2021年07月29日

様々な統計が紹介されていますね

忙しさの山は越したと思うのですが、ちょっとまだ余裕がないので、デビッドギア、David Gear's cube
DavidGear左黄右列青白.JPG DavidGear歯車小回転.JPG
の試し解きはまた来週に。

うえしゅうさんのブログは相変わらず見ることはできませんが、ツイッターは見ることができました。キューブパズルの様々な統計について紹介されていて、特に Cubing Community's MegaSurvey 2021 のものは PDFファイルで見やすかったのもあり、デザインが良く、本文を読まなくても何となく雰囲気が分かる、という点でお勧めです。

73ページまでありますが、ぱらぱらと気軽に飛ばして読んでいくのが良いでしょう。

58ページの右の「あなたが自分自身で解いたパズルのうち、もっとも難しかったのはどれですか?」はスクエア1が 24%と二位の Axis Cube 11% にダブルスコア以上をつけて圧勝です。…私はまずは解法サイトを探してしまうので、「あなた自身で解いたパズル」に該当するものがありません。スクエア1の場合は、立方体の迷宮 と Jaap氏のサイト には本当にお世話になりました。メガミンクスもやはり 立方体の迷宮 を首っ引きで見ていましたね。David Gear は 魔術方塊 にお世話になりました。

そういう点では、そこそこ自力で解いたのはやはり 傀儡魔方1号 Puppet One でしょうか?
Puppet1_solved.JPG Puppet1_te.JPG

もちろん、このパズルも 傀儡魔方復元教程 のお世話になっていますが、いろいろ独自性を持って手順を開発したのは楽しかったですね。

その統計PDF の 53ページには「パズルになんらかの改変をもたらした人」が 11%とあり、ほとんどが Siamese Cubes か Bandage Cubes だそうです。私も Siamese Cubes 作製用に Mirror Blocks を二つ買ってしまいましたが、それに取りかかれるのもまだ先のことになりそうです。

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posted by じゅうべい at 12:30| Comment(0) | 日記

2021年07月26日

はま寿司の6面キューブ

望月シンジさん主催の第2回キューブオフ会、無事の開催と成功、おめでとうございます。行きたいなと思いましたが、木金は普通に職場に行っていました。さらに妻に早帰りを頼まれ、「仕事が終わらない〜」と必死になって働いていました。土日は家族行事、特に日曜は妻娘が10人乗りのサップ(Stand Up Paddle)を楽しむ行事の荷物持ち兼カメラマンをしていました。次回はぜひ参加して、北村暁さんと面転八面体 (FTO) 対決をしてみたいですね。

という情報を入手できる程度には世間のキューバーのツイッターやブログはチェックしていたりはしますが、すみません、リツイートその他が一切できていません。

・携帯電話を持っていません。2010年くらいまでやたら貧乏だったのもあり、携帯電話に支払う金銭的余裕がありませんでした。その後、私でも支払えるようなプランが登場してきましたが、今度は過激な人からの攻撃的接触を避けるために、積極的に不所持を貫いています。…不倫や犯罪ではありません。たまに奥さんの携帯電話に掛かってくることもあって、そちらは頭を下げて受け流してもらっています。

・現在のメイン通信回線が謎の状況です。ツイッター・リツイート・”いいね”ボタン押しなど、全てが拒絶される仕様です。一部のブログやツイッターがアクセスできず、著名なものとしては うえしゅうさんのものが全滅です。日本語変換ソフトの ATOK のアップデートができないのには本当に悩まされています。

なので、フォローやリツイートができないのは悪気があってのことではありません。どうぞご容赦いただければと思います。…私のような謎の人物にアクセスされてもお困りとは思いますが。

などという言い訳めいた話ばかりでは申し訳ないので、昨日、小一の娘が入手した はま寿司の 6面キューブを紹介しましょう。
はま寿司キューブ.JPG

はま寿司の”はまっこセット”でコインが一枚もらえてガチャガチャができるのですが、7/15 から"6面キューブ"と"プルバックバス"の二択になり、娘は迷うことなく"6面キューブ"を選んでくれました。…最近は はま寿司に向かう車(運転は奥さんです)の中ではが 3, 4手崩した 3x3x3 を娘が直すことがブームになっています。…クロスを直すことも、教えてはみたのですが、まだできません。この辺りは個人差が大きいようです。私も飲み込みが悪く、普通の子供が理解できることが全然理解できなかったことを思い出しました。

その"6面キューブ"は 5種類あるようです。…”みいつけた”のキャラクター部分には怖いのでモザイクをかけてあります。先日入手した QiYi mini 3x3x3 と並べてみたらこの通り、ぴったり大きさが揃いました。開封直後は信じられない堅さで、いにしえの、さまざまな安価キューブを廻したときのことを思い出しました。ただ、シリコンスプレーを注すことで充分に改善しました。うん、これなら廻せます。QiYi mini もコーナーカットがなくてそこそこ廻しにくいので、シリコンスプレー塗布でどちらも似たような感触となりました。充分楽しめます。

娘用に、自作の鬼滅キューブやプリキュアキューブを ステッカーを自作して、などと考えていますが、もうちょっと日々に余裕ができるまでちょっと待ってもらっているところです。

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posted by じゅうべい at 11:11| Comment(0) | キューブ一般

2021年07月23日

David Gear 8:手順のまとめ

デビッドギア、David Gear's cube
DavidGear左黄右列青白.JPG DavidGear歯車小回転.JPG
の試し解きをすると言いつつ、できてないことが続いていて申し訳ありません。ちょっと時間がないので、試し解き前の手順のまとめでお茶を濁させていただくことにします。

回転記号はいつも通り、島内先生の S式に由来した J式表記で、
DavidGearNoteETS'.jpgDavidGearNoteWNB'.jpg
歯車以外は普通の 2x2x2 として、左図の t (WCA表記で U), e (WCA表記で R), s (WCA表記で F)、中央図の w (WCA表記で L), n (WCA表記で B), b (WCA表記で D)で、それぞれ、反時計廻しをする場合は"-"を本来は肩付きで表記しますが、このブログでは肩付きを利用出来ないのでそのままで示します。できるだけ、WCA表記をカッコ書きか / のあとに併記しようと思います。

DavidGearNoteGear'.jpg
歯車の回転については、一面分(120°)時計廻しを "+"、反時計廻しを "–" で表すことにします。e – と e- が全く異なる(一つめが右面時計廻しのあと歯車を反時計廻し、二つ目が右面を反時計廻し)ので、どうぞご注意を。世間ではこの隅歯車回転を、時計廻しは G、反時計廻しは G' で表しているようです。

隅歯車合わせ:
Guimond なら、対面色を底面に三つ揃えて V を作り、上面が Guimond で解ける状況にあればそれで解けば良く、OLL で解ける向き(全て上向き, U, T, L, S, aS, H, Pi のいずれか)になっていたら、底面の揃ってない隅が”底面を向かない方向”に歯車を廻したら解けるようになります。そこからもう一度、今度は普通に 2x2x2 として解きましょう。

なんとなく一隅以外を揃えてしまった場合は こちら をご覧ください。まとめに再掲載するにはやや長めの手順でした。

以後、面歯車の位置を時計象限で示すことが多々あります。第一象限は時計の文字盤で 12〜3時、第二象限は 3〜6時、第三象限は 6〜9時、第四象限は 9〜12時の範囲を示すと言うことでお願いします。第一・第三象限を一三象限、さらには”一三”などと略することも多々ありますが、まとめということでご容赦を。きちんとした表記・説明についてはそれぞれの該当ページをご覧ください。

基本:
Basic1wheelMove'.jpg
縦(左右以外)一昇り三降り:e + e- – / R G R' G' / 縦一降り三昇り:+ e – e- / G R G' R'、
縦二昇り四降り:+ (e + e- –) – / G (R G R' G') G' / 縦二昇り四降り:+ (+ e – e-) – / G (G R G' R') G'

1. 左右面内二四象限交換(以下、面内)
WheelEx1Face'.jpg
(t + t- –) e2 (+ t – t-) e2 / (U G U' G') R2 (G U G' U') R2

2. 左右一三象限平行交換(以下、一三平行)
WheelExLR13Para.jpg
e (t- + t- –) e2 (+ t – t-) e2 t2 e- / R (U' G U' G') R2 (G U G' U') R2 U2 R'
(e ( ) e- の共役を無くせばクロス平行、w ( ) w- の共役なら二四平行)

3. 三面交換手順(以下、三面)
WheelEx3FacePara.jpg
e2 (t2 + t- –) e2 (+ t – t-) e2 t- e2 / R2 (U2 G U' G') R2 (G U G' U') R2 U' R2

4. 二面交換
WheelEx2FaceDown.jpg
二面降り:e t2 + t- – e2 + t – t- e2 t- e- / R U2 G U' G' R2 G U G' U' R2 U' R'
(– ( ) + 共役で二面昇りに)

5. 対面交換
WheelFaceEx.jpg
5-1: t + t + t + t / U G U G U G U
5-2: (t2 + t2 –)(t2 – t2 +) / (U2 G U2 G')(U2 G' U2 G)

6. 前上半円上げ
WheelFrontHalfCircle'.jpg
+ (e ++ t2 –– t2 e-) – (t + t + t + t) / G (R G G U2 G' G' U2 R') G' (U G U G U G U)

7. 前上・下奥二面二の字交換
WheelFaceExAdj.jpg
+(e ++ t2 –– t2 e-) ++ (e ++ t2 –– t2 e-) / G (R G G U2 G' G' U2 R') G G (R G G U2 G' G' U2 R')

8. 全面時計廻し:+++ / G G G, 全面反時計廻し:––– / G' G' G',全面対角交換:++++++ / G G G G G G
それぞれ、3+, 3–, 6+ (3G, 3G', 6G) と略記

9. 左右上奥交換(右一左四&前下交換, 手順としては、下前 一三平行 下前)
WheelExL4R1_F23.jpg
e s- e n2 e- s e n2 e2 { e (t- + t- –) e2 (+ t – t-) e2 t2 e- } e s- e n2 e- s e n2 e2
/ R F' R B2 R' F R B2 R2 { R (U' G U' G') R2 (G U G' U') R2 U2 R' } R F' R B2 R' F R B2 R2

10. 右前上-左前下交換(右四左二&前対角交換, 手順としては、下前 三面 下前)
WheelExL2R4_F24.jpg
e s- e n2 e- s e n2 e2 { e2 (t2 + t- –) e2 (+ t – t-) e2 t- e2 } e s- e n2 e- s e n2 e2
/ R F' R B2 R' F R B2 R2 { R2 (U2 G U' G') R2 (G U G' U') R2 U' R2 } R F' R B2 R' F R B2 R2

11. 左奥上-前右下交換(左四前二&右対角交換, 手順としては下前 面内 下前)
WheelExL4F2_R24.jpg
e s- e n2 e- s e n2 e2 { (t + t- –) e2 (+ t – t-) e2 } e s- e n2 e- s e n2 e2
/ R F' R B2 R' F R B2 R2 { (U G U' G') R2 (G U G' U') R2 } R F' R B2 R' F R B2 R2

12. 前左上-右奥下交換(前四右二&左対角交換, 手順としては上前下対角 面内 上前下対角)
WheelExL24_F4R2.jpg
e- t e- n2 e t- e  { (t + t- –) e2 (+ t – t-) e2 } e- t e- n2 e t- e
/ R' U R' B2 R U' R { (U G U' G') R2 (G U G' U') R2 } R' U R' B2 R U' R

13. 左前面 対角交換(手順としては上対角下前 三面 上対角下前
WheelExLF24.jpg
e b- e n2 e- b e- { e2 (t2 + t- –) e2 (+ t – t-) e2 t- e2 } e b- e n2 e- b e-
/ R D' R B2 R' D R' { R2 (U2 G U' G') R2 (G U G' U') R2 U' R2 } R D' R B2 R' D R'

13. 前下・右上交換(手順としては上対角下前 一三平行 上対角下前)
WheelExRupperFlower.jpg
e b- e n2 e- b e- { e (t- + t- –) e2 (+ t – t-) e2 t2 e- } e b- e n2 e- b e-
/ R D' R B2 R' D R' {  R (U' G U' G') R2 (G U G' U') R2 U2 R' } R D' R B2 R' D R'

14. 前上・右下交換(手順としては上前下対角 二四平行 上前下対角)
WheelExRlowerFupper.jpg
e- t e- n2 e t- e { w (t- + t- –) e2 (+ t – t-) e2 t2 w- } e- t e- n2 e t- e
/ R' U R' B2 R U' R { L (U' G U' G') R2 (G U G' U') R2 U2 L' } R' U R' B2 R U' R

15. 左下・右前下三点移動(手順としては上前下対角 一三平行 上前下対角 一三平行)
Wheel3RotateL23R3'.jpg
[e- t e- n2 e t- e {e (t- + t- –) e2 (+ t – t-) e2 t2 e- } ]^2
/ [R' U R' B2 R U' R { R (U' G U' G') R2 (G U G' U') R2 U2 R' }]x2

16. 前二左二右四 三点移動(手順としては上対角下前 面内 上対角下前 クロス平行)
Wheel3RotateF2L2R4'.jpg
e b- e n2 e- b e- { (t + t- –) e2 (+ t – t-) e2 } e b- e n2 e- b e- { (t- + t- –) e2 (+ t – t-) e2 t2 }
/ R D' R B2 R' D R' { (U G U' G') R2 (G U G' U') R2 } R D' R B2 R' D R' { (U' G U' G') R2 (G U G' U') R2 U2 }

列挙するとこれだけ膨大になるのですね。一部削ってこの量です。驚きました。どれがどれほど有用となるかは、実際に試しに解いてみないと分かりませんね。私もいろいろと試してみようと思います。

posted by じゅうべい at 12:09| Comment(0) | 歯車