2020年06月25日

J式分類の 333用 F2L

NHK Eテレの『沼にハマってきいてみた』の 6/23放映分で 洲鎌 星さんが 7x7x7 を 3分弱で揃えていましたね。お見事でした。3〜7 で単発全て日本一は伊達ではありませんね。5歳の娘には「お父さん、何ヶ月かかる?」と訊かれました。「さすがに何ヶ月もはかからないなぁ」と答えましたが、買ってから崩すのが怖くて数年放置していた 5x5x5 を 5月末についに解いてみたところ、53分かかりました。7x7x7 なら一週間掛かるかもしれません。

5x5x5 は十数回解いてみて、現在 16分くらいで解いています。tribox コンテストには 2021年頭から参加できればと思います。半年かければ、制限の 10分は切れるような気がします。

さて、3x3x3 のF2L について、桂馬や連結などの J式の謎分類は有用に感じてくれる方もゼロではないかもしれないので、メガミンクスのときの表を流用して提示してみることにしました。

基本的に PLANET PUZZLE の手順をアレンジしたもので、C・D のみ、今はなき Cube's net の手順を採用しています。A0 については、持ち上げて J で処理するので掲載していません。多くの手順で、ハイフンの前が IT化、後が I または T の手順となっています。

添え字の 1・2 は混乱を生むだけと感じ、付けていません。あえて付けるのなら、左向き・左連結には l (小文字のL)、右向き・右連結には r を付けると良いのではと思います。図のファイル名はそのようにしています。

参考欄に、隅と辺の位置関係・向きを日本語に意訳したものを加えました。私は最初に F2L を覚えようとした時にこのように分類しないとなかなか把握できず、頭に入らなかったものです。そのまま覚えられる人々が羨ましいですね。桂馬などのあとの"-底"などは、三面体(隅)における底面色の向きを表しています。

この”さくらブログ”では表に罫線が入ってくれないので、その辺はご寛恕をお願いします。

 き/連結右向き/連結参考
A
333_F2L_Al.jpg
U R U' R' - U' F' U F
333_F2L_Ar.jpg
U' F' U F - U R U' R'
 底桂馬-底
B
333_F2L_B1.jpg
(R U R' U')x3
333_F2L_B2.jpg
R U' R' - F' U2 F
 上連結-上
 左:側面入れ違い→B1
 右:側面揃い→B2
C
333_F2L_Cl.jpg
F' U' F U - F' U'2 F U - F' U' F U
333_F2L_Cr.jpg
R U R' U' - R U2 R' U' - R U R' U'
 底連結-横・異色
D
333_F2L_Dl.jpg
F' U F U - F' U F U' - R U R'
333_F2L_Dr.jpg
R U' R' U' - R U' R' U - F' U' F
 底連結-横・同色
E
333_F2L_El.jpg
F' U F2 R' F' R
333_F2L_Er.jpg
R U' R'2 F R F'
 底桂馬-横・異色

三手めは初手と逆方向
F
333_F2L_Fl.jpg
U F' U F - R U R'
333_F2L_Fr.jpg
U' R U' R' - F' U' F
 底桂馬-横・同色
G
333_F2L_Gl.jpg
U F' U F - U'2 - F' U F
333_F2L_Gr.jpg
U' R U' R' - U2 - R U' R'
 上連結-横・同色
H
333_F2L_Hl.jpg
U F' U' F - U' - R U R'
333_F2L_Hr.jpg
U' R U R' - U - F' U' F
 上連結-横・異色
I
333_F2L_Il.jpg
U' F' U F
333_F2L_Ir.jpg
U R U' R'
 横連結-後・同色
J
333_F2L_Jl.jpg
U F' U'2 F - U' - R U R'
333_F2L_Jr.jpg
U' R U2 R' - U - F' U' F
 横連結-後・異色

三手めは 90°x2
K
333_F2L_Kl.jpg
F' U F U'2 - R U R'
333_F2L_Kr.jpg
R U' R' U2 - F' U' F
 横連結-横・同色

四手めは 90°x2
L
333_F2L_Ll.jpg
U F' U F - U' - F' U' F
333_F2L_Lr.jpg
U' R U' R - U - R U R'
 横連結-横・異色
M
333_F2L_Ml.jpg
R U - R B' R' B - U2 R'
333_F2L_Mr.jpg
F' U' - F' L F L' - U'2 F
 横連結-上・同色

側面を初手と
回転その隣接する面と
正反反正/反正正反 回転
N
333_F2L_Nl.jpg
F' U2 F - U - F' U' F
333_F2L_Nr.jpg
R U'2 R' - U' - R U R'
 横連結-上・異色

二手目の回転方向はメガミ
ンクス
と逆方向の方が廻しやすいかも
Q
333_F2L_Ql.jpg
U F' U' F - U'2 - F' U F
333_F2L_Qr.jpg
U' R U R' - U2 - R U'R'
 上桂馬-横-底と逆側・上同色


R
333_F2L_Rl.jpg
U F' U2 F U' - R U R'
333_F2L_Rr.jpg
U' R U'2 R' U - F' U' F
 上桂馬-横-底と逆側・上異色


S
333_F2L_Sl.jpg
U' R U'2 R' - U2 R U' R'
333_F2L_Sr.jpg
U F' U2 F - U'2 F' U F
 上桂馬-横-底と同側・上同色

90°x2回転
廻しやすい方向で構わない
T
333_F2L_Tl.jpg
F' U' F
333_F2L_Tr.jpg
R U R'
 上桂馬-横-底と同側・上異色
U
333_F2L_Ul.jpg
U' F' U2 F - U' F' U F
333_F2L_Ur.jpg
U R U'2 R' - U R U' R'
 上桂馬-底・上横同色

90°x2回転
廻しやすい方向で構わない
V
333_F2L_Vl.jpg
U'2 R U R' - U R U' R'
333_F2L_Vr.jpg
U2 F' U' F - U' F' U F
 上桂馬-底・上前同色

90°x2回転
廻しやすい方向で構わない

'21.11.11追記:位置は完成状態で辺向きが違っている(D で隅底面色が下を向いている)A0 は、(R2 U2) (F R2 F') (U2 R' U R') などの手順が知られていますが、私は持ち上げて J で揃えるか、上面で反転している辺と合わせて隣辺向き替えしてしまうので、手順も覚えておらず、表にも入れていません。

メガミンクス手順の流用として、いくつかの U2・U'2 の太字・下線はそのままにしてあります。

図を入れていない分、コンパクトな Excel シートも貼っておきます。

以下もメガミンクス F2L のときとだいたい同じですが…。

F2L も最近は OLL のような番号制になっていると聞きますが、A1・A2 などと区別するのは現場では無意味に感じますし、隅と辺の位置関係及び向きを分類して端的に命名したものとして、私はこのラテン文字分類は悪くないものと感じています。

I は形をそのまま文字に当てはめたものでしょう。T は trigger から来ているのでしょうね。G は Good position かもしれません。感覚的に Q・R では R が先にきそうな気がするので、これも語呂合わせがありそうです。tRigger の二文字目かもしれません。

底面にジェットエンジンが付いているイメージで、底を押す方向に上面を廻し、つられた方向に側面を廻す、その後、表手順では上面がそのまま進む方向に、裏手順では上面が戻る方向に廻り、側面を戻すことで IT化する、そのような手順が多いですね。

その場合、G・L・R および F が表、H・Q が裏手順になります。E・K・N は底を含む側面で廻し、それにつられた方向に上面を廻すのが最初の二手になります。こうした分類をするだけで、私は F2L をだいぶ覚えやすく感じました。

U・V はいまだに間違います。U は初手で手前に向けて 3手めで奥に向けて 90°x2、V は逆に先に 90°x2 のあと、3手めで 90°廻しで合う方向に倒します。そんなことを意識しておくと覚えやすく、またパニックに陥った時に復旧しやすくなると思います。

posted by じゅうべい at 13:19| Comment(0) | 手順333