2022年06月14日

Curvy Starminx16:40分を切れました

Curvy Starminx、中国語で 弧面深切五魔方、
CurvyStarminx.JPG
忙しいとなかなか廻せませんが、せっかくこれだけいろいろやってきたのですから、そこそこ速く廻せるようになったのでは、と期待してタイムトライアルをしてみました。

一回目:39:15.28 ,二回目:38:06.62

やりました!ついに 40分を切ることができました!

@Pyraminx_tanoc さん の単発最速 13:21.96ao12 で 15分切り はとうてい届かない世界レベルですが、動画を上げてくださっている方の 36:20.06 にはもうすぐ届くような気もしてきました。

隅合わせで 7分、辺合わせで 18分とか、その辺をまずはどうにかしないとどうにもなりませんね。ただ、自分なりには楽しめるレベルにまでは廻せるようになったように思いました。

せっかくなので、これを維持できるくらいには定期的に廻していきたいものですね。

posted by じゅうべい at 18:14| Comment(0) | 球・円柱・12面体以上

2022年06月10日

ルビク=エルネーさんが決めた配色

ただでさえ忙しいのに、娘が「しんどい」と言うので、昨日と今日は奥さんが午前出勤、私が午後出勤することで対応しました。発熱はなく、行きつけの小児科医には「普通の風邪でしょう」と言われ、一安心しました。明日は娘のバレエのレッスンの日ですし、治っていて欲しいですね。

かつて Medium というところに Kyo で配色の提案 という記事が書かれていました。それについて、私も自作ステッカーを貼った、配色の提案について などという記事を書いていました。Kyo さんのその記事は既に削除されていて残念です。

ルビク=エルネーさんの自伝『四角六面 キューブと私』には配色を決めた経緯が書かれていました。

引用してみようと思いますが、引用については『文系研究者になる(石黒 圭 著)』の 74ページに

「引用とは次のように定義できます(石黒2021: 143)

引用とは、執筆の際に参考にした先人の知恵を紹介することで、自分の考えを補強し、説得力を高める方法です。引用では、誰がどこでなんと言ったのかを正確に示し、先人の知恵に敬意を表することが大切です。」

とあります。さらにその引用の仕方について同じページに文化庁のものを引用したものが掲載されていました。

「他人の著作物を自分の著作物の中に取り込む場合,すなわち引用を行う場合,一般的には,以下の事項に注意しなければなりません。
(1) 他人の著作物を引用する必然性があること。
(2) かぎ括弧を付けるなど,自分の著作物と引用部分とが区別されていること。
(3) 自分の著作物と引用する著作物との主従関係が明確であること(自分の著作物が主体)。
(4) 出所の明示がなされていること。」

これらに気をつけて、ルビク=エルネーさんがどのようにルービックキューブの配色を決めたか、引用してみましょう。

四角六面 キューブと私』91ページにありますが、

「各面を違う色でペイントしてはどうだろう?(中略)最終的な選択は、美術学校時代に培った色彩に関する知識と経験が基となった。まずは原色−黄、青、赤−のシールを隣り合う三つの立方体の面に貼っていった。そして補色の緑とオレンジを加えた。六番目の色は白にした。紫を使わなかったのは、キューブの男性的な雰囲気に合わないと感じたからだ」

コントラストや背景色についても丁寧に検討されたことが以下に続けられていましたが、割愛します。

なるほど、きちんとした教育を受けた上で決定された色彩だったのですね。それが世間に受け入れられていったのも、ある意味、当然のことだったのでしょう。

もちろん製作された当時はこのパズルを高速で廻す人たちの出現など想定もしておらず、高速回転における色彩の視認性についても同様だったのは已むを得ません。

気になる人はステッカーを貼り替えれば良いだけの話です。ステッカーレス全盛の時代ですが、できればステッカー式のキューブはある程度で良いので残しておいて欲しいと思いますね。

今回だけはリンクだけでなく、引用元の書籍をきちんと示しておくことにしましょう。

『四角六面 キューブとわたし』エルノー・ルービック 著, 久保 陽子 訳,光文社,発売日:2022/3/23
ISBN-13: ‎ 978-4334962548 

『文系研究者になる: 「研究する人生」を歩むためのガイドブック』石黒 圭 著,研究社,発売日:2021/10/26
ISBN-13: ‎ 978-4327379070

posted by じゅうべい at 19:37| Comment(0) | キューブ一般

2022年06月07日

Curvy Starminx15:純粋 三隅移動 Niklas

Curvy Starminx、中国語で 弧面深切五魔方、
CurvyStarminx.JPG

三隅時計移動の一つとして、J式メガミンクスの Niklas
CTriOrtho_aS.jpg
e- t w t- e t w- t- / R' U L U' - R U L' U'

を廻してみると(諸事情により、上青・前桃で廻しています)
CurvS_Niklas.JPG

純粋手順としては隅以外の辺・中・葉は初期状態にあって欲しいですね。それらをどう戻していくかということですが…。

J式の回転記号を上から見た図として再掲します(カッコ内は WCAに近い表記、Kemi さんのサイトでは BR→B, BL→b)。

CurvyS_notation.jpgCurvyS_notationLower.jpg
右は下段側面の回転記号です。回転方向はその面を正面に見たときに時計回りはそのまま、反時計回りは"-"(本当は肩付き)で示します。回転は 72°ごととなるので、144°回転は時計廻しなら 2 を、反時計廻しなら -2 (これらも本当は肩付き)を添えます。

中層廻しは
CurvyS_notationInnerG.jpgCurvyS_notationInnerN.jpg
左は Kemi さんの Starminx 2 の解法では用いられていない廻し方です。Kemi さんの Rex Cube(そのサイトでは Star Cube)の解法サイトに似た中層回転があったので、表記するならその m を用いることにしましょう。右は Kemi さんの解法サイトで M で表される回転ですね。ただ、Kemi さんは降ろす方向を正方向としているのに対し、J式では上げる方向が時計回転となるので注意が必要です。

持ち替えについては、水平回転のみ y, y2, y-, y-2 (順に、時計廻し 72°,時計廻し 72°x2,反時計廻し 72°,反時計廻し 72°x2)を用いますが、他は [s] ([F]) など、その面を廻すように全体を持ち替える、つまりは移動が起こらない面をカギ括弧でくくって示すこととします。[s] ([F])なら T(上)面が E(右)面に、M(右前下)面が O(左前下)面に、N(右奥)面が G(右下奥)面に廻ります。対面は変化しないので、この場合、A(下奥)面はそのままです。分かりにくいとは思いますが、頑張りましょう。

適宜、WCA(に近い)表記を () の中または / のあとに加えます。

三葉移動・三中正時計移動(三中正、逆手順は三中反)・二辺向き替えについては紙面を食い過ぎるので略記で済ますことにします。以下の図をご参照ください。最初の手順に”正”、逆手順を“反”の字を添えます。時計回り・反時計回りを正時計・反時計→正・反で略してきたことの流用です。

基本
CurvyS_LeavesTopRight.jpg
o2 g-2 o-2 (g&- g) o2 g2 o-2 (g& g-) / Bo2 Lo'2 Bo'2 m Bo2 Lo2 Bo'2 m'

逆移動は
(g&- g) o2 g-2 o-2 (g& g-) o2 g2 o-2 / m Bo2 Lo'2 Bo'2 m' Bo2 Lo2 Bo'2

左前
CurvyS_LeavesTopFrontLeft.jpg
(n&- n) g-2 o2 g2 (n& n-) g-2 o-2 g2 / M Lo'2 Bo2 Lo2 M' Lo'2 Bo'2 Lo2

逆移動は
g-2 o2 g2 (n&- n) g-2 o-2 g2 (n& n-) / Lo'2 Bo2 Lo2 M Lo'2 Bo'2 Lo2 M'

CurvyS_LeavesLowerLeftFront.jpg
o2 g-2 o-2 (g& g-) o2 g2 o-2 (g&- g) / Bo2 Lo'2 Bo'2 m' Bo2 Lo2 Bo'2 m

逆移動は
(g& g-) o2 g-2 o-2 (g&- g) o2 g2 o-2 / m' Bo2 Lo'2 Bo'2 m Bo2 Lo2 Bo'2

奥中
CurvyS_LeavesTopBack.jpg
n {o2 g-2 o-2 (g&-2 g2) o2 g2 o-2 (g&2 g-2)} n- / B (Bo2 Lo'2 Bo'2 m2 Bo2 Lo2 Bo'2 m'2) B'

逆移動は
n {(g&-2 g2) o2 g-2 o-2 (g&2 g-2) o2 g2 o-2} n- / B (m2 Bo2 Lo'2 Bo'2 m'2 Bo2 Lo2 Bo'2) B'

魔術(魔術方塊に載っていたものの逆手順)
CurvyS_LeavesTopAndLowRightRev.jpg
w s-2 w- s2 e w- t2 w t-2 e- / L F'2 L' F2 R L' U2 L U'2 R'

三中正移動(三中反はこの逆手順)
CurvyS_CentersOCW.jpg
(w- n w) o (w- n- w) o- / (L' B L) Bo (L' B' L) Bo'

二辺向き替え
CurvyS_EdgesOrient.jpg
(s-2 o2 s-2) n- (s2 o-2 s2) n / (F'2 Bo2 F'2) B' (F2 Bo'2 F2) B

さて Niklas、e- t w t- e t w- t- / R' U L U' - R U L' U'
を廻してみた状態を再掲します。
CurvS_Niklas.JPG

以後、適宜、持ち替え後の向きを〜上〜前で示します。初期状態は、青上桃前です。

[s- y- / F' y'](金上青前) t (e w e- w-) t- / U (R L R' L') U'

[y](金上桃前) i- t-2 (e- w- e w) t2 i / b' U'2 (R' L' R L) U2 b

[s](青上桃前) n (e- w e w-) / B (R' L R L')

[y-](金上赤前) w n s (w e- w- e) s- n- w- i- / L B F (L R' L' R) F' B' L'

[y-](青上白前) 二辺向き替え [y2](金上赤前) n- / B' 三中正 n / B [y2 s / y2 F](金上黄前) 三中正

i- / b' 左前正 i / b [s /F](橙上黄前) 左前反 [s-2 y- / F'2 y'](青上金前) i / b 奥中反 i- / b'

[y-](青上桃前) 基本反 [s- y- / F' y'](金上青前) i2 k-2 b / b2 Ro'2 D 下正 b- k2 i-2 / D' Ro2 b'2

[s / F](黄上青前) 下正 左前正 奥中正 b- n- g- / D' B' Lo' 下正 k-2 b / Ro'2 D 下正 b- k2 g n b

[e / R](青上桃前) i- g- b- g / b' Lo' D' Lo 基本反 g- b g i / Lo' D Lo b

[i / b](黄上金前) b m / D bo 魔術 b- m- / D' bo' [s y- / F y']

…10行になってしまいました。J式表記だけなら 4行とちょっとですみましたが。

葉合わせで手間が掛かっていますが、気を遣うのは前半で、いかに効率よく辺合わせをしていくかでした。検討している間に崩壊することが何度もありました。4行目の w n s (L B F) の三重共役で基本の三辺移動に持ち込んだのは参考にしていただけるかもしれません。こういうことも可能です。

葉合わせも四重共役まで発生していますが、下段で合わせるのは事故も起こりにくく、共役(セットアップ)を戻すときにも間違えずに戻しやすいように感じています。理論上、下面の 5つと下段の上以外の 4つ×5面、合計 25個から自由に選んで合わせられるのは便利ですね。判断もしやすいと思います。

強者はこの長手順でも覚えてしまうのかもしれませんが、私には覚えるのはもちろん、これ以上の追求ももう難しいですね。試し解きの一例として、多少でも参考にしていただけるのなら嬉しく思います。

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posted by じゅうべい at 16:20| Comment(0) | 球・円柱・12面体以上