望月シンジさんの”鬼滅の刃 柱合会議コラ”、めちゃくちゃ面白かったです。他のコラもいろいろ見てみましたが、望月さんのが最高傑作なのでは?と思いました。
私が 333 の次に買ったのはたぶん 444 と 222 がほぼ同時だったと思います。メガミンクス・スキューブ・スクエア1もあまり日をおかずに入手していたと思います。
ただ、どれも習熟に時間を喰い、444 と 222 は諦めて放置、メガミンクスとスクエア1は tribox コンテストが始まった 2018年 1月から多少真面目に取り組みました。スキューブは 2018年12月からの開催で、取り組みだしたのも遅いですね。
メガミンクスは長らく時間制限いっぱいの最下位が続いていました。何度か、時間オーバーの DNF も出しています。それと比べると、スクエア1は初回から最下位を逃れていました。それからすると、私は“スクエア1から”だったことになりますね。
それはさておき、ルービックキューブ、333のD面クロスの続きです。繰り返しになりますが、大村さんのクロス動画 は秀逸ですので、一度ご覧になることをお勧めします。
J式の回転記号としては 島内先生由来の方位を基準としたものを用い、/ の後またはカッコの中に WCA式表記を添えることにします。
B2 L2 R2 U B2 D' B2 L2 B2 R D' R F' U' L' D' R F' U2
黄は対面位置に入りましたが無視します。赤は e- (R')、橙は w2 (L2)、緑が s2 (F2) でいい位置に配置されました。せっかく入った黄は その緑を入れる s2 (F2) で追い出されますが、t2 n2 (U2 B2) で入れられるので悪くありません。クロスを組む際、対面色の配置状況によっては、自称アクロバティック、実質的には“変な”解き方も悪くない場合があります。
最近の tribox コンテストからはいい例が見出せなかったので、csTimer での練習例から。
B2 L2 R2 U B2 D' B2 L2 B2 R D' R F' U' L' D' R F' U2
模式的に説明すると、
は誰も迷わないでしょう。e- (R') で赤、w (L) で橙が入ります。
も問題ないでしょう。s2 (F2)で上の図になるので、そこで e- (R') で赤、w (L) で橙が入ります。
一方、
をどうするか。b2 e- w b2 (D2 R' L D2) は面倒くさすぎます。下段廻しはただでさえ薬指で廻すのに、b2 (D2) は薬指・小指のダブルトリガー、それを二回なんてあんまりです。
それを、s2 e- w s2 (F2 R' L F2) にしてしまおうというわけです。…図を作って文章を書いてみて「たいしたことではなかったな」と思いましたが、今まではそこそこの工夫だと思っていました。
s2 (F2) はこの場合なら私は多少 持ち手をずらしての右手人差し指 → 中指のダブルトリガーで廻します。薬指・小指のダブルトリガーより廻しやすいのは間違いありません。
ともあれ、対面色を正位置に入れるためであれば、一旦入ったものを追い出すのも悪くない場合があると思います。
上記のとはやや違った傾向のものですが、
F2 R' D2 L' U2 F2 L2 B2 R B2 L' F L U2 R D' L U F' R'
これを私はまず e s2 (R F2) しました。
一気に見通しがつきやすくなりましたね。あとは e- (R') で黄、s- (F') で赤、n (B) で橙、w2 (L2) で緑を入れてクロスが完成します。…最後に中段合わせの b (D) をお忘れなく。
e s で赤が入るのを気にせずに s2 まで廻して、黄を入れすい位置にすることを優先しています。赤橙の対面色の底面がが左面に並ぶのが見えたので、この手順を選んだのもあるでしょう。
L' U2 L2 R D2 R B2 R2 B2 D' B F2 U' R2 F D' B' L U' L2
を e2 b- (R2 D') で
としたのは、やりすぎなのかどうなのか。他の手順も考えましたが、あまりぱっとしませんでした。上段反転を上下段反転にして、合わせる手順で赤が緑と合う位置に移動してくれました。
あとは n2 (B2) で緑、s- e- (F' R') で橙、b- w (D' L) で黄が入ります。
中段合わせまで入れると 8手になるので、実際はもっといい手があるのでしょうけど、「底面色が側面を向いているものを、上下段で合わせて、1手でそれらを中段に廻す」ことを定式化して念頭に置いておくと、少なくともクロスを読みやすくなると思います。