2 U2 R2 U2) U' R2 U2
ですが、閉じカッコの前の U2 とその直後の U' がキャンセルされています。
さらには、e2 t e2 t- または (e2 t)^2 (WCA表記で R2 U R2 U' もしくは (R2 U)x2) で上前と上右の辺を上前と上奥に設置できるので、
という、上面の前辺⇔右辺の 2点交換も
e2 t e2 t- (e2 t2)^3 t e2 t- e2 (WCA表記で R2 U R2 U' (R2 U2)x3 U R2 U' R2)
で実現できます。
3x3x3 なら同時に隅の 2点交換も発生させなければ実現できないこれらの辺の移動が、気軽にひょいひょいできてしまうのが、この隣辺平行手順の素晴らしさですね。