スキューブで左下と底、右下が全て揃っていない状態からその三つ組みを揃える手順の第三段、底が W面および T面を向いている時の手順を紹介します。
底が W面にある場合はやや特殊かもしれません。右下隅の底面が S面を向いている場合は e- で一手で入ってしまうので、底をその前にn g で入れてしまえば完成します。右下隅の底面が上面を向いている場合は n- の一手で右下隅と底の二つが E面で合体してしまうので、あとは e- g- で三つ組みが揃います。右下隅の底面が E面を向いている場合は e- の一手で右下隅に移し、n で底を右下隅と N面で合体させて g で三つ組みとします。方向によって経路がまるで違うのが面白いですね。
続いて底が W面、右下隅が N隅にある場合です。
この場合は右下隅が W面と上面を向いている場合は右下隅が S隅にある場合と似た感じになります。W面を向いている場合はすでに二つ組が合体しているので持ち替えてもいいでしょうが、このまま n e g- でも入れることができます。右下隅が上面を向いている場合は e で右下隅を G隅に持っていけば n で合体し、g で三つ組みを完成することができます。
この場合は右下隅が W面と上面を向いている場合は右下隅が S隅にある場合と似た感じになります。W面を向いている場合はすでに二つ組が合体しているので持ち替えてもいいでしょうが、このまま n e g- でも入れることができます。右下隅が上面を向いている場合は e で右下隅を G隅に持っていけば n で合体し、g で三つ組みを完成することができます。
ここで、右下隅が N面を向いている場合は四手手順になります。二つ組を E面で合体することになり、それに三手掛かってしまいます。私は基本は持ち替えて避けるようにしています。持ち替えても避けられない時にはむしろ「四手で隅が全て揃う」ラッキーケースとなります。底 S面で右下隅が S隅でかつ E面を向いている場合と同様ですね。
次は底が W面、右下隅が G隅にある場合です。
底が W面にあり、右下隅がG隅にある場合はどれも類似の入れ方になります。基本は右下隅の底面が N面を向いている時で、n 一手で右下隅と底が合体します。この状況は底が N面、右下隅が G隅にあり、底面が N面を向いている状況と一緒ですね。g 一手で三つ組みが完成します。ですので、右下隅の底面が E面を向いていたら g で、下面を向いていたら g- で N面に向け、あとは n g で三つ組みが揃うことになります。
底が W面にあり、右下隅がG隅にある場合はどれも類似の入れ方になります。基本は右下隅の底面が N面を向いている時で、n 一手で右下隅と底が合体します。この状況は底が N面、右下隅が G隅にあり、底面が N面を向いている状況と一緒ですね。g 一手で三つ組みが完成します。ですので、右下隅の底面が E面を向いていたら g で、下面を向いていたら g- で N面に向け、あとは n g で三つ組みが揃うことになります。
続いては底が T面にある場合です。やや不遇で、他の組み合わせでほぼ代用できてしまいますが、専用手順も考えてみましょう。
右下隅が S隅にある場合、底面が上面を向いていたら既に右下隅と二つ組を形成していることになるので、持ち替えてそれらを左下と底にして、s- e- で入れてしまうのが普通でしょう。ただ、このまま e- g- でも入ります。
右下隅が S隅にある場合、底面が上面を向いていたら既に右下隅と二つ組を形成していることになるので、持ち替えてそれらを左下と底にして、s- e- で入れてしまうのが普通でしょう。ただ、このまま e- g- でも入ります。
右下隅の底面が S面を向いていたら、右下隅を左下隅に、底を W面に持ち替えて、g n g で入れた方が廻しやすいかもしれません。このまま入れるのであれば、右下隅はそのまま e- で入る位置にあるので、その前に底を n- g で入れておくことになります。
右下隅底面が E面を向いていたら、それを左下隅に持ち替えて底を S面に向けて e s- g- の方が分かりやすいかもしれません。このまま入れるのであれば、右下隅は s であとは e- で入る形になり、底は s であとは g- で入る形になるので、合わせて s g- e- で三つ組みが完成します。
底が T面、右下隅が N隅にある場合も持ち替えた方が分かりやすいかもしれないのは同様です。
右下隅が N隅にある場合、底面が上面を向いていたら S隅にある場合と同様に、既に右下隅と二つ組を形成していることになります。持ち替えてそれらを左下と底にして、n e で入れてしまえば記憶量を減らすことができます。ただ、このまま e g でも入ります。暗記ではなく、考え方を把握しておけば、インスペクション中に充分に考えつけることでしょう。
右下隅底面が N面を向いていたら、それを左下隅に持ち替えて底を W面に向けて e- n g 入れることもできます。このまま入れるのであれば、右下隅は n- であとは e で入る形になり、底は n- であとは g で入る形になるので、合わせて n- g e で三つ組みが完成します。これも、右下隅 S隅で底面 E面の場合と同様ですね。
右下隅が N隅にある場合、底面が上面を向いていたら S隅にある場合と同様に、既に右下隅と二つ組を形成していることになります。持ち替えてそれらを左下と底にして、n e で入れてしまえば記憶量を減らすことができます。ただ、このまま e g でも入ります。暗記ではなく、考え方を把握しておけば、インスペクション中に充分に考えつけることでしょう。
右下隅の底面が W面を向いていたら、右下隅を左下隅に、底を S面に持ち替えて、g- s- g- で入りますが、このままでも右下隅はそのまま e- で入る位置にあるので、事前に底を s g- で入れておけば三つ組みが揃います。右下隅 S隅で底面 S面の場合と同様ですね。
右下隅底面が N面を向いていたら、それを左下隅に持ち替えて底を W面に向けて e- n g 入れることもできます。このまま入れるのであれば、右下隅は n- であとは e で入る形になり、底は n- であとは g で入る形になるので、合わせて n- g e で三つ組みが完成します。これも、右下隅 S隅で底面 E面の場合と同様ですね。
底が T面、右下隅が G隅にある場合は、
右下と底が E面で合体している状態、底が E面で右下隅が G隅でかつ E面に向いている状態にするのが基本です。その場合は g- で完成しますね。ですので、右下隅の底面が E面を向いていたらそのまま底を上面から S で E面に持っていき、あとは g- で完成します。右下隅の底面が N面を向いていたら g-、下面を向いていたら g で同様の状況を作り出し、あとは s g- で完成させます。
ここまでくどくどと書かなくても、スキューブを手に実際に廻してみれば充分に理解できると思います。状況の再現には逆手順を廻してみてください。
右下と底が E面で合体している状態、底が E面で右下隅が G隅でかつ E面に向いている状態にするのが基本です。その場合は g- で完成しますね。ですので、右下隅の底面が E面を向いていたらそのまま底を上面から S で E面に持っていき、あとは g- で完成します。右下隅の底面が N面を向いていたら g-、下面を向いていたら g で同様の状況を作り出し、あとは s g- で完成させます。
ここまでくどくどと書かなくても、スキューブを手に実際に廻してみれば充分に理解できると思います。状況の再現には逆手順を廻してみてください。