2021年11月16日

Time Machine 2017 の紹介

私の所持しているキューブ系パズルの最高額、
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Icosamate  を購入する前は、Time Machine 2017 が最高額でした。…Time Machine 2012 を買い損ね、どうしても欲しくなり、The Cubicle で販売を開始したときに「今度は絶対に逃したくない!」とそちらで買ってしまった後に tribox でも販売を始め、焦ったことを後悔したことを思い出しました。

TimeMachine箱入り.JPG
箱は紙製ですが、おしゃれな感じです。入れておいても、ちょうど時計盤が見えるデザインが良いですね。

TimeMachine.JPG
とにかくおしゃれです。素敵ですね。

TimeMachine_ete-t-.JPG
普通の世界配色で、e t e- t- (WCA表記で R U R' U') と廻すとこの通り、時計盤部分以外は普通の 2x2x2 として廻ります。時計盤の内側の扇形と外側の隅部分は結合していて、同様に動きます。

tribox のレビューにも書きましたが、青のステッカーの色が暗く、文字との識別がやや困難です。加えて、この緑と橙の色は私が一番苦手な部類に属しますね。上面の右奥、10, 11, 12 が橙、右前の 4, 5, 6 が緑です。全然分かりません。前面は右上の10, 11, 12 だけ黄で残りは緑、こちらは識別に問題ないのですが…。

同梱されているステッカーの色は橙も青も明るめで、こちらなら充分に識別できると思いますが、せっかくのこの素敵なステッカーを、自分で貼り替えてずらしてしまったら、と思うと実行できませんでした。可動性の美しいインテリアとして、識別困難な部分には目をつぶることにしました。

TimeMachine_数1ズレ.JPG
文字盤の数字を一つづつ入れ替えることもできます。

パズルとしてはあまり難しくはありません。解法は Kemi さんのサイトが素晴らしく、付け加えることはありません。あえて言うなら、私は上面の数字を先に揃える方が好きですね。Kemi さんの記法を用いると、最初の 6つを R u R' で揃えていきます。最後の 2点交換は初めて見たときには「x10 ってすごいな!」と思いましたが、実際にやってみれば分かりますが、逆方向に時計盤一周するように交換していく、ということでした。気が向いたらお試しください。

動作はとても良く、引っかかるのは時計盤部分がズレてしまったときだけです。廻しやすくて楽しめますよ。

一方で、Lefun Time Machine は値段相応にとてもチャチな感じで気に入りませんでした。とても引っかかります。本体 1700円に黒070ステッカー六面分で 70x6 = 420円、配色指定サービスで「1ピース(ピース数54以上のパズル用)」を選択し、数量にはパズルのピース数である 192 (={時計盤が12x2(前面と側面)+2x2x2部分で4x2(内側と隅)}x6面)を入力して、3840円、合計で 5960円。tribox でシールを貼っていただいてもなおかつ充分に安く購入できますが、素敵でおしゃれなパズルだから買うのであって、安っぽい Time Machine なら私は要りません。友人一家に Lefun 製をあげましたが、渡す前に廻してみて「安っぽくて悪いなぁ」と思ったものでした。でも、大事な 1万円超パズルは子供にはいじらせられない、という場合に子供用に用意するなら Lefun 製も悪くないかもしれませんね。

機構は無茶なものでないのに、手軽に楽しめるパズルは意外にありませんね。Time Machine は貴重な一品だと思います。ぜひお楽しみいただければと思います。

posted by じゅうべい at 14:26| Comment(0) | キューブ一般