2020年06月17日

J式ピラミンクス6:L4E_奥替え前時計・前反時計

今朝、再び SSD から起動できなくなってゾッとしました。ハードディスクは生きていましたが、三度目の正直でやっと起動してくれたので、現在、恐ろしくてシャットダウンできません。 Windows 10 をメモリ 4GB で稼働させていたのが無茶だったのでは、と思い、マシンが動いてくれている間に慌てて 8GBx2 のメモリおよび交換用のハードディスクとSSDも注文したところです。…crucial の SSD、評判は悪くないのですけどね。

日々のバックアップに使っているソフトが FastCopy、これはお勧めです。普通にファイルコピーするよりも高速にバックアップしてくれて、差分も取ってくれます。

それはさておき、J式ピラミンクスの L4E (Last 4 Edge) の手順その4は奥向き替え有りの前面時計・前反時計の手順です。
毎度のことになりますが、J式回転記号は以下の通りです。もちろん、廻すのは頂点ではなく、面に対して頂点寄りの部分です。
Pyra_notation.jpg
(WCA表記ならそれぞれ、n→B, e→R, w→L, t→U)

これまでの手順と同様に、名称に続いて L4E のサイト でのグループ番号およびそのグループ内での番号をつけています。まずはJ式表記、続いてカッコの中に WCA表記を示しました。"/"より左が前時計、右が前反時計になっています。

前時計・左奥 (6-3)/前反時計・右奥 (4-6)
t- e t- e- t w- t- w t- / t w- t w t- e t e- t
(U' R U' R' U L' U' L U'/ U L' U L U' R U R' U)

組み合わせが今までと異なっていて申し訳ありません。前反時計・右奥向き替えは前時計・左奥向き替えの逆手順です。その前時計・左奥向き替えは実際は t (t e t- e-)(t w- t- w) t- で、t・t- で共役して下→奥→右と前反時計・左右を組み合わせたものになっています。実際にはそんなことは気にして廻さないとは思いますが、検討してみるのは面白いと思います。これらは n・n- (B, B') 廻しがないので、相対的に楽な手順ですが、上面の回転方向が時計・時計・反時計・時計などとややトリッキーなので注意が必要です。

前時計・右奥 (5-4)/前反時計・左奥 (3-8)
t- e n t n- t e- t-  / t w- n- t- n t- w t
(U' R B U B' U R' U'/ U L' B' U' B U' L U)

こちらは前面上段から降りる辺と奥の向きが変わる手順で、n・n- (B, B') が含まれますが、8手に減っていますし、さほど嫌らしくもない手順だと思います。

前時計・下奥 (6-4)/前反時計・下奥 (4-8)
t- w- t n- t n w t-  / t e t- n t- n- e- t
(U' L' U B' U B L U'/ U R U' B U' B' R' U)

判断はしやすいのですが、廻しにくいですね。頑張るしかありません。

前時計・全 (5-3)/前反時計・全 (3-6)
F_OCW_All.jpgF_CCW_All.jpg
w- t- w t- e t- e- / e t e- t w- t w
(L' U' L U' R U' R' / R U R' U L' U L)

四辺とも向き替えの場合は判断しやすいと思います。前時計・全は上段は全て反時計廻し、前反時計・全は上段は全て時計廻しなのも他の手順と共通したところがあり、把握しておくと覚えやすくなると思います。

前時計・全の手順は実際には t- (t w- t- w) t- (e t- e- t)、上段共役の前反時計・左右向き替え→前反時計・右下向き替え、といった感じなのだと思います。うまくキャンセルされて手順が短くなってくれていますね。Michael Z. R. Gottlieb さんも、よくぞ調べあげてくれたと思います。そこから辿れる Lucas Garron さんのページ も面白そうですね。今度、ちゃんと読んでみようと思います。
posted by じゅうべい at 14:42| Comment(0) | ピラミンクス