2022年03月30日

爲末大氏のツイート

日々見ている北村暁さんのツイートルールの読み込みなど、素晴らしいと思います)で爲末 大 氏(400 m ハードル日本記録保持者)のツイートが紹介されていました。

冒頭だけ引用すると
「スポーツを離れて社会に出て良かったのは、スポーツを嫌っている人や、憎んでいる人、やっていたけど傷ついている人がこんなにいたのかと気付かされた事です。」

キューブ界もそうだったら恐ろしいですね。5ちゃんねるとか見ないようにしていますが、たまに見ると怖いなぁって思います。トリコンの参加者のツイートからはあまり恐ろしげなものは感じずにすんでいますが。

高校も大学も野球部に所属していましたが、弱小だったので恐ろしいことは経験せずにすみ、純粋にスポーツとして楽しめました。マンガ『ヒカルの碁』でピリピリとした恐ろしげな部活の描写を読んで、強豪校は怖いものなんだな、と思ったものでした。

真剣な人からしたら、緊張感を崩すような部員・参加者は、集中力を削ぐ者として排除したくなるのは分かります。そのような者に関わり合う時間が無ければ、もっと競技に集中して取り組めるのに、と思うものでしょう。

ただ、そこそこ真面目でまともな競技者なら、最上位レベルの人を邪魔しようとはしないでしょう。邪魔にならない範囲で、自分の水準に合わせて楽しみ、中級者に質問したり習ったりします。スポーツでも囲碁・将棋でも楽器演奏でも学術研究でも仕事でも同様でしょう。

その、上位者を邪魔する気のない初中級者を「目障りだ」と排除しようとする人は、やはり問題があるように感じます。その競技や分野について、世間の人が興味を持って裾野が広がることはとても重要なことですから。

他者との関わりにおいて、許容量を持っておおらかにできたら良いな、と思います。ストレスを抱えているといろいろ難しくはなりますが。

ちなみに、私が所属した大学の野球部は体育会でした。あの文化の全てを否定しようとは思いません。ああいう雰囲気を好む人は世の中にそこそこ充分の数だけいて、それらの人々を全て否定することもまた狭量につながると思います。部活の飲み会では酔いつぶされましたが、その後の対応は完璧で、継承していくべき対応だと感激したものでした。…上級生になったときには、酒が弱い後輩は飲み会の二次会では私の元に来ました。似た雰囲気はお互い分かるものですね。

どうか、できるだけ多くの人が心穏やかに過ごせますように。

posted by じゅうべい at 11:10| Comment(0) | 日記

2022年03月29日

だーおかさんのキューブ情報サイト

だーおかさんという方が YouTube にキューブ系の動画を数多く上げていることは伺っていましたが、キューブ情報のまとめサイトも立ち上げられたことを聞きました。初心者向け解法ページはとても分かりやすく、ルービックキューブを解くことを始めてみたい方にぜひお勧めしたいと思います。デイジーから完全一面→ 中段入れ→ 上十字→ 隅向き替え→ 隅合わせ→ 辺合わせ、という王道が丁寧に説明されています。

脱 初心者のページも手順の動画が充実していますね。

タイム別練習方法のページCube Voyage に同様のページはありますが、こちらはタイム帯ごとの習得手順・修得技術の図がとても見やすく、分かりやすく感じました。

…20歳前後キューバーの成長モデル、だそうですけどね。

私は、D面クロスを習得して 1分30秒を切ることができ、クロス完全読みを習得して 1分を切ることができました。OLL→PLL ではなく、CLL→ELL を用いていますが、F2L が終わった時点で 35〜40秒くらいなので、遅い理由はシステムの問題ではありません。F2L も、持ち替えなしで、たとえば左奥 G もそのまま入れられます。B1(コーナーの底面色が上向きでエッジ側面はコーナーと互い違い)も四隅全てでそのまま入れられます。

でも遅いですね。先週のトリコンも平均で 50秒を超えました。

もともと器用な方ではなく、頭の廻りも遅い方です。さらに始めたのが就職して十年以上経ってからですから、まぁ仕方がありませんね。幼子を抱えていると、日々そうそう練習できるわけでもありません。

遅くてもマイペースでキューブを楽しんでいる人がいてもいいでしょう。速い方々も、そのような人々を許容していただければと思います。裾野が広がると山の頂上も高くなるものですから。

posted by じゅうべい at 10:59| Comment(0) | キューブ一般

2022年03月28日

先週のスキューブ、ラッキースクランブル

先週の TORIBOコンテスト、またまた高速回だったようですね。

その2:R L U' L' B' L' R B U' R U

y- 持ち替えで
SkTrial22F12_2aF.jpgSkTrial22F12_2aH.jpg
右は前から透視したものです。私は日本配色(世界配色とは黄⇔青交換)なのでご容赦を。

J式スキューブの回転記号を再掲しておきます。反時計回りでは各記号に"–"が付加されます。
Skewb_rotation.jpg
私の手順は Rubik'skewb 上級編 のアレンジですが、過去記事の前入れ板上げ中板移動もご覧いただければと思います。

私はかなり頑固に青底で解きますが、これはさすがに黄底で解きました。三隅が揃っていて、s- で前が揃い、e n- e- n で板も N(奥)面から上がります。このとき側面は EW交換、隅は PiE上げですね。W(左)面 赤隅に青面、E(右)面 橙隅に橙面、S(前)面 白隅に赤、N(奥)面 青隅に白面、隅は前奥が上を向き、左右が現時点での奥側を向くところまでが見て取れます。つまり、y2 して時計SE上げ、e g- (e s e- s-) e- g ですね。

板N上げの時点の状況を確認してみましょう。
SkTrial22F12_2bF.jpgSkTrial22F12_2bH.jpg
はい、正解ですね。完全に読み切ることができました。

…実戦では隅を読み違え、時計PiE 上げを廻して、よく見ずにタイマーを止めてしまって DNF。完読みに喜び勇んで廻してしまったようですが、まだまだ修行が足りません。その止めたタイマーの表示が 9.300 なので、指が速い人にはまるで敵いませんね。

その4:B L U B' U' B U' L' B' L R'

x2 y- 持ち替えで
SkTrial22F12_4aF.jpgSkTrial22F12_4aH.jpg

一転して普通のスクランブルに見えます。二隅入っている黄底も、二隅の位置は合っていないので片方は入れ直しに。こういう場合は無理せず、普通に青底で解いています。

ところが、右 e- 奥 n、右上にあった前隅は左上に移動して向きも合い、s- で入ってしまうことまで読めました。これはラッキーですね。

せっかくなので白面の移動も読みましょう。e- で上面へ、n で W(左)面へ、s- では影響がなく、移動はありません。もう一面読むとするなら赤でしょうか?e- で N(奥)面へ、n でまた上面に戻り、s- で S(前)面、赤隅に揃います。黄面はe- で E(右)面へ、n では移動せず、s- で 上面に移ります。ということで、e- n s- のあと y 持ち替えして板N上げ、e n- e- n を廻し、そのとき黄は白との交換でN(奥)面の緑隅に合い、EW面も交換、揃った赤面は橙隅に動きます。

十字ですね。

さすがにインスペクションでは隅向きまでは読めませんでした。が、なんとなく初期状態の右上隅は揃っていそうだ、と思うだけでも違うのでしょうね。

では、最初の 3手、e- n s- を廻してみましょう。
SkTrial22F12_4bF'.jpgSkTrial22F12_4bH.jpg

…ごめんなさい。

x y 持ち替えで、時計平、m- s m s- e- g e g- で完成です。W(左)面かN(奥)面は確認した方が良いでしょう。ただ、白板を上げたら赤橙が交換状況になっていると読めた以上は、その手順を廻す前はN(奥)面も、橙隅に橙面が揃っていることは判断できそうです。

この超ごっつぁん状況を私はきれいに逃し、読み通りに板上げから十字PiE上げで揃えました。さらに読んでいたはずなのに、「あれ、十字で良かったっけ?」などと考えてしまうようではタイムは伸びませんね。

その5:B R B L U' B R L B R L

x y2 持ち替えで、
SkTrial22F12_5aF.jpgSkTrial22F12_5aH.jpg

これまたラッキースクランブルで、奥は s n で入り、奥にいた前もそこから s で入ってくれます。白板はいったん上に上がってから E(右)面に下がるので、板E上げ、s e- s- e で上げられます。黄面は s n で W(左)面の黄隅に揃い、板E上げでも影響を受けません。橙面は上から E(右)面へ、そこからさらに S(前)面に移動して橙隅と揃いますが、板E上げで N(奥)面との交換となるので、最後は反時計移動となります。

隅は前隅だけなら読めそうです。初手と三手目で 2回時計廻しがあって上を向きます。続く板E上げ手順で E(前)面に動きます。

さあ、読みを確認してみましょう。最初の 3手で
SkTrial22F12_5bF.jpgSkTrial22F12_5bH.jpg
続いて、板E上げで、
SkTrial22F12_5cF.jpgSkTrial22F12_5cH.jpg
反時計PiE上げ、n- (s- e- s- e-) n- e- s で完成です。

最初、x 持ち替えだけで良さそうなのですが、なぜそこで y2 持ち替えしたかは覚えていません。結果的にラッキーでした。

判断しやすい面が手前に来てくれるかどうかは運も大きいですね。読みで運に左右されないソルブが出来るようになったら上級者なのでしょう。まぁ、私はまずは指の動きをもうちょっと練習する必要がありそうです。

posted by じゅうべい at 14:13| Comment(0) | スキューブ