先日も書きましたが、先週放映された『薬屋のひとりごと』第31話、「選択の廟」で、ついに赤緑色弱ネタが語られましたね。ウィキペディアによると欧米では 1割、日本では 5%ほどいるそうですが、学校で色覚検査をしなくなったので、知らない人や意識しない人も増えているようです。
マンガは白黒でしたが、アニメは色がついていて分かりやすかったですね。私でも扉の色は、最初の赤と緑、次の茶色、最後の赤も全て識別できました。もちろん、色を見比べようと意識しているから分かるのであって、色をぱっと見せられて「何色?」と訊かれたら微妙だったかもしれません。
赤緑色弱は伴性遺伝するので、男性の発症率が 1割なら女性の発症率は 1%、保因者でも発症していない女性は赤と緑を識別できてしまうので…、というツッコミは控えておきましょう。両親が赤緑色弱でも、女性の場合はさらに赤と緑の識別能力が高い場合があるようで、なかなか単純にはいかない話ではありますが、そういう“色覚が他と異なる”人々がそこそこ、左利きと同じくらいいることを、これだけ人気が高いアニメ・漫画で紹介してくれたことは嬉しく思います。
ノムノムさんの「アメリカ、カリフォルニアでのキュービング生活日記 その2」、これまた面白かったです。
「誰かのアラームで目が覚めて、今写真を撮りに行けという神様からのお告げだと感じて、外に出たら、霧がすごく濃くて、町中が光の反射で彩られていました。」
いいですね。こういう、雰囲気から何かを感じ取ろうとする能力って大事で、普段から磨いておかないといけないものと感じています。
タイムの、小数点をカンマ、値の区切りを空白で示しているのは、ヨーロッパの大陸式と感じました。英米豪と東アジア、中南米はイギリス式で、小数点をピリオドで示すので、「カリフォルニアなのに?」とやや不思議に感じました。
中国語では”聖手二階魔中魔”になるようですね(聖手 は ShengShou製の意味で、Dayan製とは回転が異なります)。45.36秒で揃えられるなんて信じられません。この方のYoutubeサイト、”不正常魔術方塊研究中心”は様々なパズルの解法動画を取りそろえていて、ボイドキューブとミラーブロックスの動画は 16年前、すごいですね。他にも解法動画として、レインボーノーチラス,スクエア2,ギガミンクス などなどいろいろ他では見かけないようなパズルの解法動画を取りそろえてくれています。冒頭で「ダージャーハオ(大家好、”みなさん こんにちは”)」で始まるのもいい感じです。傀儡魔方1号の解法動画もありました。
この、聖手二階魔中魔(鏡面、ではありませんが)については 1. 内円を揃えてから外郭を,2. 外郭を揃えてから内円を,3. 下層から上層へ、と三種類も動画を用意して下さっていました。手順もいろいろと勉強させてもらっているところです。
聖手二階魔中魔も鏡面〜になると難易度がかなり上がりますね。私は内円に番号を振って
上段は白、下段は青、側面は 1〜8、上下面は A〜D として識別できるようにして、手順の検討を行っているところです。
…この写真を撮るために、4手崩しただけで戻せなくなり、手順書や動画の手順を駆使してどうにか戻したところです。
ちなみに、同梱されている手順書の 6. 頂層角塊帰位 Permutation of last layer corners の手順、J式 CLL では三隅巡回の逆手順が間違っていて、鵜呑みにして廻すと下段まで含めて崩壊します。
手順書:R B R F2 R' B' R F2 R2
修正後:R B' R F2 R' B R F2 R2
背面廻しの回転方向がそれぞれ逆でした。またこの手順を廻すときには不動隅を左奥下にする必要があります。それぞれ気をつけましょう。