2021年11月10日

またまたスキューブですごいスクランブルが

知り合いがライブ配信をするというので、PassMarket でチケットを購入しようとしたら ID が通りません。確認も変更もできず、新規登録しようとしたら”携帯電話の番号を入力してください。携帯電話がない場合の対応は中止しました。”とのことでした。高齢者はいざ知らず、顧客となるような年代への携帯電話の普及は完成した、ということでしょうか?今後、PassMarket と Yahoo!Japan 関連のイベントは諦めることにし(Google アカウントも同様ですね)、知り合いには謝罪のメールを出しました。まぁ本当は、生で聴くのが一番ですね。

それはさておき、先週の TORIBOコンテストスキューブでは、またまたすごいスクランブルがでました。

その3:R B U L U R B' U L U' L
SkTrial21L18_3aF.jpgSkTrial21L18_3aH.jpg
私は日本配色(世界配色とは黄⇔青交換)なのでご容赦を。

J式スキューブの回転記号を再掲しておきます。反時計回りでは各記号に"–"が付加されます。
Skewb_rotation.jpg
私の手順は Rubik'skewb 上級編 のアレンジですが、過去記事の前入れ板上げ中板移動もご覧いただければと思います。

さて、上記スクランブルのままでは分かりにくいので、y x2 で持ち替えて、私が解いた青底にしてみると、
SkTrial21L18_3bF.jpgSkTrial21L18_3bH.jpg
e- で右、n- で奥、s で前が順に入り、さらに上板(白)が上に上がります。つまり、
SkTrial21L18_3cF.jpgSkTrial21L18_3cH.jpg
時計平、m- s m s- e- g e g- で完成です。

インスペクションで読んで驚きました。前が橙隅に赤面まで読み、あとは読み違えたようで、十字平を廻してしまい、確認してもう一度、時計平を廻して完成させましたが、それでもその日で二番目に速いタイムでした。

このスクランブルの恐ろしいところは黄底でも廻しやすく、スクランブルから x y2 で
SkTrial21L18_3dF.jpgSkTrial21L18_3dH.jpg
左奥底揃いなので、こちらを選ぶ方が多かったでしょう。右は定石通り s- e- で入れ、するとそのまま s で前も入ります。黄の対面色の緑は左奥から動きませんが、
SkTrial21L18_3eF.jpgSkTrial21L18_3eH.jpg
いやいやいや、これなら私でも x y 持ち替えして時計平、m- s m s- e- g e g- で完成させます。

さらに白底でも、スクランブルから z- y- 持ち替えして、n- で奥、e- で右、s で前が入り、青板も上がって、y 持ち替えで反時計平、g e- g- e s m- s- m で完成、素晴らしいですね。

さすがに緑底は、z 持ち替えから、 e で右、n で奥、前反時計E上げ、s- w s- w- s から時計PiW上げ、s- e n (e s e s) n、ややお得さに欠けますが、最後の面移動が持ち替えなしで見やすい隅・面となっているので、これでも充分速く廻せたことでしょう。

橙底はやや読みにくく、スクランブルから y x 持ち替え
SkTrial21L18_3fF.jpgSkTrial21L18_3fH.jpg
から g n g で左右と底が揃うのは定石として、s で前が入るので y2 持ち替えして、s で持ち替え後の前を入れて s e- s- e で赤板を上に上げ(板W上げは廻しにくいので)、
SkTrial21L18_3gF.jpgSkTrial21L18_3gH.jpg
時計SE上げ、e g- (e s e- s-) e- g で完成、途中で持ち替えたのが生きていますね。充分廻しやすいようにも感じますが、青,黄,白底ほどのお得さは感じられません。

赤底はスクランブルからそのまま廻せますが、n で奥、w で左、e s- e- で右を入れ、前反時計W上げ、と思ったら縦交換が発生しました。
SkTrial21L18_3iF.jpgSkTrial21L18_3iH.jpg
しまった、と思うのですが、冷静に縦交換上板 e- s- e n- w s- w- を廻すとなんと PiS上げ、(e- s e s-)^2 で完成、冷静に見返してみると、下が左右、上が前奥の交換のみで、異様な揃い具合を見せていますね。

順序を変えて、w で左、n で奥、e s- e- で右を入れ、とすると前も入るのですが、
SkTrial21L18_3hF.jpgSkTrial21L18_3hH.jpg
縦交換上板 e- s- e n- w s- w- のあと、y2 持ち替えして反時計PiW上げ、e s- g- e- s- g- s- g-、手数は減るものの、持ち替えがあるぶん判断がしにくいかもしれません。

スキューブは一つのスクランブルでいろいろ楽しめますね。FMC (最少手数競技)のようなものかもしれませんが、3x3x3 だと考えることが膨大になるので、私には太刀打ちができないでいるところです。

posted by じゅうべい at 12:29| Comment(0) | スキューブ