2023年12月27日

どうぞ良い年を!

いかのおすしさん のブログ記事、「東京記録会2023冬 振り返り」、良い記事でしたね。特に

・次は何を買ったらいいですか?
・どうやったら速くなりますか?

の答については「確かにそうだなぁ」と頷(うなず)かされました。私は高級な潤滑剤ではなく、AZ 滑るグリーン420ml シリコンスプレー を愛用しています。ホームセンターで 500円くらいで購入できるので、潤滑剤の半額で 42倍量も使えます。私は巨大パズルもいろいろ廻すので、こまめに、そして多めに塗布するので、高級な潤滑剤はもったいなく感じてしまいます。高級品には向かないかもしれませんが、そういう選択肢もあることは知って頂いておいても良いように思いました。

未yau知 さんの「初めての海外遠征レポ」も読んでいて楽しかったです。メインのメガミンクスだけでなく、9月に始めたスクエア1でも、平均・単発共に自己ベストを出してしまうなんて、本番に強い方なのですね。食べ物・飲み物を搦め手の旅行記も良い感じでした。


2023年もいよいよ仕事納めですね。私は 12/28 は有給休暇を取って実家に向かうので、今日が最終日です。今年も 2020年2021年2022年同様に、いろいろ駄文を書き連ねてきました。読んでくださったみなさま、ありがとうございました。

今年は、特に上半期にいろいろあったので、例年と比べると、さらに取り上げたパズルの数は少なめになってしまいました。順に、

LatchCube_scrambled.JPG


PenroseCube.JPG PenroseCube_e-t.JPG



う〜ん、実質は、ラッチ,ペンローズ,ペンローズピラ,クローバーピラ,Grid Skewb、の五種に留まりました。来年はもうちょっと精進したいと思います。10月をさくいん作りに費やしていたのも大きかったですね。

TrapezRhombo_colorRedPink.JPG TrapezRhombo_Rotate_te-t2e-.JPG
ブランカーキューブ
Blanker_t.JPG Blanker_tetete.JPG

は軽く廻してみた写真を撮るに留まりました。ぜひ来年に挑戦したいと思います。

CloverIco_3turn.JPG CloverIcosColor1.JPG

これももうちょっとはいじってみたいですね。

今年の目標、「単発で 3x3x3 で 30秒を切る」「一回でいいから目隠しで 3x3x3 を解く」はまたもや来年へ持ち越しです。

では、みなさん、どうぞ良い年をお迎えください!

posted by じゅうべい at 11:34| Comment(0) | キューブ一般

2023年12月26日

Curvy Starminx、いいですよね!

Pyraminx_tanoc さん、Curvy Starminx の到着、おめでとうございます。精魂を込めたパズルが壊れてしまい、長らく再入荷されなかった期間は、さぞ心を痛められていたと思います。ぜひ、新たな Curvy Starminx ライフを満喫して下さいね!

せっかくなので私も久しぶりに廻してみたくなりましたが…、年内はやめておきます。峠は越しましたが、まだ年内はいろいろと慌ただしいので…。

こちらも年内にはいじれないのが、ブランカーキューブ, Blanker Cube, 布蘭克 魔方、
Blanker_t.JPG Blanker_te.JPG

11/10 の記事で紹介した Mundo Cubyk さんの動画では最後の一つが揃えられずに終わっていましたが、その後に新たに投稿された動画では無事に完成させられていました。2x2x2 Mirror Cube に見立てて解くのですね。って、そのパズルも現在品切れ状態ですが…。このアイデアを元に、年明けには頑張ってみたいと思います。

そういえば、Piraminx_tanoc さん、クレージーピラクリ解かれていましたね。やっぱり指が痛くなるほど硬いのですね。過程を示して下さっていたので、なんとなく解法は予想がつきましたが、これもまた、実際にいじってみないと分からないですね。でも、1万0500円はさすがに手を出せません。3000円くらいなら考えるのですが…。手順のまとめ、お待ちしていますね。

それにしても、シンガポールのDaryl Tan Hong Anさんの「〜しながらキューブを解く」ギネス世界記録集、すごいですね。100 m 走とか、水中とか逆さ状態での 2つ同時解きとか、見ているだけで驚かされます。こういう形ででもキューブを楽しむ人が耳目を集めることで、キューブを楽しむ人がもっと増えてくれたら嬉しいですね!

大村周平さん作成の「スピードキュービングの競技人口や大会開催地など、世界中での実績を表示するダッシュボード」、楽しそうでぜひいじってみたかったのですが、ここの通信環境では現在ツイッター(現:X)のリンク、t.co は展開も接続もできない状況にあって、体験できずに残念です。去年のアドカレのページには辿り着けるので、新たなブログ記事としてあげていただければありがたいのですが…、天下の著名人はお忙しいでしょうし、ツイート(現:post)にあげられた画像を見るだけで満足しておくことにします。

posted by じゅうべい at 11:44| Comment(0) | キューブ一般

2023年12月25日

確かにキューブはそろばんと似ているかも

アドヴェントカレンダー、19日は ピースさん の「「ルービックキューブ」でエゴサ」でした。その ピースさん のツイッター(現:X)でもいろいろ紹介されているように、かなり著名な芸能人もテレビ番組でスピードキューブを嗜(たしな)んでいることを話題にするようになってきているようですね。

キューブが置いてあれば手に取ってみようとする人は年配者から少年少女まで変わらないと思います。“ルービックキューブ”は日本において、玩具の知名度としてはかなり高い方と言えるでしょう。

やり方知って「ルービックキューブは覚えゲーなんだな」って気付いて諦めたらしい人からは、そんなにパターン覚えられて単純作業が苦じゃないならエンジニアじゃなくて銀行員とか公務員の方が向いてるし、エンジニアなら頭の体操としてやった方がいいって言われた

とありましたが、3x3x3 を解くだけならそんなに「記憶量が莫大な単純作業」ではありません。野球のルールの方が複雑です。小学三年生の娘が覚えている漢字の量の方が記憶量として多いでしょう。

やる気が起きない人が、できている人に対して揶揄するのは仕方がないことです。受け流すしかないでしょう。

アドヴェントカレンダーの24日は キシモトさん の「MBLDで10ポイントを取りたい!」、ここまでいくと“膨大な記憶量”と言うことはできます。ただ、莫大量の記憶をこなすためには作業の効率化が必要で、それは単純作業ではありません。

「4文字ごとの小話の間に適当な接続語(しかし、なぜなら、すると、一方その頃、...)を入れる」

なども感心させられる工夫でした。

MBLD ほどの莫大な記憶量ではない「3x3x3 を解く」ことについて、「ルービックキューブって、どうせ覚えゲーでしょ」、と言われるのは相も変わらずとは思います。また、キューバーとして世間で認知されるほどの結果を出している人が、解くことを諦めた人から上から目線で見下されることも、残念ながらよくあることとは思いますが、馬耳東風でやり過ごすしかありませんね。

キューブ難しそうって言う人には、ピアノの譜面を覚えるのと同じ、とか、ダンスの振り付けを覚えるのと同じ、とかテキトーなこと言ったりするんだけど、納得感が様々なので、厳密さは置いておいていい感じの比喩表現のレパートリーを増やしたい

野球において、ボールを投げる距離に応じて球離れについての指先の感覚を覚える、というのも似ているかもしれません。長距離走において、距離や疲れ方、路面の状態に応じて足幅、足の降ろし方、足の蹴り方も臨機応変に調節するのも同様ですね。対人関係の距離の取り方も同様で、結局、人生は全てが覚えゲーと言えそうです。

ただスピードキューブは、身体感覚とやや高度な数的処理を同時にこなすという点では、まっしゅさんのそろばんの比喩 は適切かもしれませんね。

3x3x3 を解くだけなら、似ているのは数学の因数分解とか幾何の角度の問題かもしれません。鉛筆で書いた方が解き方は身につきますが、必ずしもそれは必要ではなく、体を使わずとも解けるようになる人もいます。キューブ系パズルを速く解くには、実際に廻してみるしかありません。

昨日、娘の”子ども会社企画”に付き添いましたが、見ているだけで暇なので、前回同様に、3x3x3, 2x2x2, スクエア1の手順確認をしまくっていました。そしたら、前回も声をかけて下さったボランティアスタッフの方が、休憩時間にまた声をかけて下さいました。私が日常的に鞄に入れているのは MoYu の HuaLong(華龍)ですが、それを軽く崩して渡してみたら、さすがはジャグリングとマジックをなさっている方で、素晴らしい指さばきを見せて下さいました。…日本配色に戸惑っておられました。ごめんなさい。

そのあと、
「今日は僕のキューブも持ってきたんですよ」

と見せて下さったのが、X-Man Tornade、「本当は GAN が欲しいんですけど、ちょっと高くって」と仰っていたので、そのシリーズで最安価の Standard かもしれません。

…ぜんぜん廻せませんでした。すんごく時間がかかってようやく揃えられましたが、恥ずかしかったです。

・HuaLong と比べて、リバースコーナーカットが狭いのか、よく引っかかる
 →これは私が HuaLong を廻しまくっていて、良い感じに削れているだけかもしれません。

・赤と緑を見間違える
 →静止状態なら見分けがつきますが、廻しているときに慌てて判断している状態では、本当に見分けがつきませんでした。あとで「赤緑色弱で赤と緑が見分けにくくて…。新しく買ったときにはまずステッカーを貼り直します」と言い訳しましたが、ますますダサかったです。

でも、この X-Man Tornade の赤と緑の色味が近いのは事実で、識別に自信がない方は避けた方がいいかもしれません。

・磁石の恩恵が感じられなかった
 →これは私の廻し方の問題なのでしょう。一回だけぷにょっと想定外に廻ってくれて「ああこれが磁石アシストなんだ」と思ったことはありましたが、他は「引っかかって廻しにくいキューブだなぁ」と思い続けていました。そこで集中力を削がれると手順を間違う、という悪循環もあり…というのも言い訳ですね。お恥ずかしいです。

私はトリコンでは GAN 356 Air Master Version をずっと廻しています。引っかからずに快適に廻せます。磁石アシストよりも、こういう回転のスムーズさの方が私の廻し方にとっては重要のようです。

その方は、「手順は全然覚えてなくって、力業で廻してます」と仰っていましたが、非常に廻し方がスムーズで、見ていて魅了されるほどでした。私は手順を覚えているぶんだけ手数は減らせていると思いますが、廻し方がきっと雑なのでしょうね。

指に神経が行き届いている方は、指廻りだけでかなり高速に 3x3x3 を解くことができるでしょう。私のように、目も指も頭の廻りも遅い人間は”手順を覚える”という力業で闘うしかありませんが、競技がスピードキューブである以上、勝てない勝負なのも明らかです。

さりとて、トップキューバーとは手順の記憶量だけでも勝負になりません。しょせんは下手の横好きですね。

でも、廻していて、トリコンに参加していて楽しんでいるのですから、それで良いのでしょう。

それはさておき、MBLD (3x3x3 Multi Blind) は恐ろしい競技と思っていましたが、

「MBLDでパーフェクトが出るのは奇跡であると考えて良いです」

には驚かされました。そんな恐ろしい競技に挑戦する人々はとんでもない記憶精度で、全てを完璧にこなしてしまうのだろうと思っていましたが、人間っぽさが感じられて少し安心しました。まぁ雲の上の方であることは変わりませんが。

キューブへの関わり方も楽しみ方も人それぞれ。互いを尊重し合えるといいですね。

posted by じゅうべい at 14:26| Comment(0) | キューブ一般