最近、スクエア1は成形よりもその後の隅向き合わせで無駄に手間取っているような気がしてきています。かつて左右拳から隅向き合わせを揃える手順をリストアップしようとして、あまりの膨大さに挫折しました。まずは凧−凧からの図を作って検討した方が良さそう、と9月頃に思いましたが、全く動いていません。やりたいことが多すぎて、全然時間が足りませんね。
一通り有用な手順も考え尽くしたように思うので、手順をまとめてみることにしました。
回転記号については、2x2x2 については普通の J式の記号、島内 剛一先生の S式に由来する
右面奥面の対角交換の場合は {(c p- c- p) (q d- q- d)}^2 (c p- c- p)}、これも長手順においては {c 〜} と略します。

n w- n- w {d- 〜} w- n w n- (e t2 e2 s e s- e t2 e-) t {d- 〜} (e t2 e2 s e s- e t2 e-) t
を流用します。詳細はその回転記号についての記事をご覧ください。
隅合わせについては、2x2x2 を初めから Guimond で解こうとすると、把握していない隅捻りにやられることが分かってきたので、不完全一面を底面に作り、上面を確認して必要な隅を捻り、その後は Guimond で解きます。もちろん、Ortega でも良いでしょう。そちらについては該当記事をご覧ください。
ですので、ここでのまとめ手順は三角板合わせについてとなります。
前面・右面対角交換
{(d- q d q-)(p- c p c-)^2(d- q d q-)} (長手順においては {d- 〜} と略します。)
右面奥面の対角交換の場合は {(c p- c- p) (q d- q- d)}^2 (c p- c- p)}、これも長手順においては {c 〜} と略します。
右面手前から上面奥上げ
w t e t- w- t e- t- {d- 〜} t e t- w t e- t- w- / L U R U' L' U R' U' {d- 〜} U R U' L U R' U' L'右面奥から上面奥上げ
w- t- e- t w t- e t {c 〜} t- e- t w- t- e t w / L' U' R' U L U' R U {c 〜} U' R' U L' U' R U L右面下から上面手前上げ
t- (n e- n- e)^2 t (e- n e n-)^2 {d- 〜} (n e- n- e)^2 t- (e- n e n-)^2 t/ U' (B R' B' R)x2 U (R' B R B')x2 {d- 〜} (B R' B' R)x2 U' (R' B R B')x2 U
前面右下から上面奥と右面手前下から前面左上

n w- n- w {d- 〜} w- n w n- / B L' B' L {d- 〜} L' B L B'
n w- n- w {d- 〜} w- n w n- (e t2 e2 s e s- e t2 e-) t {d- 〜} (e t2 e2 s e s- e t2 e-) t
/ B L' B' L {d- 〜} L' B L B' (R U2 R2 F R F' R U2 R') U {d- 〜} (R U2 R2 F R F' R U2 R') U
私は結局は、前面・右面対角交換は基本として、右面 左2⇔上面 右2交換・右面 右2⇔上面 左2交換は前半のラッキー状況でだけ用いて、残りは面上げの基本 4手順、右面手前から上面手前上げ,右面奥側から上面手前上げ,右面手前から上面奥上げ,右面奥から上面奥上げの 4手順ばかり廻していますね。考えるよりは、目について廻しやすく感じたところを合わせていくのが良さそうです。
その際、前面と奥面のどちらがどのように動いて、それがその後の合わせにどのように影響していくかまでを判断できたら、さらに効率よく合わせていけそうですが、私もよく読み間違えて、手間の損を嘆きながら前面・右面対角交換を廻したりしています。