2022年11月01日

先週のトリコン・スキューブ、四隅向き替え

第4回瀬戸内キューブオフ会は無事に、楽しげに終わったようで何よりです。このくらいの少人数だと、交流もしやすくていいのかもしれませんね。「目隠しが出来ないと参加しにくいよなぁ」と手順を検討してみましたが、818手順のうち、2手順だけ作ってみて時間切れです。世間の手順で廻せればいいのですが、自分の手順でないと廻せないというのは致命的ですね。理論上は、毎日同様にやれば一年半くらいで手順がリストアップできるはずですが、そこからそれを覚えるのに何年かかることやら。

L R B' U' R' L R' U B L U
SkTrial22L17_1aF.jpgSkTrial22L17_1aH.jpg
右は前から透視したものです。私は日本配色(世界配色とは黄⇔青交換)なのでご容赦を。

J式スキューブの回転記号を再掲しておきます。反時計回りでは各記号に"–"が付加されます。
Skewb_rotation.jpg
私の手順は Rubik'skewb 上級編 のアレンジですが、過去記事の前入れ板上げ中板移動もご覧いただければと思います。

私はかなり頑固に青底で解きますが、青底の廻りに青隅が 4つとも向き替え状態で接していては技の使いようもありません。z y 持ち替えして赤底で解いて、慣れてなくて間違えて遅いタイムを出してしまいましたが、z y2 持ち替えで、
SkTrial22L17_1bF.jpgSkTrial22L17_1bH.jpg
で、e- で右下、w で左下が入るので、前時計 板E上げ、s w s w- s、y 持ち替えして、時計 SE上げ、e g- (e s e- s-) e- g、が分かりやすかったですね。これなら見やすく、間違えずに廻せたと思います。

ただ、実は下段四隅向き替えは可能でした。もちろん、向きが Pi なら青底を上に持っていって Pi上げを廻しますが、今回のような向きが全て風車状にズレている場合はむしろ、

e w e s n s で隅向きが全て揃います。
SkTrial22L17_1cF.jpgSkTrial22L17_1cH.jpg
今回は縦交換が発生してしまったのが残念でしたが、四隅とも対角移動することが分かっていればそれもインスペクションで読めますね。黄橙が奥に行くなら黄赤は右にいなければいけないのに左に行ってしまっています。なので、縦交換上板、e- s- e n- w s- w-、を廻すところまで廻す前に分かっていることになります。

廻し終わって、y2 持ち替えで、
SkTrial22L17_1dF.jpgSkTrial22L17_1dH.jpg
十字・PiE上げ、e g n g- (e s e s) で完成です。

実は、y- 持ち替えしてから、e w e s n s →縦交換上板をすると、なんと PiS上げ、(e- s e s-)x2 で完成します。いえ、手数としては変わりませんが、判断がとても楽になりますね。

y 持ち替えしてからだと、y2 持ち替えから対隅、e (n- g- n g) e- (s g s- g-)、廻しやすく判断もしやすいのですが、手数は 10手、2手長くなります。

せっかくなので、y2 持ち替えスタートも試してみたところ、十字・SE上げになりました。s n e- (g e- g e-) s n、9手ですが、対隅よりは廻しにくいかも。前面のどちらも隅と板が対面色になっていれば十字移動なので、これは判断はしやすいと思います。

もちろん、四隅向き替えで 6手、縦交換上板で 7手、それなら赤底で前半を 7手で終えてしまった方が絶対的に速いのですが、慣れてない配色で色に迷うくらいなら、頑張って四隅向き替えを試してみるのも悪くないかもしれませんね。

すみません、傀儡魔法1号、Puppet One
Puppet1_solved.JPG Puppet1_te.JPG
の成形については、ちょっと長くなってしまったのでまた次回に。

posted by じゅうべい at 11:45| Comment(0) | Pyramorphix