WCA大会規則 の第3条:パズルの3d1) 視覚障害が医学的に証明される競技者に対して〜の下位条項に
3d1b) 必要な色数を識別することができない色盲の競技者は〜
とあります。原文では
Color blind competitors who cannot distinguish between the necessary number of colors ~
ですね。
私の 2020年2月18日のブログ、”色合いについて”でも記述していますが、私は赤緑色弱で、現行の医学用語における分類では”2色覚”に相当します。
色が識別できないわけではありませんが、微妙な色合いの識別は苦手で、スピードキューブのような色の瞬間的な判断が必要な状況は工夫を必要としています。メガミンクスの12色は、かなりステッカーの色合いを工夫しないと解けません。つまり、工夫で対応できる程度の色覚は持っています。
なので、上記条項の 3d1b が配慮してくれているようなパターンステッカーは必要とはしていません。
ただ、いまどき”色盲”という表現が、そこそこ大きな大会の運営規則で用いられていることに驚きました。WCA 大会規則委員会には「”色覚障害(碍)者”と表記を変更していただけないでしょうか?」とメールを出したところです。
3d1 については”視覚障害が医学的に証明される競技者”と障害(碍)者に配慮ある表現となっています。もう一段、踏み込んだ配慮をしていただければありがたいなと思いました。