2024年02月28日

2030年の目標 1万人って凄いですね


参加へのうながしとして、
・競技のワクワクを体験しよう
・活気あふれる交流に参加しよう
・自分自身の能力を開花しよう
が挙げられていて(独自訳です。正式には原文をご覧下さい)、

・初心者
・経験豊かな愛好家(でも、やや現場を離れている人)
・保護者や教育者

の参加が期待されています。次世代につなぐためですね。

それもあってか、3/31 開催予定(申し込みは 3/1〜3/17)の東海チャレンジ 2024(午前のアルファー,午後のベータ,夕方のクロックのみのガンマ)はWCAの「ニューカマー月間2024」適用大会として
・本大会は、この特別ルールを適用し、出場枠の最大 50% を新規参加者枠とします。

なのだそうです。

場所は愛知県刈谷市、その地域の地理には詳しくありませんが、業務にも娘対応にも余裕があるタイミングなので、行ってみたいですね。

ちなみに娘に「参加してみない?」と訊いたところ、
「別にいい」
と答えられました。
身近に同年代のライバルがいれば違うのでしょうけど、現状では難しいですね。

SCJは法人理念「スピードキュービングの健全な普及と発展」の指標として、
 2024年に1,000人 2030年に10,000人 の競技人口獲得ビジョンを掲げます。

2030年(7年後)の目標 1万人って凄いですね。

スピードキュービング競技人口拡大ビジョンというパワーポイントスライド(を pdf ファイルにしたもの)でも

・一年間の最多参加者数(同一競技者の複数参加は重複して数えない)は 2019年の 706人が最多
・千人規模となると、身内文化ではなくなり、専任者不在のボランティア運営の限界を迎えたと認識。

Dr. STONE』でも話題になったダンバー数、「人間が安定的な社会関係を維持できるとされる人数の認知的な上限」が 150人と言われているので、それからしたら、現在の 500〜700人の参加者数ですら、互いに認知しきれない人数となっています。

内輪で楽しんでいるだけでも良いのでしょうけど、世界と切磋琢磨していきたいと願う人たちからすれば、競技者数の拡大および質の向上は必須のことなのでしょう。

競技人口がやや近い競技としては百人一首の競技かるたが挙げられるでしょうか(あとで調べ直してみたら、連珠 500人、オセロ 6000人だそうです。そちらの方が近かったかも)。

競技人口百万人はさすがに嘘っぽく、そのウィキペディアの項でも
「かるた会に所属し継続的に「競技かるた」活動を行っている者はこれよりもはるかに少ない
 (平成22年時点での協会のC級以上の正会員は2000人弱で、
 正会員となる必要がないD級以下の者・有段者であるが正会員登録していない者などを含めても
 精々1万人〜2万人程度とされる)。 」
とされています。

ちなみにD級は札落としのアプリサイトでは
”札落としを向きがランダムでも百首全てを 90秒で終えられる”
程度とされています。

私は先週から札流しの練習を始めましたが(BLD 3-style 手順を覚えるのを優先して欲しかったのですが…)、百首を全て覚えているのと、札流しで対応できるのは別問題でしたね。とはいえ、今週中には 90秒は切れるようになると思います。体感としてそのD級レベルは、3x3x3 が 1分30秒で揃えられるくらい、でしょうか。

そのレベル以上の人が日本全国に一万人以上?本当でしょうか?

私は父が競技かるたの有段者であったのもあってか、母の趣向に合ったからなのか、正月は家族で百人一首のかるた取りを楽しんだものでした。もちろん”ちらし”で、父は全く参加してくれませんでしたが…。中学でも大会があり、そこそこ勝っていたらしいです。家庭教師先の教え子の学校では、小学で百首全てを暗記させられ、中学では古典として意味を取る授業があったそうです。

ですので、家庭で百人一首のかるた取りをするのは日本の家庭として普通のことと思っていましたが、奥さんに訊いてみたところ
「うちではやっていなかったよ」

これも家庭それぞれですね。

私の大学時代の同期に
「家庭に食パン機があって、食パンは各家庭で作る。琴もある。どの家でもそれが常識でしょ」

と言われ、”あなたのようなお嬢様の家庭ではそうかもしれないけど、それは”常識”ではないよ”と思っていたものでしたが(怖くて反論はしませんでしたが)、結婚したら奥さんの家庭では食パンを食パン機で作っていて、琴(小型のものでしたが)も、さらに別に大正琴もあって驚いたものでした。ちなみに奥さんの家はご両親が共働きの、ごく普通の一般家庭です。

というくらいに、家の文化は家庭ごとに異なりはするのですが、たとえば 3/20 に開催予定の全国競技大会松山大会の参加要項を見てみたところ、
A級(A級登録者) 2,500円 (A級、64名まで)
B級(B級登録者) 2,500円 (B級、64名まで)
C級(C級登録者) 2,000円 (C級、64名まで)
ええっ、一地方大会で 200人集まるんですか?鹿児島大会は D級まで含めて 64人x4階級、静岡大会に至っては各級が別の日に開催され、”各級とも512名を越えた場合は抽選とします”、う〜ん、スピードキューブ界が敵う相手ではなさそうです。

私が現在居住する県内での活動を調べてみたところ、ホームページを用意しているのは一団体のみ、公立高校と国立大学に競技かるた部があるようです。細々とした活動は他にもあるようですが…。

娘をかるた会の活動に連れて行けたら、などと考えもしましたが、そこまでの活動はないようです。その”活動がやや細々としている”ように感じられる、競技かるたの大会がその規模で開かれ、競技人口が一万人、すごいですね。

相手は、古典や伝統芸能とも結びついて親や学校の先生の後押しもあるでしょう。一方、スピードキューブは、競技かるたに対する優位性としては”世界とつながれる”ことくらいでしょうか?

いえ、キューブを廻すのは楽しいと、私は思います。百人一首の競技かるたを描いた漫画、『ちはやふる』では、主人公が学校で札読みCDを聴いていたら周囲から距離を取られたシーンが描かれており、”やや競技人口が少ない競技に打ち込んでいる人が異端視される”という点では、競技かるたもスピードキューブも変わりません。いえ、異端視はされないかな。それでも、キューブマンガを久しぶりに読みましたけど、学校や屋外でキューブを廻している人はまだまだ多数ではありませんね。

地道に普及活動を続けていくしかないのでしょう。私も積極的に大会に参加し、その経験を地元に持ち帰って、広めていこうとしなければ、とも思います。

そのためには自分がもっと速くならなくてはいけませんね。先週のトリコンではメガミンクスで

tricon240220c9'57moz.jpg
などという凄いタイムを出してしまいました。廻している最中に手順が頭から飛んで崩壊、を二回も繰り返してしまいました。よく間に合わせられましたね。

いえ、トップキューバーからしたら私の最速タイムですら、目も当てられないほど遅く見えるでしょうけど…。仕事も山を越えて、多少は忙しさがマシになったはずなので、もうちょっと頑張ります。

posted by じゅうべい at 15:11| Comment(0) | キューブ一般

2024年02月26日

誤りへのご指摘、ありがとうございました

わじまじさんの「Hiroshima Winter 2024 レポート」、(中略)スキューブの単発日本3位」、
佐村健人さんにご指摘を頂いていました。

じゅうべいさん、また勘違いしてる
 ×単発日本3位 ◯広島大会3位

うっかりミス、失礼しました。ご指摘いただき、ありがとうございました。元記事も訂正しておきました。

今後も何かミスや問題がある文章があったら、どなたでも、ご指摘のほど、どうぞよろしくお願いします。できるだけ速く対応しようと思います。

スキューブの単発日本3位高岡誠さんの 2.13秒でしたね。平均も日本3位、5x5x5 の単発に加え、スクエア1は単発・平均ともに日本記録保持者、すごいですね。

佐村健人さんご自身も、広島大会での好記録、おめでとうございます。…動画では速すぎて、私には何が実行されているのか全然分かりませんでした。

そんな雲の上の方々とは無縁の状況で、マイペースでキューブパズルを楽しんでいます。先週のトリコンのスキューブでは、最遅として最速の 6倍以上のタイムを叩きだしてしまったりしました。過剰に仕事が忙しかった影響がまだ残っていたようです。

今週も、他の人の代役の仕事を飛び込みで頼まれたりしていますが、ほどほどですみそうなので、体調を整えて過ごしていきたいと思います。

小学三年生の娘がインフルエンザで学校を休んでいる間に、百人一首の競技かるたのマンガ、『ちはやふる』を読み出しました。あっという間に 48巻まで読んでしまい、残すはあと 2巻のみです。

せっかくなので、競技かるたをやってみました。自分の陣には”ひ”の札はない、などと言うので驚かされます。3x3x3 はいまだに上面が揃えられませんが(二層目までは自力で揃えられるようになりました)、本を読むのが好きなのもあってか、文字認識は得意のようです。私と奥さんを対戦させて、娘が札読みを担当したりもしました。

紫式部が主人公の大河ドラマ『光る君へ』を家族で観ているので、紫式部の”めぐりあひて”だけはすぐに覚えてくれました。『ちはやふる』を読んだのもあって、在原業平の”ちはやふる”も覚えていて、一文字決まりの”むすめふさほせ”の少なくとも”村雨の”と”住之江の”、”瀬をはやみ”は早々に覚えたようです。

私は百首は一通り覚えていて、決まり字も一通り把握していますが、競技で戦えるほどではないので、札流しアプリで練習を始めることにしました。まだまだ全然です。百首を 1分で流せたら初段(C級)程度だそうです。

…その前にもっと普通の WCAパズルを速く、せめて中級者を名乗れる程度にはならなければ、とは思うのですが、無理せず、マイペースでやっていこうと思います。

まずは、ミスのお詫びとご指摘へのお礼までで失礼します。

posted by じゅうべい at 13:15| Comment(0) | 日記

2024年02月21日

やっと仕事が落ち着きました

やっと仕事が落ち着きました。とりまとめの会議が明日の晩7時から入って、二週間ぶりのヴァイオリンのレッスンは休まなければならなくなりましたが、全然練習できてなかったので、ちょうど良かったのかもしれません。

立ちっぱなし6時間の13時間半労働も数度あり、終盤はチョコ菓子を食べまくって何とか気力を保っていました。大学院時代は土曜のみ11時間で平日は13.5時間の生活をずっと過ごしていたので、週 78.5時間、月 314時間ですか、まぁ、当時と比べると体力が落ちたのを感じました。

そんな中、娘のカゼと奥さんの仕事の兼ね合いで、「11時に家を出たらどうにかなる」と言って、奥さんに朝だけ出勤してもらったこともありました。奥さんの通勤時間は車で30分、私は自転車で30分、地方都市だからできる大技ですね。高校時代は通学に 1時間半掛かっていたので、本が読み放題でした。…最近は稀に JR で通勤すると参考書を広げている高校生を多数目にし、「みんな真面目だなぁ」と感心してしまったりしています。

ということで、わじまじさんの「Hiroshima Winter 2024 レポート」、ようやく読みました。各種目の自己ベストとスキューブの単発日本3位、おめでとうございます。←'24.2.26 広島大会3位でした、お詫びして訂正します。

でも、
「非公式種目に取り組む上での悩み事として抱えてる、
 「変わり種キューブやる人なんてどうせ一般のWCA種目は遅いんじゃないの?」
 っていう言い掛かり(憶測)に対抗できるくらいの記録が揃いつつあることが嬉しい。」

は気にしすぎだと思います。

いろんなパズルを楽しんでいる人であろうとも、速い人は速いことは、キューバーはみんな知っていると思います。…もちろん私は各種パズルを解くのも自力ではあまりできていない上に、普通のパズルもかな〜り遅いですが。

うぃるうぃるさんの「BLD初心者が大会で成功させる(かもしれない)話」、1/20の大田BLD2024新春に向けての取り組み〜当日の記録も読みました。心の動きが伝わってきて、とても楽しく読めました。BLD に取り組む方はこんなふうに練習していくのですね。いつか余裕ができたら(今年の秋?)私も目隠し競技に取り組んでみたいですね。…なかなか余裕はできそうにありませんが。

そうそう、仕事中に立って待っていなければならないことがあったので「素数を数えて」いました。100以下の素数が 25個なのはネタなので、100〜200 の素数 21個を「0台(101〜109)と9台(191〜199)は 1位 3, 5, 7, 9 の全部が素数で、1台と8台は 1つづつだから全部で 10個、残りの 11個は…」などと思い出しながら時間をつぶしていました。

なので、2501 が合成数と聞いて、「2601 が 51の二乗だから 2601–100 = 51^2–10^2 = 41x61 なんだね」というのは納得できました。…そんなことに意識がいっているから、トリコンの 3x3x3 で先週よりも 10秒以上も遅くなったりしているのでしょうね。いえ、あの忙しさの中、よくトリコンをこなしていたと思います。

いかのおすしさんの「クロックの解法「7-simul flip(7sfndmw4lm)」の紹介」、覚える数字は4つですし、廻すダイヤルが上側だけなのもありがたいですし、これはぜひ試してみたいと思いました。その次の 2x2x2 についての記事

「Ortega methodで5秒〜4秒くらいになった方は、そろそろCLLに手を出してみましょう。」

…私には縁のない話のようです。すみません、読んでみてもまるで分かりませんでした。そんな私でも廻せる Guimond は、そんなに速くない人々にお勧めです。

posted by じゅうべい at 12:36| Comment(0) | 日記