綾瀬FMC2023、みなさん楽しまれたようで何よりです。好記録を喜べた方も DNF に苦しめられた方も、充実した時間を過ごされたことでしょう。最少手数競技(Fewest Moves Challenge, FMC)は派手なキャンセルを見出せたときには爽快感がありますし、これを機会に、寄り多くの方に楽しんでいただければと思います。
スクエア1について、Mr.Voss / Square さんの動画、『Lパームはすべてを解決する』、素晴らしいですね。速い方の廻し方が丁寧に解説されています。たくさん廻せば上達しますし、手順に自信が持てれば、他の過程に思考や気持ちを廻すことができますね。
せっかくなので私も廻してみました。
にゃっはっは、私がそんなに速く廻せるわけ、ないじゃないですか。最速のこの 6.90 秒ですら上出来です。
ただ、廻し方としてはだいたい同じように廻しているのが分かって、ちょっとホッとしました。8 スライス目と数えるものでしょうか?4, 0 のときは、私の右手の人差し指は奥にいるので、普通にトリガーで廻せていました。むしろ動画での人差し指で押す廻し方には驚かされました。この辺りも人それぞれなのでしょう。
まぁそもそも、私はそんな水準で廻せていませんね。上段 L-perm (上NE)だけでなく、下段でも廻しますので、解き方の概念が違うと思います。最近は、上鼓だけでなくその下段の下鼓も練習するようになり、さらに、上下鼓も廻すようになりました。上鼓 下NE や 上鼓 下縦は高速手順なので、出てきたらラッキーです。ですので、その上下反転手順も練習するようになりました。廻せると、速くなくても楽しいですよ、などと言うのはスピードキューブの世界では邪道とは思いますが…。
そうそう、はいれすさんの
というツイート(現:ポスト)を見かけましたが…。
”百人一首”は競技かるたのことでしょうか?マンガ『ちはやふる』で描かれ、映画化もされて、大いに話題となりましたね。配置を工夫して、決まり字の変化についていけて、体幹を鍛え上げて、腕を振る速度をあげる訓練ができたら、全国トップ 100位とかには入れるのかもしれません。それはほぼ世界トップ 100位に相当するので、なかなかの難易度だと思います。
メガミンクス PLL は 151手順だそうですね。覚えるだけなら、数が 818 と一番多い 3-style が一番大変とは思いますが、その記憶内容をどう運用するかまで検討するなら、単純比較はできないと思います。
目隠し競技をなさる方は暗記が得意なだけでなく、日本語の造詣が深い方も多いので、百人一首を好む方も多い気がします。そういう方の意見も、ぜひ伺ってみたいと思います。
昨日、娘の”こども会社”企画に付き添いましたが(奥さんはヴァイオリン仲間との練習に行くというので)、二時間半の間、子供たちが熱心に話し合っている場から離れるのもなにか悪く、でもできることもなく、他の保護者のように私はスマホを持っていないので…キューブを廻していました。スクランブルを印刷して持っていっておいて良かったです。
すると、スタッフの補助に入っていた方(ジャグリングとマジックをする方だそうです)と少し話したとき、
「ルービックキューブ、やるんですね。僕は力業で 1分を切るくらいですけど、仲間で 20秒くらいのがいて、ほんとに持ち方からして全然違います」
「いやぁ、1分切ったらかなり速いですよ」
などと話しました。世間の普通の人なら、修練しなければ 1分は切れないと思います。触った当日で 40秒を切る方もいますが、そういう人は”普通の人”ではなく、スピードキューバーになってしまいますね。
奥さんが車で迎えに来てくれた帰り道、娘とその話になり、
「毎週あるコンテストでも 7秒台でないと上位には入れないんだよ」
などと話したら
「そういう人のぐちゃぐちゃにするのって、実は簡単に揃えられるズルなんじゃないの?」
「いや、参加者全員で同じようにぐちゃぐちゃにするんだよ。その仕方もコンピューターで決めてあって、公平になっているんだよ」
と話しました。
まぁ、普通の人からしたらトップキューバーは「ズルでもない限り信じられない」というスピードで解いていますね。両者の間にある誤解を解き、架け橋になることが私にできればいいな、などと感じたものでした。
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