2022年06月07日

Curvy Starminx15:純粋 三隅移動 Niklas

Curvy Starminx、中国語で 弧面深切五魔方、
CurvyStarminx.JPG

三隅時計移動の一つとして、J式メガミンクスの Niklas
CTriOrtho_aS.jpg
e- t w t- e t w- t- / R' U L U' - R U L' U'

を廻してみると(諸事情により、上青・前桃で廻しています)
CurvS_Niklas.JPG

純粋手順としては隅以外の辺・中・葉は初期状態にあって欲しいですね。それらをどう戻していくかということですが…。

J式の回転記号を上から見た図として再掲します(カッコ内は WCAに近い表記、Kemi さんのサイトでは BR→B, BL→b)。

CurvyS_notation.jpgCurvyS_notationLower.jpg
右は下段側面の回転記号です。回転方向はその面を正面に見たときに時計回りはそのまま、反時計回りは"-"(本当は肩付き)で示します。回転は 72°ごととなるので、144°回転は時計廻しなら 2 を、反時計廻しなら -2 (これらも本当は肩付き)を添えます。

中層廻しは
CurvyS_notationInnerG.jpgCurvyS_notationInnerN.jpg
左は Kemi さんの Starminx 2 の解法では用いられていない廻し方です。Kemi さんの Rex Cube(そのサイトでは Star Cube)の解法サイトに似た中層回転があったので、表記するならその m を用いることにしましょう。右は Kemi さんの解法サイトで M で表される回転ですね。ただ、Kemi さんは降ろす方向を正方向としているのに対し、J式では上げる方向が時計回転となるので注意が必要です。

持ち替えについては、水平回転のみ y, y2, y-, y-2 (順に、時計廻し 72°,時計廻し 72°x2,反時計廻し 72°,反時計廻し 72°x2)を用いますが、他は [s] ([F]) など、その面を廻すように全体を持ち替える、つまりは移動が起こらない面をカギ括弧でくくって示すこととします。[s] ([F])なら T(上)面が E(右)面に、M(右前下)面が O(左前下)面に、N(右奥)面が G(右下奥)面に廻ります。対面は変化しないので、この場合、A(下奥)面はそのままです。分かりにくいとは思いますが、頑張りましょう。

適宜、WCA(に近い)表記を () の中または / のあとに加えます。

三葉移動・三中正時計移動(三中正、逆手順は三中反)・二辺向き替えについては紙面を食い過ぎるので略記で済ますことにします。以下の図をご参照ください。最初の手順に”正”、逆手順を“反”の字を添えます。時計回り・反時計回りを正時計・反時計→正・反で略してきたことの流用です。

基本
CurvyS_LeavesTopRight.jpg
o2 g-2 o-2 (g&- g) o2 g2 o-2 (g& g-) / Bo2 Lo'2 Bo'2 m Bo2 Lo2 Bo'2 m'

逆移動は
(g&- g) o2 g-2 o-2 (g& g-) o2 g2 o-2 / m Bo2 Lo'2 Bo'2 m' Bo2 Lo2 Bo'2

左前
CurvyS_LeavesTopFrontLeft.jpg
(n&- n) g-2 o2 g2 (n& n-) g-2 o-2 g2 / M Lo'2 Bo2 Lo2 M' Lo'2 Bo'2 Lo2

逆移動は
g-2 o2 g2 (n&- n) g-2 o-2 g2 (n& n-) / Lo'2 Bo2 Lo2 M Lo'2 Bo'2 Lo2 M'

CurvyS_LeavesLowerLeftFront.jpg
o2 g-2 o-2 (g& g-) o2 g2 o-2 (g&- g) / Bo2 Lo'2 Bo'2 m' Bo2 Lo2 Bo'2 m

逆移動は
(g& g-) o2 g-2 o-2 (g&- g) o2 g2 o-2 / m' Bo2 Lo'2 Bo'2 m Bo2 Lo2 Bo'2

奥中
CurvyS_LeavesTopBack.jpg
n {o2 g-2 o-2 (g&-2 g2) o2 g2 o-2 (g&2 g-2)} n- / B (Bo2 Lo'2 Bo'2 m2 Bo2 Lo2 Bo'2 m'2) B'

逆移動は
n {(g&-2 g2) o2 g-2 o-2 (g&2 g-2) o2 g2 o-2} n- / B (m2 Bo2 Lo'2 Bo'2 m'2 Bo2 Lo2 Bo'2) B'

魔術(魔術方塊に載っていたものの逆手順)
CurvyS_LeavesTopAndLowRightRev.jpg
w s-2 w- s2 e w- t2 w t-2 e- / L F'2 L' F2 R L' U2 L U'2 R'

三中正移動(三中反はこの逆手順)
CurvyS_CentersOCW.jpg
(w- n w) o (w- n- w) o- / (L' B L) Bo (L' B' L) Bo'

二辺向き替え
CurvyS_EdgesOrient.jpg
(s-2 o2 s-2) n- (s2 o-2 s2) n / (F'2 Bo2 F'2) B' (F2 Bo'2 F2) B

さて Niklas、e- t w t- e t w- t- / R' U L U' - R U L' U'
を廻してみた状態を再掲します。
CurvS_Niklas.JPG

以後、適宜、持ち替え後の向きを〜上〜前で示します。初期状態は、青上桃前です。

[s- y- / F' y'](金上青前) t (e w e- w-) t- / U (R L R' L') U'

[y](金上桃前) i- t-2 (e- w- e w) t2 i / b' U'2 (R' L' R L) U2 b

[s](青上桃前) n (e- w e w-) / B (R' L R L')

[y-](金上赤前) w n s (w e- w- e) s- n- w- i- / L B F (L R' L' R) F' B' L'

[y-](青上白前) 二辺向き替え [y2](金上赤前) n- / B' 三中正 n / B [y2 s / y2 F](金上黄前) 三中正

i- / b' 左前正 i / b [s /F](橙上黄前) 左前反 [s-2 y- / F'2 y'](青上金前) i / b 奥中反 i- / b'

[y-](青上桃前) 基本反 [s- y- / F' y'](金上青前) i2 k-2 b / b2 Ro'2 D 下正 b- k2 i-2 / D' Ro2 b'2

[s / F](黄上青前) 下正 左前正 奥中正 b- n- g- / D' B' Lo' 下正 k-2 b / Ro'2 D 下正 b- k2 g n b

[e / R](青上桃前) i- g- b- g / b' Lo' D' Lo 基本反 g- b g i / Lo' D Lo b

[i / b](黄上金前) b m / D bo 魔術 b- m- / D' bo' [s y- / F y']

…10行になってしまいました。J式表記だけなら 4行とちょっとですみましたが。

葉合わせで手間が掛かっていますが、気を遣うのは前半で、いかに効率よく辺合わせをしていくかでした。検討している間に崩壊することが何度もありました。4行目の w n s (L B F) の三重共役で基本の三辺移動に持ち込んだのは参考にしていただけるかもしれません。こういうことも可能です。

葉合わせも四重共役まで発生していますが、下段で合わせるのは事故も起こりにくく、共役(セットアップ)を戻すときにも間違えずに戻しやすいように感じています。理論上、下面の 5つと下段の上以外の 4つ×5面、合計 25個から自由に選んで合わせられるのは便利ですね。判断もしやすいと思います。

強者はこの長手順でも覚えてしまうのかもしれませんが、私には覚えるのはもちろん、これ以上の追求ももう難しいですね。試し解きの一例として、多少でも参考にしていただけるのなら嬉しく思います。

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posted by じゅうべい at 16:20| Comment(0) | 球・円柱・12面体以上