2020年02月10日

あなたもスクエア1で1分を切れる!その3〜上鼓

スクエア1の辺移動において、四辺とも位置が合っていない状態は
1. 十字
2. 二の字
3. 鼓(つづみ、砂時計もしくは蝶ネクタイ型?)
4. 四辺時計
5. 四辺反時計
の五種類になります。

J式においては、合っている側面を上下とも左に持っていこうとします。そのとき、一つも合っていないことを確認しながら、上記五種類のどれかを判断していくことになります。私は日本配色なので対面色の関係は赤−橙、緑−黄となりますが、これについてはみなさんも他の競技で充分慣れていることでしょう。

二の字が一番判断しやすいですね。二側面が見える状態では、左手前に入っている辺が左奥色と、右手前に入っている辺が右奥色の場合はこれだけで二の字と判断できます。見えている二側面が互いに隅に対して辺が交換されている状態なら、もう一辺を見て揃ってないことが確認できたら二の字と分かります。

四辺は三角時計・反時計と間違わないように気をつけながら(その場合は、揃っている側面か、隅に対面職が入り込んでいる側面が見つかります)確認していきます。四辺時計か四辺反時計かを見誤ると痛い目にあいますね。

十字と鼓も見間違いやすく、二側面のどちらも隅に対して対面色が入り込んでいた場合でも、もう一側面を見ないと判断できません。三側面めも隅に対して対面色が入り込んでいたら十字、違ったら鼓となります。見えている二側面のうち、片方が対面色が入り込んでいるのにもう片方は対面色でない場合はこれだけで鼓と判断できます。

鼓は厄介に感じるかもしれませんが、辺の対面移動の向きを座標軸と同じ、つまり前面のものを奥へ、左のものを右に、と固定すると一種類しかありません。四辺時計と四辺反時計の判断がややこしいのとは大違いです。

さらに、上鼓, 上鼓-下NE, 上鼓-下縦のどれもが手順を関連して覚えやすく、なかでも 上鼓-下NE は抜群の手順の短さを誇ります。これを逃すのはもったいないので、ぜひ修得しましょう。今回の手順も Jaap氏のサイトCubeZone によるものです。

ちなみに、本質的には下鼓は発生しないはずです。発生させてしまった場合は諦めて一辺でも上下で位置を合わせるように何かの手順(上下NE, 上下縦, 上時計下反時計など)を廻します。仕方がありませんね。

上鼓…中段あり
U_Hourglass.jpg
/ (0,3) / (1,0) / (2,-2) / (4,0) / (4,0) / (-3,2) / (-1,0) / (0,-3) / (4,0) / (-1,2) / (-3,-5)

三回出てくる 上面の 4 を正時計に廻した方が廻しやすく感じたので、掲載されている手順を逆回しにしています。

長い手順に感じますが、後半で (0,-3) / は凧−凧から四角−四角に戻したところで、残りの 2手(上下回しと / の組み合わせで 1手と数えます)で隅を戻しているだけです。上鼓はこの合わせで上段を 4 廻しますが、上鼓-下縦はここが 1 と違うので、きっちり覚えましょう。前半も変形後の廻しが、こちらは上下とも時計方向に 2、上鼓-下縦は上は時計方向、下は反時計方向に 2 廻します。上段のみ 4 廻しが続くのは上時計-下NE を思い起こさせますね。

上鼓-下NE…中段あり
U_Hourglass_D_NE.jpg
(-5,3) / (0,3) / (5,5) / (3,0) / (-3,0) / (1,1) / (-3,0) / (5,3)

これは短い。出現したら、「ラッキー!」と思って廻しましょう。最初の (-5,3) / (0,3) / まで、次の上鼓-下縦と一緒なので併せて覚えましょう。

上鼓-下縦
U_Hourglass_D_Vertical.jpg
(-5,3) / (0,3) / (-1,0) / (0,3) / (1,0) / (2,2) / (0,1) / (0,3) / (1,0) / (-3,0) / (-1,3)

長めの手順と感じると思いますが、最初は上鼓-下NE と同じ手順で、凧−凧になったあとに下段を左に向けるのは 上鼓 の初手と変わりません。左右拳になったらまた下段を 1 廻してすぐに凧−凧→四角−四角と戻します。そのあとは隅合わせをするだけですね。最後の部分だけなら、手順を忘れかけても見ながら廻せば廻し切れます。

三手順とも恐るるに足らず、というか、出現したらラッキーと思いましょう。



posted by じゅうべい at 17:20| Comment(0) | Square-1
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