2022年06月30日

Icosamate4:隅合わせ2 二点交換x2

しばらく前から、スピードキュービング愛好者の間で目隠し競技がトレンドになっているのは感じていましたが、9x9x9 のキューブを目隠しで解く nagoyancube さんの記事、衝撃的でしたね。一回の挑戦で 3時間くらい掛かるとか、練習で 16のブロックに分けて一つのブロックが 5分掛かるとか(練習だけで 80分!)、気が遠くなる世界ですね。最中にトイレに行きたくなったり顔が痒くなったら集中力を削ぐというのも、それは分かりますが、それを乗り越えて集中を長時間続けないといけないというのは恐ろしく感じました。

私はかつて赤子が泣いて FMC(最少手数競技、一試技に一時間)を断念したことがありました。今では小二のその娘も、変わらず寝言を言ったり唐突に起きてきたり、いろいろとやらかしてくれます。そもそも、私は開眼ですら 6x6x6 も解いたことがありません。5x5x5 で 10分を切れません。4x4x4 の目隠し(4BLD)に取り組むことすらないでしょう。3BLD は年末までに一度挑戦できたら、とは思いますが…。

さて、Icosamate
Icosamate.JPG
の続きです。

以下のJ式回転記号は、隅を大文字、その隅を軸としての回転が小文字となっています。
IcosamateLinesNote'.jpg
真っ二つになるように廻るので混乱しやすいのですが、T-S の稜を意識することで向きを保ちやすく感じています。

さて、出迎えである程度隅を揃えられたものの、それ以上は揃ったところが崩れていきそうになったら Superantoniovivaldi さん の 二点交換x2 手順の出番です。

Icosamate2Ex2-2.jpg
I⇔N と T⇔S の二点交換x2 が

e- w e w- (Superantoniovivaldi さん の記号で R' L R L') または w e- w- e (L R' L' R) で実現できます。馴染みの分かりやすい手順で良いですね。

この手順を二回繰り返す、つまり (e- w e w-)^2 ( (R' L R L')x2 ) および (w e- w- e)^2 ( (L R' L' R)x2 ) を廻すと、隅位置としては元に戻りますが、それぞれ捻りが加わります。時計回り 72°回転を +1, 反時計回り 72°回転を –1 とすると、

(e- w e w-)^2 / (R' L R L')x2  → T –1, S –1, I +1, N +1

(w e- w- e)^2 / (L R' L' R)x2  → T +1, S +1, I –1, N –1

位置移動のみならず、向き替えにも威力を発揮します。汎用性があっていいですね。

e- w- e w (R' L' R L) なら O⇔S と T⇔N の二点交換x2
Icosamate2ExTNSO.jpg
e w e- w- (R L R' L') では M⇔S と T⇔I の二点交換x2
Icosamate2ExTISM.jpg
と移動方向もいろいろ変えられます。

Superantoniovivaldi さん は向き替えの段階になったら (e- b- e b)^2 を愛用していましたが、S –1, M –1, A +1, G +1 という向き替えは私には見にくく感じられました。全部 e w- e- w 系で良いと思います。

TSW の三隅移動も上記手順の流用で可能です。
Icosamate3OCW.jpg

(w e- w- e) o (w e- w- e) o- / (L R' L' R) Bo (L R' L' R) Bo' で、T→S→W→T の左上三隅時計移動、

o (e- w e w-) o- (e- w e w-) / Bo (R' L R L') Bo' (R' L R L') (上記の逆手順)で、左上三隅反時計移動、

うまく共役(セットアップ)を用いて、I⇔N をキャンセルしていますね。

これらを駆使すれば、少なくとも隅位置は揃えられます。隅向きについてはまたの機会に。

posted by じゅうべい at 13:45| Comment(0) | 球・円柱・12面体以上

2022年06月29日

Eitan's Star、復活!

400記事書いて殆んどコメントがないこのブログ、「アクセスしてもらえるだけでも幸せ」という仙人の境地に至っているところでした。

ところが、このところ忙しくてちゃんと確認していなかったのもありましたが、6/20 についに二件目のコメントが!Hachi さん、ありがとうございます!

その昨年 6/2 の”Eitan's Star を世界に求めて”は確かにアクセス数の多い記事でした。みなさん、やっぱり Eitan's Star は気になるパズルのようですね。TORIBO で 1万2500円、そう簡単に手が出せるものでもありませんが、19x19x19 の 13万円や Zettaminx の 11万円、Lee Ghost Cube 7x7 の約4万円を見てしまうと、充分に現実的なパズルに思えてしまいますね。

さて、ちょうど一年前には世界を駆け巡っても入手困難に陥っていた Eitan's Star が購入できた、とその Hachi さんのコメントで知り、さっそく調べてみました。

まず、その購入情報がある mf8 store、確かに About Us も Delivery Information も空欄で、めちゃくちゃ怖いサイトですね。いえ、以前見たときにはもうちょっと普通でした。オリジナルなはずですし…。いろいろ調整中なのでしょうか?

The Cubicle、ここで扱われるようになったら tribox でもじきに扱われるようになるでしょう。このサイトでは私も何度も買い物をしていて信頼できますが、割高ですし、tribox なら買えばポイントも付与されます。これは待って良いでしょう。

HKNowStore でも買えますが、PayPal アカウントが必要です。ここにしかないパズルがいろいろとあるので、その場合は検討しますが、今回は無理してここで買う必要はないでしょう。

ZiiCube は相変わらずのさすがの安さで、Radiolarian も買えるのが素晴らしいですが、この低価格、何をどうやったら実現できているのでしょうね?

あらら、Cubezz でも買えますね。ZiiCube ほどではありませんが、The Cubicle や HKNowStore よりはやや安めです。

他にも様々なところで購入が可能です。一方、買えないところは相変わらず購入不能なので、これからといったところかもしれません。

一方で、今は Icosamate が世界的に厳しい状況です。辛うじて ZiiCube で見つけましたが、他は全滅です。「どうしても今すぐ欲しい」、という方は ZiiCube にアクセスしてみてください。私はそこから購入したことはないので、保証はできませんが。


…すさまじく違った話題で申し訳ありませんが、3x3x3 で、R' F R U' M' U2 M U' S R' F' R S' や R' E2 R2 E' R' U' R E R2 E2 R U よりは、私は日々廻している R' U2 R2 U R' U' R' U2 L F R F' L' (隣辺向き替え)をお勧めしたいところです。中層廻しなしの 13手、島内先生が紹介してくださっていた、デビッド=シングマスターの伝統的手順ではありますが、悪くないですよ。…後半の L F R F' L' は、左手、右人差し指での落とし、右手、左手人差し指での落とし、左手、とややマニアックな指使いになりますが。それを考えると Cube VoyageRw U R' U' Rw' U2 R U R U' R2 U2 R は、複層廻しはあるものの、右手だけで廻せるのが良い点かもしれませんね。

posted by じゅうべい at 10:45| Comment(0) | 球・円柱・12面体以上

2022年06月28日

Icosamate3:隅合わせ1出迎え

忙しいのは相変わらずですが、今日はもうちょっと時間を取れる予定だったのですが大誤算です。

Icosamate.JPG
について、だいぶ慣れてきました。

Superantoniovivaldi さんの動画での回転操作は、以下のJ式回転記号、
IcosamateLinesNote'.jpg
と相同性が良いのですが、rakaCN さんの動画では 30°持ち替えて下段を廻すので、その R は J式の m、L は J式の o なので注意が必要でした。

お二人とも少ない公式をうまく流用していく感じで、そのぶんついていくのが大変でした。私はまだ完全に理解しているとは言いがたいのが残念です。ただ、隅を全部合わせてから中を入れていくのは共通しています。これは八面体パズル、スキューブダイヤモンド面転八面体 (FTO)Master FTO でも同様ですね。

全然揃ってない初期段階では普通に出迎えで入れていってしまって良いでしょう。
Icosamate1Demukae.jpg
左上半球をできるだけ崩さないように上記の水色を灰色のところに矢印のように持ち上げるには

b- m- b m (rakaCN さんの記号なら D' R' D R)

が分かりやすいですね。

ここで向きが合わないことが頻発しますが、いったん灰色の位置に入れてしまった後、

時計回り(72°)x2:e2 b-2 e

反時計回りx2:e- b2 e-2

で隅向きを合わせられます。

時計回り一隅分(72°)は(反時計回りx2)手順を2回廻しましょう。5回転で一周するので、+1 = –4 = –2x2 です。反時計回り一隅分も時計回り二隅手順を2回廻せば実現できます。

まずはこれで4面くらいは合わせられます。それだけでも気分が違ってきますね。

似た色がたくさんありますが、揃えてみたら違う面の色が揃っているかどうかで判断できます。この辺も慣れですね。

ということで、まずは恐れずにくるくる廻してみましょう。

posted by じゅうべい at 18:55| Comment(0) | 球・円柱・12面体以上