2022年02月08日

Clover Cube Plus解法1:まずは立方体に

Clover Cube Plus、中国語で四葉草加強版
CloverCubePlus.JPG CloverCubePlusW333.JPG CloverCubePlus_ete-t-'.JPG CloverCubePlus_DminusVplus.JPG

まずは立方体に戻しましょう。
CloverCubePlus_DoubleHorn.JPG
基本形がこれで、ここから前上面に二つ出っ張っているのを戻します。

毎度のことになりますが、J式の回転記号は、2x2x2 部分については
CloverCubePlus_notationETS.jpgCloverCubePlus_notationWMB.jpg
反時計廻しは"-"を、180°回転は"2"を付加します。

辺回転については
CloverCubePlus_notationEdge.jpg
CloverCubePlus_vPlus.JPG CloverCubePlus_vPP.JPG CloverCubePlus_vMinus.JPG CloverCubePlus_vMM.JPG
最初の合わせ目まで廻すのが +/-、次の合わせ目まで廻すのが ++/-- 、時計方向に廻すのが +/++, 反時計方向に廻すのが -/--、となります。+ も - も付いていない場合は 180°回転となります。

さて、上記の2出っ張りは、

1. v++ d+ v-- d-
2. d v++ d v+ d

の二つの手順で立方体に戻すことができます。つまりは 1. の逆手順で二出っ張りにして 2. で立方体に戻せば、変形を介した異同手順を作成できます。この場合は花びら 2点交換x2 となりますが、詳細は追ってまた今度に。

CloverCubePlus_DoubleHorn_d.JPG
は複雑そうに見えますが、d で基本形に戻せるので、そこから上記手順を廻して立方体に戻せます。つまり、ここから v++ d v+ d で戻ります。立方体に戻すだけなら最後の d も要りませんね。

出っ張りがたくさんあるときには順に 2つづつ戻していけば問題ありません。必要に応じて、2x2x2 の移動・向き替え手順も活用していきましょう。

Clover Cube は 2x2x2 の回転・移動がないので、手間が掛かっても、多数回繰り返してこれらの変形→戻し手順を駆使しなければなりません。ところが、Clover Cube Plus になると、本来なら面倒な手順が必要なところをあっさり戻せたりします。

一方で、Clover Cube では辺の位置は変化することはありません。向きが変わるだけです。ところが、Clover Cube Plus は辺位置が自由自在に変わるので、まずは辺位置を合わせることが最初の難関となります。
印象としては、やはり Clover Cube Plus の方が様々なことができて面白い気がしますね。

posted by じゅうべい at 17:54| Comment(0) | 立方体と曲線