R L U B U' R' B L R L B'
x y で緑面が上、黄面が右前になるように持ち替えて
右図は前から奥側を透視したものです。
J式スキューブの回転記号(基本は
島内先生の方位システム)を再掲しておきます。反時計回りでは各記号に"-"が付加されます。
J式は青クロスで、隅と板が揃っているものがあればそれを左下と底において始めます。最低でも右と奥は読み、読みやすければ前と上板までは読みますが、それ以上は無理しません。上位者は完読みなのだろうと思いますが。
右と奥も、基本的にはまず右を入れて、その後奥を入れることを考えますが、これほど分かりやすく奥が入るのなら(左の奥側の色が橙なので、青と橙を含む隅が奥に入ります)、n- で先に入れてしまいますね。右は右下背面向き、基本手順の e s e- で入ります。
右と奥が読みやすかったので、前まで読めました。奥を入れる n- で左上に背面向きで上がり、右の 2手目の s で右上に背面向きになるように移動します。右 3手目の e- で右上のまま上を向きますね。そのあと、s- で前に入れたら時計廻しで下面を向きます。
上板(白)も読みやすかったですね。n- で左背面(W面)に移動しますが、その後の e s e- s- では移動しません。
…この文章、目一杯読みにくいですね。すみません。ぜひスキューブを廻しながら読んでいただければと思います。
奥→右と入れたところで以下のようになります。
前時計W上げ、s w s- w- で前と上板が揃います。
実際に廻しているときは右背面(N面)の黄が揃っていることも、隅向きなどもまるで気づいていませんでした。廻してびっくり。
y- で持ち替えて、反時計平 g e- g- e s m- s- m で完成です。隅向き替えがないと判断も速くできますし、手順としても廻しやすいのでありがたいですね。
一方で、同じ週のその1、
U B R' U' L' U L' U R' L' R
x- で持ち替えて、
もちろん、最初は揃っている隅が左に来るように、さらに y2 して読みます。ですが、私は右利きですが、これほど分かりやすければ左手で廻すことも躊躇しません。
揃っている右下隅の背面色は赤、ですので赤青を含む隅が奥に行きます。左上にいて n で入りますね。
いつもと逆ですが、左下を入れます。前上に待機していますね。w で入ります。
右上に待機している残りの隅は、初手の n で左上に移動し、底が前面を向きます。…この辺の読みも慣れですね。2手目の w で位置はそのままで底が背面を向きます。すると s- で前下に入ってしまいました。
上板は、初手で右背面(N面)に移動しますが、残りの手順では移動しません。前底は揃っているので、板N上げ、e n- e- n で上がります。
上隅の向きが揃い、右の緑面も完成してくれています。揃っている面が見えると判断しやすくてありがたいですね。
y2 で、揃っている緑面を左背面(W面)になるように持ち替えて、反時計平 g e- g- e s m- s- m で完成です。
このように、いつも分かりやすく廻せるとは限りません。順序を入れ替えたりする工夫についてはまた次回に。
そうそう、手順について再掲しておきますね。
Rubik'skewb 上級編 のそのままですが、J式の”名称での分類”が把握しやすいという方もおられるかもしれません。「絵で見ないと分からない」、という方はぜひ本家をご覧ください。
以前は前隅廻しの手順は載せていなかったので、そちらも併せて掲載しておきます。
縦交換は普通は行いません。発生してしまったときにはタイムは諦めて、完成するためだけに用います。また、板W上げ、w n- w- n はあまりに廻しにくいので、持ち替えて廻すようにしています。というか、廻し間違うのが怖いので、最近は全て N上げだけで済ましていますね。