最近いろいろいじる機会があったのもあり、つい、一年九ヶ月ぶりにトリコンのピラミンクスに参加してみました。たまたまそれは 9月 9日でしたが、望月シンジさんが「今日は、9月9日なので3×3キューブとピラミンクスを回してました 意外と忘れられがちなんですが、どちらも1つの面が9コに分割されてるんですね」と仰っていて感心しました。言われてみればその通りですが、なかなか意識しないものですね。
J式ピラミンクスの回転記号は以下の通りです。もちろん、廻すのは頂点ではなく、面に対して頂点寄りの部分です。
状態の把握のための記号化については、まず下段の三隅については、奥→右→左の順に、そのままで向きが合っている、つまり黄が下を向いているのなら 0、時計廻しが必要なら +、反時計廻しが必要なら - としました。
J式ピラミンクスは配色固定式 (color stable, CS) で、隅(頂点ではない三面体)の黄赤青が奥、黄青緑が右前、黄赤緑が左前、赤青緑が上にくるように持ちます。
状態の把握のための記号化については、まず下段の三隅については、奥→右→左の順に、そのままで向きが合っている、つまり黄が下を向いているのなら 0、時計廻しが必要なら +、反時計廻しが必要なら - としました。
次に青黄・赤黄がどこにいて、どういう向きを向いているかについて、以下のように番号を振りました。
奥面を上→右→左の時計周りの順に 1, 2, 3、前面を右→下→左の順に 4, 5, 6、です。向きは 0手もしくは 1手で位置が合う場合に向きが合うなら s (standard), 逆なら r (reverse) としました。上記スクランブルの場合は、青黄→青、赤黄→赤と略して、
青6r 赤3s となります。
位置 5 だけ例外で、前面に黄色が向いていれば青黄でも赤黄でも s になります。他は同じ位置でも青黄と赤黄とで s・r が逆になります。赤が 3 で下面に黄なら s、青が 3 で下面に黄なら r になります。
===== 以上で図の説明終 ==========
その1:B R U' R' L' U' R' B' U' R U' u l r b
右は上段を取り除いて、下面が上から見えるようにしたものです。
奥右左00+青4s赤6s、e w- n w n e- n (R L' B L B R' B)、さらに t (U) で、頂は随時直して、
その2:L' R L U' L U B R' L' U' B' u'
十字・全、t- w- t w t w- t- w (U' L' U L U L' U' L)、最後に t (U) で完成です。
黄を含まない上段の辺のうち、上隅と揃っているものがない場合は、黄を含む辺を奥に配置して十字手順を検討します。左右の向きは上隅と合っているか否かで判断できますが、奥は右に黄が来ていたら正向き、下は前面に見えている色が左奥に行くので、そこに見える上隅との色の兼ね合いで判断します。
この場合は奥は黄が左面にあるので奥反転、下も前面は緑で上隅の左は青なのでこれまた反転、左右も反転しているので、十字・前途判断できます。
これが、経験不足からか全然判断できず、その t (U) を廻さずに前反時計・左下で緑黄を下前に入れてしまい、そこで発生した上時計・左右奥について「3辺も反転しているなんておかしい、そんな馬鹿な」とワケも分からず上時計・左を廻し、最後に向き替え・左右でようやく完成させました。
前時計・反時計と十字は偶数辺反転、上時計・上反時計は奇数辺反転、慣れてないと混乱しますね。修行します。
その3:R' U' L U' B' R U' R L' U B u l' b上時計・左右下、t- e t- e- w- t- w (U' R U' R' L' U' L)、最後に t (U) で完成です。
その3:R' U' L U' B' R U' R L' U B u l' b上時計・左右下、t- e t- e- w- t- w (U' R U' R' L' U' L)、最後に t (U) で完成です。
黄が前下に見えていたら上時計か上反時計、上隅と揃っているものを奥に配置します。もちろん、上時計・右奥下は e t- e- w- t- w t- (R U' R' L' U' L U') で一発で揃えられますが、探して判断に時間を喰うよりは、一手かけてでも判断しやすい状況にした方が、慣れないうちは安全だと思います。
その4:U B' R L R' U B L' U' L' U' u' b
奥右左00+青4r赤6r、これも読みやすかったですね。n- t n- t w n- (B' U B' U L B')、さらに t- (U') で、頂は随時直して、

前時計・右奥、t- e n t n- t e- t- (U' R B U B' U R' U') の最後を t (U) に変えて完成です。奥に配置した赤緑の色反転は見えていて、前右にいる緑黄も色反転が分かりやすいので、これは判断しやすかったと思います。
その5:B U L' R' U R' U L B R' L u' l
奥右左+0-青1r赤6r、ちょっと読みにくいかな、とも思いましたが、t w- n e n- e- n (U L' B R B' R' B) で、

私は z' 持ち替えで向き替え・左右を廻してしまいましたが、本当は t- (U') で、向き替え・下奥、t w- t w t- e t- e- (U L' U L U' R U' R') が正しいのでしょうね。これらの手順にももっと慣れていきたいと思います。
全体的に、見やすく廻しやすいスクランブルが続いてありがたかったですね。一年九ヶ月ぶりだったのに、平均自己2位を出してしまって驚きました。廻し慣れればもっと速くなれると思うので、もうちょっと頑張ってみようと思います。