メガミンクスの底星 (star) については言えることがありません。デイジーで入れられるならそのように、底面周囲の色配列は覚えているので、ズレた位置に入れて最後に合わせることもあります。今後、知識を得たり、工夫ができたら、何か書くかもしれません。
F2L についてもたいしたことが言えるわけではありませんが、表を作ってみました。
基本的に PLANET PUZZLE の手順をアレンジしたもので、C・D のみ、今はなき Cube's net の手順を採用しています。A0 については、持ち上げて J で処理するので掲載していません。多くの手順で、ハイフンの前が IT化、後が I または T の手順となっています。
添え字の 1・2 は混乱を生むだけと感じ、付けていません。あえて付けるのなら、左向き・左連結には l (小文字のL)、右向き・右連結には r を付けると良いのではと思います。図のファイル名はそのようにしています。
Q・R は隣接 (Qa・Ra, a: adjacent) と対面 (Qo・Ro, o: opposite) に分けています。最後の一つは分類不能なので、V の次ということで W と命名しました。
参考欄に、隅と辺の位置関係・向きを日本語表記したものを加えました。私は最初に F2L を覚えようとした時にこのように分類しないとなかなか把握できず、頭に入らなかったものです。そのまま覚えられる人々が羨ましいですね。
どうも、この”さくらブログ”では表に罫線が入ってくれないので、その辺はご寛恕をお願いします。
左向き/左連結 | 右向き/右連結 | 参考 | |
A | U' F' U F - U R U' R' | 底桂馬-底 | |
B | (R U R' U')x3 | R U' R' - F' U2 F | 上連結-上 |
C | F' U' F U - F' U'2 F U - F' U' F U | R U R' U' - R U2 R' U' - R U R' U' | 底連結-横・異色 |
D | F' U F U - F' U2 F U' - R U R' | R U' R' U' - R U'2 R' U - F' U' F | 底連結-横・同色 |
E | F' U F2 R' F' R | R U' R'2 F R F' | 底桂馬-横・異色 三手めは初手と逆方向 |
F | U2 F' U F - R U R' | U'2 R U' R' - F' U' F | 底桂馬-横・同色 |
G | U F' U F - U'2 F' U F | U' R U' R' - U2 R U' R' | 上連結-横・同色 |
H | U F' U' F U' - R U R' | U' R U R' U - F' U' F | 上連結-横・異色 |
I | U' F' U F | U R U' R' | 横連結-後・同色 |
J | U F' U'2 F U' - R U R' | U' R U2 R' U - F' U' F | 横連結-後・異色 三手めは、最初と逆方向に 72°x2 |
K | F' U F U'2 - R U R' | R U' R' U2 - F' U' F | 横連結-横・同色 四手めは二手めと逆方向に 72°x2 |
L | U F' U F U' - F' U' F | U' R U' R U - R U R' | 横連結-横・異色 |
M | R U - R' U R2 - B' R' B U2 R' | F' U' - F U' F'2 - L F L' U'2 F | 横連結-上・同色 二手目の後、側面逆回転→上面同側回転→側面元の方向72°x2 挿入 |
N | F' U'2 F U - F' U' F | R U2 R' U' - R U R' | 横連結-上・異色 二手めは感覚として初手と逆方向(実際は反時計→反時計、時計→時計)に 72°x2 |
Qa | U F' U' F - U'2 F' U F | U' R U R' - U2 R U'R' | 上桂馬-横-底と逆側・上同色 a: adjacent(隣接した) |
Qo | U F' U'2 F - U'2 F' U F | U' R U2 R' - U2 R U'R' | 上桂馬-横-底と逆側・上同色・対面 o: opposite(反対側の) |
Ra | U F' U2 F U' - R U R' | U' R U'2 R' U - F' U' F | 上桂馬-横-底と逆側・上異色 a: adjacent(隣接した) |
Ro | U F' U F U' - R U R' | U' R U' R' U - F' U' F | 上桂馬-横-底と逆側・上異色・対面 o: opposite(反対側の) |
S | U' R U'2 R' - U2 R U' R' | U F' U2 F - U'2 F' U F | 上桂馬-横-底と同側・上同色 上面回転は最初と次とで同方向、その次が逆方向 |
T | F' U' F | R U R' | 上桂馬-横-底と同側・上異色 |
U | U' F' U2 F - U' F' U F | U R U'2 R' - U R U' R' | 上桂馬-底・上横同色 上面回転は最初と次とで逆方向 |
V | U'2 R U R' - U R U' R' | U2 F' U' F - U' F' U F | 上桂馬-底・上前同色 |
W | U2 R U2 R' - U R U' R' | U'2 F' U'2 F - U' F' U F | 上底-対面 |
メガミンクスをたしなんでいる方々には言うまでもないことですが、メガミンクスでは U2 は U'2 と異なります。F2 と F'2、R2 と R'2 も同様です。手順中の向きを気をつけた方がいいところを太字にし、下線も引いておきました。
D と F については、U・U' が U2・U'2 になっているところがあります。変更になった 2 だけを太字にし、下線も引いています。
M は Cube Voyage では E を作ってから廻す 12手の手順が掲載されていましたね。私は PLANET PUZZLE の 9手の手順を愛用しています。メガミンクスに流用する際、2手の追加が必要になり、その前後にハイフンを入れ、太字にして下線も引きました。それでもまだ 11手ですが、ややアクロバティックなのでメガミンクスには向かない手順かもしれません。
図を入れていない分、コンパクトな Excel シートも貼っておきます。
F2L も最近は OLL のような番号制になっていると聞きますが、A1・A2 を区別するのは現場では無意味に感じますし、隅と辺の位置関係及び向きを分類して端的に命名したものとして、私はこのラテン文字分類は悪くないものと感じています。
F2L を覚えるのすら苦労した私の独自の覚え方ではありますが、333 の場合と同様に、底にジェットエンジンが付いているイメージで、底を押す方向に上面を廻し、つられた方向に側面を廻す、その後、表手順では上面がそのまま進む方向に、裏手順では上面が戻る方向に廻り、側面を戻すことで IT化する、そのような手順が多いですね。
その場合、G・L・R および F が表、H・Q が裏手順になります。E・K・N は底を含む側面で廻し、それにつられた方向に上面を廻すのが最初の二手になります。こうした分類をするだけで、私は F2L をだいぶ覚えやすく感じました。
上記の表・Excelシートに示した手順は、F2L・S2L・T2L (それぞれ first 2 layers, second 2 layers, third 2 layers) のどれでも同様に使えますが、F2L においては楽な手順、特に G・H に変換して、C・D・M を避けるのは有効だと思います。
もちろんメガミンクスをたしなむ方々には釈迦に説法とは思いますが、メガミンクスの F2L 手順に慣れてない方に参考にしていただければ嬉しく思います。