スキューブ試し解き、その2です。前回のは読みやすいスクランブルを選んだので、今回は多少面倒くさいものを紹介します。
g の回転方向が反時計回りに見えたので新しいものを作りました。これまでのものは、手間が膨大になるので、修正せずにそのままにさせておいてください。本質的な変更はありません。
tribox contest 2020年 前半期 第13節
スクランブルその4
U L U L B' L R' L' R B' R'
写真は今ひとつ分かりにくく感じたので、模式図で示します。底面色の板と隅の組み合わせが底と左下に来るように y2 で持ち替えます。
右下は e- で入るのが分かりやすいですね。ただ、左上にいる奥下隅は w- n w と面倒な 3手が必要で、右上にいる前下隅も e- のあとは素直な向きでは入れられません。
いつもうまくいくわけではありませんが、今回は e- の前に n- を廻しておくと、右下隅を入れるのには影響なく状況を変えることが出来ます。
下の図で言えば、灰色に塗った五角形が n- で、左図から中図、中図から右図での位置へ移動します。
ここで e- で右下隅を入れると
n- で奥下隅が入り、さらにそれで浮いた前下隅が s- で入ってくれます。
最初から手順を示すと、
n- e- n- s-
上板はどこに移動するでしょう?スクランブル時点で W面にいます。n- で上面、e- で E面、n- では影響を受けず、s- で上面に上がります。
つまり、右下→奥下と入れたら前下と上板も入ってしまいます。前回転&板上げスキップのラッキーケースですね。
私はこれ以上は読みませんでしたが、せっかくですからもう一面読んでみましょう。左前面にある緑はどこに行くでしょう?
n- も e- も左前面には影響しません。最後の s- で右前面、E面に行くだけですね。
左下隅の前面色が緑なので、時計移動が必要になります。
上面にいる橙は?n- で N面、e- で 上面、次の n- で再び N面に戻り、最後の s- は影響しません。
S面色が緑であるので、対面の N面は黄です。つまり、橙は W面への反時計移動が必要になります。
分かる人には分かってしまうのでしょう。二の字で完成する状況になりますね。実際、y2 して二の字EN上げで完成しました。
右下隅を入れる前のセットアップ、FMC で言えば pre move になるのでしょうか?なかなか有用だと思います。読みの参考にしていただければ幸いです。