2022年09月22日

先週のトリコン、スキューブ・222・スクエア1

先週のトリコンのスキューブ、第5試技はすごかったですね。
その5:U L B L' U' B' U L' U R' L

z 持ち替えで、
SkTrial22L11_5aF.jpgSkTrial22L11_5aH.jpg
右は前から透視したものです。私は日本配色(世界配色とは黄⇔青交換)なのでご容赦を。

J式スキューブの回転記号を再掲しておきます。反時計回りでは各記号に"–"が付加されます。
Skewb_rotation.jpg
私の手順は Rubik'skewb 上級編 のアレンジですが、過去記事の前入れ板上げ中板移動もご覧いただければと思います。

s- で前反時計N上げ、s- e- s e、つまりは s- s- e- s e の初手キャンセルで s e- s e で完全一面+上板完成です。さすがに面位置くらいまでは読めますね。s- で上橙,前赤,右緑、前反時計N上げで、奥(N面)⇔上(T面)交換と前(S面)⇔右(E面)交換が起こるので、左(W面)の黄面は維持されます。下隅も黄なので最後の手順でもここは動かす必要がなく、持ち替えが不要となります。ありがたいですね。

s- で上に上がった橙面は奥に移動します。前(S面)の隅が橙なので、面移動は反時計移動ですね。

隅については 2021年6月17日にも書いているように、
UCorner_FCN.jpg

と廻る、つまり左上隅の s- 後の橙はそのまま、白が左(W面)向き、奥隅の白も同じ向きになります。他の二隅は読む必要はありません。PiW上げです。

つまり、完全一面+上面完成後は反時計PiW上げ、e (s- g-) e- (s- g- s- g-)、「いい、すげぇ、すげすげ」で完成です。

まとめると、s e- s e e (s- g-) e- (s- g- s- g-) ですね。4・5手目はキャンセルで e- にできますが、私はそこまでは読めませんでした。

さらには、うっかりして反時計PiS上げを廻してしまい、完成してなくてパニックに陥りました。対隅を廻し損なって崩壊して 45.003、口惜しく、もったいなかったですね。

こういうラッキー状況こそきちんと廻せるようにならないといけませんね。修行します。

2x2x2 でいえば、やはりその1でしょう。最速の方が多数おられました。

その1: R' U' F U R U' R U2 R' U' R'

y- 持ち替えで、
222Trial22L11_1aF'.jpg222Trial22L11_1aH.jpg

回転記号は、どうも 2x2x2 用の図は作っていなかったようなので、J式333 の回転記号で代用します。反時計回りでは"-"、180°回転では"2"(本当は上付き)を添えます。J式回転記号のあとに/ の後またはカッコの中に WCA式表記を添えることにします。
notation_tb.jpgnotation_ew.jpgnotation_sn.jpg

t- (U') で右奥・奥揃い白左、(e- t e t-)^2 / (R' U R U')x2、この手順は向きだけ変えて位置を変えない面白い手順ですね。おかげで読みやすく、手順の後、t2 (U2) で下段が三白で青が右前、上段が三青で白が左前にできるので、e2 t- e2 (R2 U' R2) で下面が白、上面が青に分離できます。

で、完成しちゃいました。そこまで読めないと駄目ですね。修行します。

スクエア1は私はその3が最速でしたが、どうもその4が速かった方が多かったように感じました。

その4:(0,2) / (6,3) / (-2,1) / (3,0) / (5,-4) / (4,0) / (-3,-3) / (-5,0) / (0,-2) / (-4,0) / (4,-2)

楓−握飯楓の上が握飯の逆斜め向きですね。 -2, 0 / で盾−盾、 -2, 0 / で樽−樽、下段右列に白が揃っているのがありがたいですね、 1, 0 / -3, -3 / で成形し、1, 3 / で隅向き揃い、-1, -3 で

上下前SW: / (-3, 0) / (3, 3) / (0, -3) /

6, 0 からLL垂直
LL_vertical.jpg

0, 2 / 0, 3 / 1, 1 / -1, -4 /

3, -2 で揃っている面を左に寄せて、

U_Clockwise_D_Vertical.jpg
-3, 0 / 3, 0 / -3, 0 / 3, 0 / 0, 3 / 1, 0 / 0, 2 / 4, 0 / 0, -4 / 2, 0 / 0, 5 / 3, 3 / 3, -3

の最後の 3, 3 / 3,-3 を 3, -3 / 0, 6 / にして中段を回避し、3, 3 で上下面を合わせて完成です。

最後の上時計下縦は手順が長いわりに廻しやすい手順ですが、そこまでラッキースクランブルでもないように感じます。上級者はもっとうまく廻しているのでしょうね。お目に掛かる機会があれば、ぜひいろいろと教えていただきたいものなのですが…。

週末は父に出かける用があるとのことで、実家に行って母と共に過ごす予定です。日頃会えていない従兄達とも会おうと思いますが、月曜日は夜行バスからそのまま出勤、ちょっと大変ですね。頑張ります。

posted by じゅうべい at 14:17| Comment(0) | スキューブ

2022年09月21日

またもマシントラブルが

コンピュータートラブルって、本当に嫌ですね。

メール専用に使っていたマシンがフリーズしました。2000年に友達からもらったマシンなので、25年ものでしょうか、さすがに諦めることにしました。

奇蹟的に IDE→S-ATA 変換ボードを持っていたので、データは吸い出せました。ですが、メールソフトが Outlook Express、Windows XP ではデフォルトでしたが、もはやデータ(.dbxファイル)のエクスポートも、Thunderbird でのインポートもできません。

ネットにはいろいろと情報がありますが、2010年とか、やや古めの情報は現在では通用しません。恐ろしいものですね。

フリーソフトでのデータコンバートも考えましたが、幸い、Mozilla 本家が「ver. 31.8 なら読み込めるぜい。インストールファイルも置いておくね」と教えてくれたので(日本語です)、無事に過去のメールも全て移すことができました。

現行最新版は ver. 102.3.0 (64ビット)、その ver 31.8 からのアップグレードが今のところできていませんが、取りあえずメールで知り合いと連絡ができるようになってホッとしたところです。…携帯電話もスマホも持っていないので、メールでの通信は死活問題なのです。

バタバタしてしまったので、今回はこれだけで失礼します。



posted by じゅうべい at 15:35| Comment(0) | 日記

2022年09月20日

すみっコドンジャラと先週のトリコンピラミンクス

台風14号は中心気圧 910 hPa を記録し、室戸台風(死者 2702人)と並ぶ大災害をもたらすのでは、と懸念されましたが、広範な土砂崩れや大水害は起こらなかったようで一安心でしたね。被害に遭われた方にはお見舞い申し上げます。我が家は日曜午後から早々と雨戸を閉め、家で引きこもって暮らしていました。風の音は大きかったのですが、娘も 8歳になり、あまり怖がらなくでくれて助かりました。

三人ではありましたが、娘の 8歳の誕生日に妻の弟夫妻からいただいた、すみっコぐらしのドンジャラをさんざんやりました。娘はつい自分の手ばかりを見てしまうので、ポン[石並]はありにし、私と妻が牌を捨てるたびに確認を促すようにしました。妻はこの手の家庭ゲームは、ババ抜きでもなんでも強く、この、ほぼ駆け引きが通用しない、運のみのゲームで無類の強さを発揮していました。私は大学の野球部時代にそこそこやっていたので、右六(ウロク)とか対七(トイシチ)とか、サイコロの目でどこの山から配牌を取っていくかを指示したりしていましたが、途中からは娘の対子(トイツ、二つ揃い)を読み、いかにポンさせるか、上がらせるかを楽しんでいました。鬼滅の刃のドンジャラも存在しますが、女の子ならすみっコぐらしの方が楽しめるかもしれません。

先週のトリコンピラミンクスは判断しきれずミスも多かったのですが、楽しんで廻せました。

J式ピラミンクスの回転記号は以下の通りです。もちろん、廻すのは頂点ではなく、面に対して頂点寄りの部分です。
Pyra_notation.jpg
(WCA表記ならそれぞれ、n→B, e→R, w→L, t→U)
J式ピラミンクスは配色固定式 (color stable, CS) で、隅(頂点ではない三面体)の黄赤青が奥、黄青緑が右前、黄赤緑が左前、赤青緑が上にくるように持ちます。

状態の把握のための記号化については、まず下段の三隅については、奥→右→左の順に、そのままで向きが合っている、つまり黄が下を向いているのなら 0、時計廻しが必要なら +、反時計廻しが必要なら - としました。

次に青黄・赤黄がどこにいて、どういう向きを向いているかについて、以下のように番号を振りました。
V_edgeNo.jpg
奥面を上→右→左の時計周りの順に 1, 2, 3、前面を右→下→左の順に 4, 5, 6、です。向きは 0手もしくは 1手で位置が合う場合に向きが合うなら s (standard), 逆なら r (reverse) としました。上記スクランブルの場合は、青黄→青、赤黄→赤と略して、
青6r 赤3s となります。

位置 5 だけ例外で、前面に黄色が向いていれば青黄でも赤黄でも s になります。他は同じ位置でも青黄と赤黄とで s・r が逆になります。赤が 3 で下面に黄なら s、青が 3 で下面に黄なら r になります。

===== 以上で図の説明終 ==========

その1:U' R' U L' U L B U' R B' R' u r' b'
PyrTrial22L11_1aT.jpgPyrTrial22L11_1aB.jpg
右は上段を取り除いて、下面が上から見えるようにしたものです。

奥右左0+0青3s赤2s、n- e w n- e- n- w- e (B' R L B' R' B' L' R)、これがなかなか読めませんでした。実戦では読み切れず、間違って廻してその場で修正しました。青辺も赤辺も s向きだったので、n 回転で合わせていくことを考えるのが本筋だったのに、e w- 〜 (R L' 〜)などと、前下を通す手順を考えていてはいけませんね。

さらに t (U) で、頂は随時直して、
PyrTrial22L11_1bT'.jpgPyrTrial22L11_1bB.jpg
L4E は前時計・左下、 w- t w t- (L' U L U')ですね。 V字がちゃんと読めていれば 4手手順を引けたのに、残念でした。

その2:U R U' R U' B R L U' B L' u l' r b
PyrTrial22L11_2aT.jpgPyrTrial22L11_2aB.jpg
奥右左+00青4r赤2r、n- t- n- w t- w- (B' U' B' L U' L')、さらに t- (U') で、頂は随時直して、
PyrTrial22L11_2bT.jpgPyrTrial22L11_1bB.jpg
前反時計・右下、e t- e- t (R U' R' U)、の最後の t (U) はキャンセルで完成です。

この L4E の判断が私にはまだとっさにはできず、前反時計・替えなし(リストでは t w n w n- w t- / U L B L B' L U' になっていますが、他サイトで紹介されていた e- w e w-・w- t w t- / R' L R L' L' U L U' の方が廻しやすいと思います)を廻してから、向き替え・左右 w t- e t e- t w- t- (L U' R U R' U L' U') を廻してしまいました。前時計・前反時計の場合は、まずは奥の向きを確認してから、緑黄の前面色が緑(向き替えなし)か黄(向き替えあり)か、最後に、水平に動く辺が上隅の前面と同じ色かどうかで判断しようとはしています。判断基準が整えば、後は修行あるのみですね。

その3:R' B' U R' L U R B R L U' u' l r'
PyrTrial22L11_3aT.jpgPyrTrial22L11_3aB.jpg
奥右左00+青2r赤3r、n- w- t- n w- n t n- (B' L' U' B L' B U B')、手数はともかく、見やすいスクランブルだったかもしれません。さらに t (U) で、頂は随時直して、
PyrTrial22L11_3bT'.jpgPyrTrial22L10_3bB.jpg
上反時計・左右下、t w- t w e t e- (U L' U L R U R')、最後に t (U) で完成です。この判断も、私はまだまだ時間を喰ってしまいますね。

その4:B U' B L' U' R' U R' B' R' L' u' l r'
PyrTrial22L11_4aT.jpgPyrTrial22L11_4aB.jpg
奥右左-0-青1r赤4s、t n- w- e n- e- n (U B' L' R B' R' B)、さらに t (U) で、頂は随時直して、
PyrTrial22L11_4bT.jpgPyrTrial22L11_1bB.jpg
十字・下奥、t- w- t w- e- w- e (U' L' U L' R' L' R)、最後に t- (U') で完成です。十字は意外と見やすいので、ぜひ試してみていただきたいと思います。

その5:U R U' B L R L U B L' U u' l' r b
PyrTrial22L11_5aT.jpgPyrTrial22L11_5aB.jpg
奥右左++-青5r赤2r、w e- t- e- n- w n- (L R' U' R' B' L B')、さらに t- (U') で、
PyrTrial22L11_5bT.jpgPyrTrial22L09_4bB.jpg
これは大ラッキー、向き替え・左右 w t- e t e- t w- t- (L U' R U R' U L' U') で完成です。8手ですが、廻し慣れている手順は、判断もしやすくてありがたいですね。

世間では、その3・その4が速かった傾向も見受けられますが、私は他の手順では揃えられないので、詳細は分かりません。ですが、V字→ L4E も悪くないので、ぜひ試してみていただければと思います。

posted by じゅうべい at 13:21| Comment(0) | ピラミンクス