2020年04月17日

スキューブ:上隅向き替え&中板"反"時計移動

スキューブでの中段センター(以下、中板)移動と上隅向き替え、その4、中板の N→S→E(→N)の"反"時計回転移動についてです。基本的には Rubik'skewb の 27 algorithms method で紹介されている手順そのままです。

時計移動同様、反時計移動も既に合っている面を左(W面)に持ってきて手順を廻します。

毎度のことになりますが、J式スキューブの回転記号を再掲しておきます。反時計回りでは各記号に"-"が付加されます。Skewb_rotation.jpg

手順の数は時計移動と同様に、隅向き替えなし(平), 隅の Pi 上げ 4種, 対隅上げ 4種の合計 9手順となります。私は先に時計手順を覚え、反時計だった場合は時計 平を追加して廻していました。いきなり全ては覚えられないので、徐々に覚えればいいと思います。

反時計 平
MCenterCCW.jpg
(g e- g- e) (s m- s- m)

もちろん、時計 平の逆手順、27 algorithms method には載っていません。上下をひっくり返して廻してしまえばいいですから。ただ、持ち替えはトラブルの素ですし、時間もロスします。可能であればこのまま廻してしまいたいですね。実際、g で開始する方が m- で始まる手順より廻しやすいと思います。

反時計 PiE上げ
M_CCW_PiE.jpg
n- (s- e- s- e-) n- e- s

27 algorithms method #14 の一段めです。

反時計手順も時計手順同様、E→N→W→S の反時計回りに紹介していきます。反時計手順は時計手順とごっちゃになりやすく、実際逆手順がほとんど、27 algorithms method で唯一異なっていた手順も逆手順に置き換えてしまったので、全て時計手順の逆手順と言って過言ではありません。そのぶん、語呂合わせをして覚えました。

”炎(えん)、せっせ熱す”、ずっと反時計廻しだったのが、最後だけ時計廻しになるのでお気をつけ下さい。n を廻しやすくするために、30° くらい傾けて廻しています。

反時計 PiN上げ
M_CCW_PiN.jpg
e- (g n g- n-) e n s-

27 algorithms method #15 の一段めです。

語呂合わせは "いい、ガンガン、いいね、ッス”、最後に無理がありますね。反時計手順は、平と Pi 上げの 3番目が初手が時計回しである他は、全て反時計回しから始まり、この手順もその多数派に属すこと、中間が時計時計→反時計反時計、そのあとの e が時計廻しであることが把握できていれば充分でしょう。

反時計 PiW上げ
M_CCW_PiW.jpg
e (s- g-) e- (s- g- s- g-)

27 algorithms method #12 の一段目です。

語呂合わせは”いい、すげぇ、すげすげ”、最初の”すげぇ”は s- g- e- ですが、後半は s- g- s- g- であり、e・e- は廻しません。まぁ、スキューブの手順を語呂合わせで覚えるような人は全世界でほぼ皆無とは思いますが。反時計手順でほぼ唯一の初手が時計廻し、同じく E隅廻しで始まる Pi N 上げとごっちゃにしないようにしましょう。ですがあとは全て反時計廻しです。廻しやすい手順だと思います。

反時計 PiS上げ
M_CCW_PiS.jpg
g (s e- s e-) s g e-

27 algorithms method #13 の一段めです。

語呂合わせは"爺、せっせ、すげぇ”です。何がすごいかは気にしないようにしましょう。中間は隣接二隅を、ローラーやギアが内側に巻き込んでいくように、時計→反時計→時計→反時計と廻していきます。

時計手順と同様に、反時計手順を、平→Pi E→Pi N→Pi W→Pi S 上げの順に廻していくと、もう一度 反時計 平を廻せば完成する状態になります。

反時計 SE上げ
M_CCW_uSE.jpg
g- e- s (g e- s) g- e- s-

27 algorithms method #16 の一段めです。

語呂合わせは”下衆(ゲス)、下衆、下衆”、まぁ仕方がありません。組み合わせは三回とも一緒ですが、一つ目は末尾の s のみ時計廻し、二つ目は時計→反時計→時計廻し、最後でようやく全て反時計廻しです。そんな感じで、いろいろ引っかかりを作ると記憶しやすくなると思います。

…目隠し競技をしている人達はこんなのも苦もなく覚えてしまうのでしょうね。羨ましい限りです。

反時計 EN上げ
M_CCW_uEN.jpg
s- (n e- n-) s (n e n-)

27 algorithms method #17 の一段めです。
語呂合わせは”スネン、スネン”、意味がなく、語路になっていませんね。最初の s- n は対角隅をどちらも手前から遠ざかる方向に廻し、次は e- と反時計廻し、前半は n の次の e- が反時計廻しで、後半では n の次は e と時計廻しであるのは、類似手順の時計 WS上げと同様です。セットにすると覚えやすくなるかもしれません。

反時計 NW上げ
M_CCW_uNW.jpg
g- e (s e s- e-) g e-

27 algorithms method #18 の一段めです。

最初は反時計 PiS上げの”爺”と異なり”GE(General Electric)”、前身はエジソンが起こした電気会社だそうですね。それはともかく、s e s- e- は右に行って左に戻る感じです。最後は前半とは逆で g 時計廻し、e- 反時計回しとなります。

反時計 WS上げ
M_CCW_uWS.jpg
s- g e (s- g- s-) e- g s-

27 algorithms method #19 の一段めです。

語呂合わせは”すげぇ、すぐ〜〜”、後半は省略させていただきました。好きにしていただければと思います。
初手が反時計廻しなのに、2・3手めは時計廻し、再び s- から 4連続で反時計廻しですが、ラス前の g は再び時計廻し。廻す隅が頭に入れば、意外と廻しやすい手順で、幾度となく助けられてきました。

反時計手順も、Pi E→Pi N→Pi W→Pi S→SE上げ→EN上げ→NW上げ→WS上げ→平、の順に廻していくと完成状態になります。こちらも日々の練習に使っています。

posted by じゅうべい at 14:49| Comment(0) | スキューブ