スキューブは、上面隅だけ合っていない状況は 2通りしかありません。場所がズレていることはなく、向き合わせだけになります。
一つは対隅向き替えです。
対隅SE上げ:e (n- g- n g) e- (s g s- g-)
e 時計→ 反時計x2→ 時計x2→ e 反時計→ 時計x2→ 反時計x2、リズミカルなので充分に覚えられると思います。慣れていないと引っかけて崩壊させたりしまいますが。
もう一つはこの向き替えが左右上隅だけでなく、前奥上隅でも発生している Pi上げ (333 の隅向き替えの Pi と同じ向き替え)です。
ギリシャ文字(円周率)の π がイメージされているのでしょうね。E面は手前の二隅を持ち上げ、W面は両方とも横側から持ち上げる感じで、90°ずらして S上げN下げなどと呼んでいた頃もありました。
ただ、この Pi E上げは (n- e n e-)x2 とやや廻しにくいので、y2 で
Pi W上げにして、(e n- e- n)x2 で廻した方がいいでしょう。上板N上げの手順を二回廻すことになります。一緒に覚えられて便利ですね。
スキューブを解くだけならこれらの手順だけで充分ですが、スピードを追及するならいくつかのことを同時に済まさないといけませんね。それはまた次回にさせていただこうと思います。