2022年02月17日

Clover Cube Plus6:内部構造

日曜日にコメダコーヒーで Clover Cube Plus、中国語で四葉草加強版
CloverCubePlus.JPG CloverCubePlusW333.JPG CloverCubePlus_ete-t-'.JPG CloverCubePlus_DminusVplus.JPG

を廻していたら「カッシャーン」と乾いた音を立てて美しく砕け散りました。Clover Cube Plus の崩壊です。

CloverCubePlus_Parts0All.JPG

スマホを持っていないので、そのときの生々しい状況の写真は撮れませんでしたが、だいたいこんな感じでした。全てのパーツが回収できてホッとしました。

せっかくの機会なので内部構造を紹介しましょう。まずはコアから。
CloverCubePlus_Parts1Core.JPG
下側に見える横二本線が裏側に入っているパーツの表側は横一本戦の出っ張りがあります。今は残り2つがコアに残ったままですが、崩壊時にはそれまで外れていました。

それらのやや右上に置いたのが、ネジ留めされていた四角いパーツです。あと二つはそれがコアに残っています。6軸構造の残り3手には組み合わさっていて簡単には外れない構造が見られました。そこは崩壊時もそのまま残っていました。

CloverCubePlus_Parts2OuterCore.JPG
コアの外層の黒いパーツです。中央の穴に辺(Edge)が入ります。これも1つだけは崩壊時にもコアの嵌め合わせ構造にくっついたままになっていました。

CloverCubePlus_Parts3Edges.JPG
辺(Edge)、6個x4段で 24個ありました。1つは分離していて、そこに崩壊時には多大な力が掛かったのでしょう。つまりは嵌め合わせているだけで、簡単に分離できるようになっています。

CloverCubePlus_Parts4Leaves.JPG
葉(Leaves)、4個x6色で 24個あるのは辺と同様です。これは日頃から外れやすいので、外してしまった方も多いことでしょう。

CloverCubePlus_Parts5LeaveSupporters.JPG
葉の支持をするドングリのような形の部品です。予想外に 8個しかありませんでした。大きさの比較用に葉を 4つ一緒に写しました。1つは葉と組み合わせて置いてあります。1つにつき 3つの面があるので、それぞれが葉と合わさるのでしょう。

以前、Hunter Pillow 2x4x6 を崩壊させたときには、「ああ、これは自力では絶対に直せない」とすぐに感じ、tribox に組み立てを依頼したものでしたが、この Clover Cube Plus はそんなに複雑ではなさそうなので、これから頑張って組み立て直そうと思います。

ちなみに、以前この日に書いていた”Clover Cube Plus5:スクランブルの提案”は上書きしてしまったようです。また今度書き直します。

posted by じゅうべい at 18:09| Comment(0) | 立方体と曲線

2022年02月16日

Clover Cube Plus解法5:葉を全て揃えて完成

Clover Cube Plus、中国語で四葉草加強版
CloverCubePlus.JPG CloverCubePlusW333.JPG CloverCubePlus_ete-t-'.JPG CloverCubePlus_DminusVplus.JPG
の解法の続き、辺が全て揃ったら残すは葉の位置を合わせるだけです。

毎度のことになりますが、J式の回転記号は、2x2x2 部分については
CloverCubePlus_notationETS.jpgCloverCubePlus_notationWMB.jpg
反時計廻しは"-"を、180°回転は"2"を付加します。

辺回転については
CloverCubePlus_notationEdge.jpgCloverCubePlus_vPlus.JPG CloverCubePlus_vPP.JPG
最初の合わせ目まで廻すのが +/-、次の合わせ目まで廻すのが ++/-- 、時計方向に廻すのが +/++, 反時計方向に廻すのが -/--、となります。+ も - も付いていない場合は 180°回転となります。

CloverCubePlus_Edge.jpgCloverCubePlus_Petal.jpg
部位の名称については、左の着色部分を”辺”、右の着色部分を”葉”とします。

さて、その葉の位置合わせですが、v d v d で三葉 時計移動
CloverCubePlus_Leaf3CycleOCW'.jpg
d v d v で三葉 反時計移動
CloverCubePlus_Leaf3CycleCCW'.jpg
が簡単にできてしまいます。

これは強力で、2x2x2 回転も加えると、たとえば n- (d v d v) n で
CloverCubePlus_2SWAPup'.jpg
などという、疑似二点交換(実際は左上奥の上面も交換)も実現できてしまいます。4枚の葉が区別できないことによりますが、2x2x2 部分のない Clover Cube では多大な変形を繰り返して手間を掛けてようやくできる移動・交換が一発でできてしまうのはすごいことだと思います。すごすぎて、物足りなく感じる方もおられるかもしれませんね。

もちろん、Kemi さんが Helicopter Cube の解法で示してくださった手順も有用です。

iSwap 昇り:d+ p+ v d- p- v
CloverCubePlus_iSWAPup.jpg
iSwap 降り:c- q- v c+ q+ v
CloverCubePlus_iSWAPdown.jpg
cSwap:c- q- v c+ q+ d+ p+ v d- p-
CloverCubePlus_cSWAP.jpg
いろんな場面で活躍してくれます。

私の見つけた、二つ角出し→戻しの d+ v++ d- v-- d v++ d v--、
CloverCubePlus_jSWAP''.jpg
jSwap と名付けましょうか。これもそこそこ利用価値があります。これを v ( ) v で共役すると、
CloverCubePlus_jSWAP_v.jpg
前面と右面の葉の2点交換x2 が簡単に実現できます。実際には v d+ v++ d- v-- d v++ d v+ になりますね。

手順としてはこのくらいで充分と思います。Clover Cube Plus の解法動画、四葉草加強版 教學#3/3 や Clover Cube Plus Tutorial で様々な変形を介した手順が紹介されていますが、2x2x2 向き替え→3点移動で実現できてしまうものが多く、無理しなくていいように感じてしまいました。

もちろん、ここでも Sune (S=, w- t2 w t w- t w t2 / L' U2 L U L' U L、左奥以外の三隅を時計方向に捻ります)
OLL_S.jpg

anti Sune (aS=, e- t- e t- e- t2 e t2 / R' U' R U' R' U2 R、左奥以外の三隅を”反時計”方向に捻ります)
OLL_aS.jpg

は頻出手順となりますが、前二つを上面にあげたくなることもありますね。もちろん、隣隅

e n w- n- e- n w n- s- w- n w s w- n- w / R B L' B' R' B L B' F' L' B L F L' B' L

が廻せればなんの問題もありませんが、廻しにくい 16手手順で、途中で切り替わる 8・9手目の n- s- はよほど慣れないと廻しにくいでしょう。

たいていの場合は葉の移動を終えたらその隅向き替えは戻すので、

n2 w- (n- t- n t)^2 w n2

が分かりやすいように思います。w- (n- t- n t)^2 w が S上げ(手前上げ)の Pi(Π)向き替えで、向きを変えたくない奥面は n2 で共役することで逃がしておきます。葉の移動を終えたら

n2 e- (s- t- s t)^2 e n2

の n2 共役の Pi N上げで戻せば問題ありません。手数は 12 に減りますし、n2 共役後の最初の三手は反時計方向、初手の連続側面を二手目で廻し、その次は必ず上面、と覚えやすいのもお得です。

これでもうたいていの状況は解けてしまうと思います。たとえば、一隅三葉時計回転、
CloverCubePlus_3propellerOCW.jpg
などはだいぶ面倒くさい状況ではありますが、

v jSwap v  / d v d v / n- (d v d v) n / y e2 aS= e2 y- / n- (d v d v) n / y e2 S= e2 y- / n- (v d v d) n
(手順の一区切りごとに "/" を入れました)

で実現できます。変形は最初の jSwap だけ。あとは向きを確認しながら、目的の三色以外が絡まないように注意しながら、向き替えと三点移動を繰り返しているだけです。あ、最後だけ v d v d と三点移動の方向が逆になっているのでお気をつけください。

あとはどう移動を組み合わせるかだけでしょう。ぜひお楽しみください。

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posted by じゅうべい at 15:09| Comment(0) | 立方体と曲線

2022年02月14日

Clover Cube Plus解法4:辺を全て揃える

Clover Cube Plus、中国語で四葉草加強版
CloverCubePlus.JPG CloverCubePlusW333.JPG CloverCubePlus_ete-t-'.JPG CloverCubePlus_DminusVplus.JPG
の解法の続き、側面が下段まで揃えられたら、上段及び上面の辺を揃えていきます。

毎度のことになりますが、J式の回転記号は、2x2x2 部分については
CloverCubePlus_notationETS.jpgCloverCubePlus_notationWMB.jpg
反時計廻しは"-"を、180°回転は"2"を付加します。

辺回転については
CloverCubePlus_notationEdge.jpgCloverCubePlus_vPlus.JPG CloverCubePlus_vPP.JPG
最初の合わせ目まで廻すのが +/-、次の合わせ目まで廻すのが ++/-- 、時計方向に廻すのが +/++, 反時計方向に廻すのが -/--、となります。+ も - も付いていない場合は 180°回転となります。

CloverCubePlus_Edge.jpgCloverCubePlus_Petal.jpg
部位の名称については、左の着色部分を”辺”、右の着色部分を”葉”とします。

さて、慣れないうちは上段の辺の効率的な移動は難しく感じるかもしれませんが、実は単純です。前回同様に、

スーネ(S=, w- t2 w t w- t w t2 / L' U2 L U L' U L、左奥以外の三隅を時計方向に捻ります)
OLL_S.jpg

アンチスーネ(aS=, e- t- e t- e- t2 e t2 / R' U' R U' R' U2 R、左奥以外の三隅を”反時計”方向に捻ります)
OLL_aS.jpg

はよく慣れておいてください。ちなみに S=, aS= の"="は CLL について、向き替えのみで移動がない意味の J式表記です。添え字には他に、0, -, +, 2, 1 がありますが、ここでは詳細は省略させていただきます。

3x3x3 や 2x2x2 では最後の t2 は不要になる場合もありますが、ここでは左奥が向き替えも移動もない状態で維持されることが重要なので、きっちり廻してください。

さて、まずは上面色(ここでは緑)を含む辺を全て側面から上面に上げてしまいましょう。

たとえば、S= v aS= (v は前上辺のクローバー回転)で、
CloverCubePlus_MidEdgeTop.jpg
右前中段の辺が左上の前に移動します。他の辺に影響はありません。葉は左上上面と右前前面、左上左面と右前右面が交換されますが、今はあまり気にしないでおいて良いでしょう。

中段に降りた辺は下段と位置を合わせます。上面の向きを変えない移動としては、三隅巡回、
e2 s2 e- n- e s2 e- n e- / A perm: R2 F2 R' B' R F2 R' B R'

が良いでしょう。2x2x2 では廻しにくく、側面がクローバーで回転する状況ではさらに廻すのが大変ですが、頑張りましょう。

最終的には上面 2辺の交換
CloverCubePlus_Top2EdgeEx.jpg
が必要になることが多いでしょう。これは、c (左上辺のクローバー回転)を駆使して、

c aS= c S= c

で実現できます。葉が左上上面と左上前面で交換されますが、それも今は気にしなくて良いでしょう。まずは辺を合わせることが重要です。

合わないときには、辺を上面で一周させる必要が出てきます。二辺交換→ c y- 持ち替え、を繰り返して時計回りに一周します。3回やれば一周できるので、さほどの手間ではないでしょう。面倒がらずに頑張ってみてください。

辺の位置が揃ってしまえば、あとは葉の位置を合わせるだけ。Clover Cube として解いてもいいのですが、2x2x2 回転を用いるとさらに楽に解決できます。それはまた次回に。

posted by じゅうべい at 16:59| Comment(0) | 立方体と曲線