昨日の記事では最後の t (U) が抜けていたりして失礼しました。こそこそっと修正しましたが、以後気をつけます。
今回は 222 の解法である Guimond method での試し解きその3です。対面色混成ではあるものの、Ortega で解けてしまう例を示します。
tribox Contest 2020 前半期 第18節 その2
R' U' F' U' F' R U' R2 U2 R' U'
スクランブル後に、底面色(J式では日本配色で青、世界配色の場合は青と黄を入れ替えてください)・上面色(J式では白)ができるだけ揃っている面を下面に持ち替えます。z y' で以下に示すようになります。
前回・前々回同様、左が前右上が見える方向で見たもの、右が同じ方向から奥左下を透視したものになります。
n (B) で 白青の対面色が下面に揃い、上面にその青白での aS の状態が出来上がります。
インスペクションの時点で、持ち替えや上面廻し(AUF)なしで次の手順を廻せる向きに持っておくのが重要ですね。
aS= (e- t- e t- e- t2 e t2 (R' U' R U' R' U2 R U2)) は向き替えのみで位置移動が発生しません。下面に唯一存在する青が右前に位置するので、最後の t2 (U2) を t (U) に変え、上面の青が左前に来るようにします。
この最初の e2 (R2) で上段前面に赤が揃います。左上はそのままで、右上は下段の右奥からやってきます。下段左側面は既に橙が揃っています。赤の対面色ですね。これらは続く t- e2 (U' R2) の影響を受けません。つまり、白の段は一色化手順で完成してしまいます。
上段右側面の黄色もこれらの手順の影響を受けません。ただ、最初の e2 (R2) で奥面上段は左に橙、右に赤と対面色で合体します。つまり、この青の面の右側面を奥または手前に廻して PBL を廻すことが予想できます…、できたらいいですね。私にはまだ無理で、できあがってから把握して廻しました。
私は上面に白が来た方が迷いなく廻せるので、前左右の最後は w2 (L2) にし、
b (D) の後に下前 e s- e n2 e- s e n2 e2 (R F' R B2 R' F R B2 R2) を廻し、最後に t (U) で完成させました。
通して、
n e- t- e t- e- t2 e t e2 t- w2 b e s- e n2 e- s e n2 e2 t
(B R' U' R U' R' U2 R U R2 U' L2 D R F' R B2 R' F R B2 R2 U)
最後はもちろん b (D) でも構いません。
慣れてる方は白で下面一色がインスペクションで読めそうにも思いますが、Guimond method は読み慣れてなくても先読みがしやすく、悪くない解法だと思います。少なくとも私は気に入っています。