2023年06月28日

特技にそんなに思い詰めなくても…

金曜日に母の指定難病(パーキンソン病)についての診察が入り、実家に行ってくることになりました。忙しい状況がさらに忙しくなりますが、已むを得ません。

Grid Skewb
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も全然触れておらず、進捗を示せず残念ですが、今しばらくお待ちいただければと思います。

キューブとは全然関係ない話題ですが、対戦格闘ゲーム、キングオブファイターズ(The King of Fighters, KOF)の最新版、KOF 15 に追加のボスキャラとして、ゲーニッツが登場しました。

知らない方には申し訳ありませんが、三十年も前に始まったゲームのシリーズの、1996年発売のゲームのボスキャラです。その彼が令和の時代に甦り、「ここですか」「お別れです!」などの独特の台詞の必殺技を放って、日本だけでなく、欧米中国でもきゃーきゃー言われていることに、当時の熱狂を知っているものとして、感動してしまっているところです。

KOF シリーズはストリートファイターシリーズと比べると競技人口は少ないのでしょうけど、いまだに充分に人気があることが嬉しいです。

…あまりキューバーは対戦格闘ゲームをやらない印象があるのですけど、どうなのでしょう?

ルービックキューブの最初の絶頂期は 1980年代前半なので、対戦格闘ゲームよりも歴史は長く、根強い人気を誇っているものだと思います。何が残って何が続くかは、絶頂期には分からないものですね。対戦格闘ゲームも一時期はかなり下火になり、映像は美しくなったものの、システムはストリートファイターII のような二次元のものが残りました。三次元をウリにしたバーチャファイターのようなゲームは、作るのも遊ぶのも難しかったのかもしれません。

大学院の同期にゲーム機のゲームの達人がいて、みんなで先生のおうちに遊びに行ったときに、そこの子供たちに彼が絶技を見せて、子供たちのヒーローとなっていました。私は彼から一本うっかり取って、残り二本でボコボコにされました。彼とて大会に出たりはしていなかったので、そこそこできる程度だったのですが、充分”特技”と言って良かったでしょう。

話題になっているマンガ『特技は特にありません』、ですが、「面接で特技を聞かれたときの回答例」などを見ると、スポーツとか料理とか掃除とか早起きとか、「その分野のトップ層と比べて充分に戦えるほどの技能」などは提示されていません。

別のサイトにもありましたが、

>「純粋に好きだと言えるもの」が趣味、「少ながらず人にアピールできるもの」は特技

くらいでいいそうです。

そもそもそのマンガでの大会、最下位の一つ上が平均 19.04 秒っておかしいですって。今年の 5/27 にあった金沢の大会でも 2/12 にあった東京の大会でも、そんな恐ろしいことにはなっていません。

まぁ、それを思い詰めてしまうくらいの人だから、小説家として一発当てられたのだとも思いますが…。

私は高校のクラス会(コロナ禍で三年間できていませんが)で「(3x3x3 を)ネットでできる大会に出て 300人中 299位くらいです」と自慢げに話し、仲間から「おおっ、ビリじゃないじゃん」と褒められて(慰められて)いました。三十人くらいいるその出席者の中で 3x3x3 を解けるのは私だけでしたから、1分弱で解けるのは「とても特技とは言えないけど」と言いつつ、ネタにするには充分でした。

就職の面接や採用後の自己紹介などで特技を聞くことは、何に興味を持っているのか、どういうことに時間を掛けて取り組む人なのか、ということを軽く知ることを目的としています。その上で、特性を検討したり、人と人との距離感を考える上での指標にします。つまりは、特技を聞くことは、その程度の情報収集にしか過ぎず、あまり深く考えすぎないのが肝要でしょう。

むしろ
「そんな程度で特技って言っちゃっていいの?」
「ま、そうなんですけどねぇ、あっはっは」

くらいのほうが会話が潤滑になって良いかもしれません。

私は対戦格闘ゲームについては、キューブよりもやり込みませんでしたが、好きでした。ただ、娘にゲーム機のゲームを禁じているので、「(娘が)お母さんのお腹にいるときに、お母さんと約束したんだよ」などと言い聞かせているので、私も家でゲーム機の対戦格闘ゲームをするわけにはいきません。ゲーニッツさんの大活躍は動画を見て楽しむに留めることにします。キューブも、もうちょっとは速くなりたいですし、時間があればそちらに時間を割くべきですね。

posted by じゅうべい at 11:04| Comment(0) | 日記

2023年06月26日

多面体の地球儀パズル、すごいですね

きゃー、アイコサメイト Icosamate で著名な Maruyama K さんからコメントを頂いてしまいました。光栄の至りです。

その Maruyama K さんのブログを早速見てみました。

多面体の地球儀回転パズル13種の考案・開発 (1)」、いやほんとすごいですね。どうやったらこんなものが作れるのか、見ているだけで呆然としてしまいます。

私は娘に地球儀代わりに Yuxin 2x2x2 Earth を買い与えましたが、あまり見てくれていません。知り合いのカナダ人にもあげましたが、あっさり崩れて元に戻せなくなっていたので、こそこそっと直しておきました。2x2x2 くらいなら直せますが、一番球体に近いメガミンクス由来のものは、崩してしまったら元に戻すのが大変そうですね。絵柄付メガミンクスのセンター回転手順(Pyraminx tanoc さんはご存じかも)は、軽く探してみた程度では見つかりませんでした。

トリコンの皆勤賞ポイントが入ったら、Void Pentultimate を購入し、動きが良いようであれば、Maruyama K さんのパーツを購入してアイコサメイトを作ってみたいとも思っています。

トリコンのシーズンポイントの争いも激化していますね。スクエア1の決着は最終節に持ち越し、目が離せませんね。第1回大津スピードキューブオフ会もみなさん楽しまれたようで何よりです。

どんどん話がズレていってしまっていますが、北村暁さんが紹介してくださった、
「ルービックキューブは特技じゃありませんでした」の漫画、面白かったです。一週間で 30秒を出せるようになったのなら、ぜひ続けて欲しいものですね。周りと比べて落ち込んでしまうのはもったいなく、自分の伸びしろを感じつつ続けることが、楽しさと自信につながっていくような気がします。

posted by じゅうべい at 11:40| Comment(0) | 球・円柱・12面体以上

2023年06月23日

どうにかなるといいのですが…

北村暁さんが紹介してくださった、WCA での香港,マカオ,台湾の呼称変更について、ウィキペディアによるチャイニーズタイペイの説明なども合わせて、経緯も現状も人々の想いも複雑なことを感じます。どうにかいい方向に落ち着いてくれることを祈ります。

それで終わるのはちょっと短かったので、このブログでも不人気のネタ、算数について少し。

まいにち脳トレというサイトに「紙とペンを使わずに解ける?「78+75×94」の答えは?」という記事があったようで、それに対してまなびスクエアという算数解説動画サイトで別解が示されていました。

いえ、そもそもが
「75×94 が暗算できたら苦労しないよ」
というコメントから始まったものと思われますが、

78+75×94 = 3+75+75×94 = 3+75×95、に変形するのは、このような問いに取り組む方なら、誰も異論がないと思います。

そこでさらに、3+(85–10)(85+10) と変形すると、3+85^2–10^2 = 3+7225–100 = 3+7125 = 7128、

とあっさり暗算できました。85^2 は十等一和で高速に暗算できます。

一の位の和が 10 で十の位が等しい二数の積は、十の位の数×(十の位の数+1)×100+一の位の数同士の積

で最近よく知られるようになってきた掛け算テクニックで著名ですね。


まぁこれを、78+75×(78+16) = 76×78+75×16 = 77^2–1+1200 = 5928+1200 = 7128

などと言っていたら計算オタクとも思いますが…。私は別解を探そうとやや躍起になって考えつきました。私は、77^2 は覚えていて、75 の掛け算では、相手の数の 3/4 に 100 を掛けたものになるものも良く使います。

なので 75×94 も、75×96 = 24×3×100 = 7200, 75×92 = 23×3×100 = 6900、その間なので 7050 と暗算できなくもありません。差が 300 なので、小さい方の数に 150 を足すのが簡単ですね。

こんなことを考えている暇があったらキューブを廻せばいいのですが…。まぁ、このような計算は自転車通勤中の暇つぶしに最適です。

気が向く方は(殆んどおられないとは思いますが)ぜひお試しください。

ちなみに”つせ” Tuse はデンマークにある村だそうです。教会もあるそうですよ。灰色の空が背景の、やや物寂しげな風景の写真がいろいろ見つかります。レターペアにいかがでしょう?

posted by じゅうべい at 11:55| Comment(0) | 日記