2022年11月30日

鉄道博物館キューブ

先日、甥っ子一家が大宮の鉄道博物館に行ってきたそうで、お土産に鉄道博物館限定プリントキューブを買ってきてくれました。
鉄道博物館キューブ_ケース入り.JPG 鉄道博物館キューブ_裏面.JPG

2手廻してみたらこんな感じに。
鉄道博物館キューブ_2手.JPG

表面の仕上げはマットで、高級感のある手触りです。内部も白でおしゃれな感じです。

残念ながら廻しにくいですね。引っかかる感じではなく、コーナーカット(多少ずれていても回転できる柔軟性)はあります。とにかく重い。締めつけすぎです。おかげでポップ(小片が外れる)することは無さそうですが…。

中央(センター)に円形の微妙な出っ張りが見えるので、おそらくそこに調節ネジがあり、それに円形の蓋をした状態なのでしょうけど、その蓋は外れません。センターピースの脇から外せないかと、だいぶ引っ張り広げてみましたが、外せる構造ではなさそうです。

ということで、トリガー(人差し指で弾くように廻すこと)はできず、面を持って頑張って廻すキューブです。キューバーが楽しむのは難しく、あまり知らない人がなんとなくお土産として買って、つい崩してしまって、直せないまま放置されて飾られている、そういうお土産のようです。

それでも、そういう形で世間の人々にルービックキューブに触れてもらえる機会があるのはとてもいいことだと思います。マックのハッピーセットもそうですね。セットのうち、キューブパズルなのは 2x2x2 だけのようですが…。

大阪にあった交通科学博物館でも 2x2x2 の鉄道パズルがあったようですが、残念ながら 2014年で閉館、あとを引き継いだ、京都鉄道博物館にも津山まなびの鉄道館にも、お土産としてキューブパズルは置いてないようで残念です。

スターウォーズパズルとかももっと売れて世間に普及してくれればと思います。紹介してくれていたサイトを検索で引っかけたとき、"R2-D2 って、世間の人がそんなに専門記号を駆使して説明してくれているのか"と思ったのは、うっかりとはいえ、我ながら面白かったです。いま思うと、キューブ向けの命名だったのですね。

posted by じゅうべい at 10:09| Comment(0) | キューブ一般

2022年11月29日

暗記ゲームで良いのでは?

アドカレ用にアイコサメイトを廻し直していて、ロックアップ色合いに苦しめられています。…それでも、このパズルの世界的品切れ状況からしたら、持っていて楽しめているだけで幸運なのだろうと思っているところです。

第6回キューブオフ会についてのブログ記事が書かれましたね。盛況だったようで何よりです。

自虐ネタではありますが、その記事にあった

「30〜60秒くらいのタイム帯(1人20秒切る速い子もいましたが)で、簡易的な解法でも一生懸命解いている」

を読んで落ち込んでいるところです。タイムを計りだして 8年かけて、まだ単発でも 30秒を切れてなく、”とてもオフ会などに顔を出すレベルではないなぁ”とげんなりしてます。

F2L を覚えきって 1分30秒を切り、CLL・ELL(世間の人の OLL・PLL に相当)を覚えきって 1分を切れるようになり、かなり廻し込んで 50秒を切れるようになりました。持ち替え無しで、右奥・左奥の F2L をそのまま廻せるようになって 45秒を切れるようになってきたところです。

目も指も頭も、どの廻りも悪い大人なんてこんなもの。いえ、幼少期から様々なことが苦手だったので、子供の頃からスピードキューブをやっていてもあまり変わらなかったと思います。

でも、それで楽しめているから、それでいいんじゃないかと思っています。まぁ、キューブ以外のことにも手を出しすぎですね。昨晩はチェロの体験レッスンに行ってきました。…ヴァイオリン仲間での演奏で「低音が欲しいよねぇ」などと言う人がいるので、つい。

それはさておき、そのキューブオフ会についての記事で、

「手順を覚えなきゃてことは、パズルじゃなくて暗記ゲームなの?という印象があると思いますが、実はそうでもないです。」

いえ、暗記ゲームで良いんじゃないでしょうか?

世の中、何についても揶揄する人っていますよね。そういう人の「しょせん、覚えればいい単純なもんだろ?」という偏見と闘っても意味がないと思うんです。

私は受験生のときに和田秀樹氏の『受験勉強入門』と出会い、その著書に「やっぱりそうだよなぁ」と感銘を覚えたものでした。その主張の一つとして”数学は暗記だ”がありました。ただ、暗記するのは公式ではなく、解き方を覚える、そうすればどんな問題にも対応できる、というものでした。

和田秀樹氏は「国語の読解力は身につけるのに時間が掛かり、暗記受験術の大敵だ」と著書で書かれていましたが、最近、娘の国語の問題について奥さんと話したとき、「国語も暗記だよね」、となりました。文章題のどこをどう答えれば良いかは読解する文章に全て書いてあり、そのパターンが分かっていれば解けてしまうのです。逆に言えば、それが把握できてなければ、その文章の著者ですらその文章題が解けません。小説家の宮本輝も、新潮文庫の企画で東北大学の受験問題に取り組み、手も足も出なかったことを書いていて、小説『彗星物語』でもそのネタが取り上げられています。

さらには楽器演奏も暗記ですね。楽譜の音符がなんであるかを覚えなければ手も足も出ませんし、演奏技術についても覚えることがてんこ盛りです。スポーツも同様で、ルールから始まり、ボールを投げるとき、ラケットを振るとき、手足や指をどのように動かすかを頭に入れておかないとまるで歯が立ちません。

人間関係だって、誰と誰がどのような立場にあって、性格はどのようなもので、どれぐらいの距離感を保つべきか、などの基本情報を把握しておかないと、うまく対応できませんし、仕事にもなりません。

キューブも、他の様々な人生の事柄と同様な水準で暗記ゲームです。因数分解や英会話と同じレベルで暗記ゲームです。囲碁将棋や麻雀・オセロのように暗記ゲームです。

変な人の揶揄は気にしなくて良いと思います。というか、「しょせん暗記ゲームでしょ?」などと言う人は、その人がとても解ける気がしないパズルを解く人に対して、負け惜しみを言っているだけです。堂々と、「うん、手順を覚えられない人には難しいだろうね。基本手順の数は九九よりは少ないんだけどさ」と言ってあげましょう。

…いえ、揶揄してくる人と喧嘩をする必要はありません。私は「ええ、手順を覚えたら簡単ですよ」くらいで済まして、話題を変えるようにしています。興味がない人に、野球の硬球の指離れの感触や、テニスのバックハンドボレーでのラケット面の調整、ヴァイオリンとチェロのビブラートの掛け方の違いなどを長々と語っても意味がありません。

そのあたりの他人との距離の取り方も、”暗記すべき”人生の処世術かもしれませんね。

posted by じゅうべい at 12:30| Comment(0) | 日記

2022年11月25日

音楽とキューブの融合

驚異的なアイデアを見ました。


常人にできる発想ではありませんね。音楽とキューブパズル解法が融合した瞬間と言えるでしょう。奇数音目を四分音符、偶数音目を八分音符にすれば、ワルツのリズムに乗って、さらに偶奇判定がしやすく解いていけるかもしれません。キューバーには音楽の造詣が深い方も多いですし(ピアノとかアカペラとか)、ぜひ試してみていただきたいと思います。

弱点は…音楽を頭で鳴らすより、文字を思い出す方が速いことですね。速さを追求するには向かない手法かもしれません。

目隠し競技と言えば、梅子さん、目隠しでの 1分切り、おめでとうございます。でも、それよりも早くもトリコンのスクエア1で 42.509 を出されたことに驚愕しました。始めてそんなに経っていないはずなのに、才能がある方は本当に違いますね。まぁ、指廻りの速い方なのでしょう。大久野島なのでしょうね、ウサギにキューブを差し出している動画も微笑ましかったです。どうぞお幸せに。

そうそう、ピラミンクスのホールドを望月シンジさんが紹介してくださっていました。…すみません、持ってみたけどよく分からなかったです。人差し指がフリーになって上と奥が廻せれば良いのでしょうか?両手で持ちますよね?U・B を右手人差し指、U'・B'を左手人差し指で廻せば良いのでしょうか?V→L4E でない、世間の多くの人の解法は面廻しがあって理解できないので、貴重な L4Er(えるふぉいやー?)の指導をぜひ承りたいのですが…。京都オフ会、次回はぜひ伺いたいと思います。でもそれだけの達人に「ピラミンクスのVに手数がかかってしまい、効率のよい作り方が読めません。」なんて言われても、みんな困ってしまいますよね。

そろそろアドカレの準備をしないといけないのですが…。時間がなかなか取れませんが頑張ります。11/25(金)現在、まだ 4枠空いています。多くの素晴らしい記事を楽しみにしています。

posted by じゅうべい at 11:40| Comment(0) | 目隠し競技